'98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round3
ハイランドGT選手権レース大会
NSXまたしても速さを結果に結び付けられず
ペンズオイル・ニスモGTRが開幕戦に続き連勝!
梅雨の合間、蒸し暑さも風のおかげで和らいでいる。6月28日、全日本GT
選手権は仙台で第3戦を迎えた。といっても前戦富士はアクシデント、悪天候の
末中止となっており実質は2戦目。
今季開幕から優勝候補筆頭となっているものの、開幕戦の鈴鹿では惜敗したN
SXがテクニカルな仙台ハイランドで念願の初優勝を遂げるのか。それともスカ
イライン、スープラがそれにストップをかけるのか注目された。
また、混戦のGT300では強豪を抑えて#15ザナヴィシルビアがPPを奪取
しており、こちらの戦いも見逃せない。
予定どおり午後2時10分。ゆっくりとしたペースから1周のローリングの後
スタート。#16NSX、#23GTR、#5スープラと予選順に1コーナーをクリ
ア。
1周目 最終コーナー、5位走行の#18NSXスピン、再スタート。
4周目 最終コーナー、GT300クラストップの#15シルビアを#7RX7がかわ
しトップへ。#15シルビアは5周目さらに順位を落とす。
5周目 #38スープラ、#64NSX、#100NSX、#50GTR……と続く7位
集団の争いが熾烈だ。7周目、この集団から2台のNSXが抜け出す。
12周目 トップ快走中の#16NSXがスロー走行、ピットイン。そのままガレー
ジへ。#64NSXもピットイン。両車とも駆動系のトラブルの模様。早
くもNSX勢に暗雲が垂れ込める。
16周目 #50GTR、ペナルティのピットイン(不正スタート)。
17周目 #100NSXの追い上げが激しい。前車を次々に抜き現在4位。
19周目 #100NSX、#2GTR抜き3位へ。
20周目 トップ#23GTRは2位#5スープラを17秒引き離し連勝へ向け快走。
しかし、#100NSXがトップをラップ1秒以上上回るペースで追い上
げている。
●20周目順位
No.Cls--Car----------------------Drivers----------
23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美
5 500 5ZIGEN SUPRA グーセン/桧井
100 500 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田
2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦
39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川
12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤
3 500 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中
36 500 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ
37 500 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート
6 500 ESSO Tiger Supra ラファネル/高木
38 500 FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田
---------------------------------------------------
25 300 つちやMR2 鈴木恵一/舘
7 300 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山路/松本
81 300 ダイシンシルビア 福山/大八木
44 300 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野
15 300 ザナヴィシルビア 近藤/青木
---------------------------------------------------
23周目 #100NSX、#5スープラ抜き2位へ。トップとの差21秒。
25周目 #23GTRと#100NSXの差16秒。
26周目 序盤の遅れを挽回して10位走行中の#18NSX、コントロール失いクラッ
シュ。ダメージひどくその場でリタイア。
27周目 ルーティンのピットインが始まる。まずは#12GTR。
28周目 #23GTRと#100NSXの差13秒。
29周目 #23GTRのペースが落ち、#100NSXの差8秒
30周目 #23GTRと#100NSXの差5秒。追いつくのは時間の問題だ。
#2GTRと#39スープラの3位争いが激しい。
33周目 #100NSXついに#23GTRのテールにつくと、あっさりと抜き去りト
ップへ。ラップタイム差3秒では抑えきれない。
3位#2GTRピットイン(ルーティン)。正彦から亜久里へ。
35周目 2位#23GTRピットイン(ルーティン)。コマスから正美へ。
36周目 3位#6スープラ、ピットイン。しかし、コースに戻った途端に他車と
接触しスピン。大きく遅れる。
40周目 トップ#100NSXようやくピットイン。飯田から国光へ。ピット作業に
手間取り。#23GTRの先行を許す。
●40周目順位
No.Cls--Car----------------------Drivers----------
100 500 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田
23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美
2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦
36 500 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ
39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川
3 500 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中
12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤
5 500 5ZIGEN SUPRA グーセン/桧井
37 500 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート
50 500 ARTAスカイライン 本山/土屋武士
---------------------------------------------------
25 300 つちやMR2 鈴木恵一/舘
44 300 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野
15 300 ザナヴィシルビア 近藤/青木
7 300 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山路/松本
91 300 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原
---------------------------------------------------
41周目 #3GTRが他車(#12?)と接触してコースオフ。コース復帰に手間
取るがどうにかピットに戻る。
45周目 1コーナー。2位#100NSXと#6スープラが絡んでコースアウト。
かなり激しく当たったため、2台共その場でリタイア。
どうやら国さんのミスらしく、車を降りて高木に謝っている。
これでNSXの優勝は次戦以降に持ち越しとなった。
47周目 5位#12GTRがペナルティのピットイン(プッシング)。
50周目 順位GT500(TOP10) #23-#2-#36-#39-#12-#5-#37-#50-#88-#30
GT300(TOP 5) #25-#15-#7-#910-#44
トップ#23GTRは連勝へ向け独走態勢を固めつつある。
51周目 #50GTR、#37スープラ抜いて7位へ。
53周目 #50GTR、GT300の#91MR2を抜こうとして接触。コースオフして
ガードレールに接触。リタイア。
56周目 GT300の2位#15シルビア、他車と接触したらしく右フロントを傷めて
タイヤと干渉している。
57周目 #36スープラと#39スープラの3位争いが激しい。#39(谷川)が盛ん
に仕掛けるが#36(フォンタナ)も巧みにブロック。
●フィニッシュ(63周目)順位(TOP15)
No.Cls--Car----------------------Drivers----------
23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美
2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦
36 500 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ
39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川
12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤
37 500 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート
5 500 5ZIGEN SUPRA グーセン/桧井
30 500 綜警 PORSCHE 山田/岡田
88 500 ディアブロGT-1 和田久/古谷
25 300 つちやMR2 鈴木恵一/舘
15 300 ザナヴィシルビア 近藤/青木
7 300 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山路/松本
910 300 ナインテンポルシェ 余郷/小林
21 300 ダンロップ-BP-BMW 一ッ山/加藤
44 300 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野
---------------------------------------------------
安定した速さを保った#23GTRが開幕戦鈴鹿に続き連勝。
GT300クラスも#25MR2が連勝。
(結果は暫定。レポート中の周回数はトップのものです)
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
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