小暮 卓史(優勝)
スタートは悪くなく、「決まった」と言える出来でした。序盤は作戦通り後続を引き離すことができ、自分のペースで走れました。
ピットアウトの時に松田選手に引っかかりましたが、それ以外はペースも燃費も最後まで問題なく走れました。
ここ数戦ロイックとは良い戦いができてて、お互いに力も認め合ってるし、一番のライバルといえます。
今日スタートを失敗するのを見たときは正直ほっとしましたが、チャンピオンシップのこともあったので、
「せめてブノワの前でフィニッシュしてくれ」と思っていました。
今週はチャンピオンシップの可能性を鈴鹿に繋げることだけを考えてレースをしていたので良かったです。
1レースで4ポイント差は厳しいですが、レースの流れはPIAAナカジマに来ていると思うので、鈴鹿でもこの流れでいって、
自分のベストを尽くすのみです。
ロイック・デュバル(2位)
今日のレースは良くも悪くもありませんでした。スタートは全然好くなかったです。
フリー走行からクラッチの調子が良くなかったので今朝交換したんですが、スタートでも同じ症状が出てしまい、
一時は8位まで落ちてしまいました。
それでも2位まで挽回しましたが、どうしてもコグレとの差を詰めることができませんでした。
まぁチームにとっては最高の結果になったので、それに関しては良かったと思います。
もしコグレに追いつけたとしても、抜くことができたかどうかは分かりませんからね。
最終戦では、少なくともランキング4位は狙っていきたいです。
ブノワ・トレルイエ(3位)
スタートは良かったけど、その後のレースは良くなかったです。
序盤はタイヤに負担をかけすぎたし、速いクルマに次々に抜かれてしまったので「2ストップでもやる気なのか」と思ったぐらいでした。
それでも20周以降はクルマも安定してきたので、できる限りハードにプッシュしました。
クルマの状態は良かったけど、作戦が失敗だったようですね。
(カナーンの参戦について)良いドライバーだとは聞いていますが、それでもフォーミュラニッポンは簡単なレースじゃないので、
いきなり結果を出すのは難しいと思いますよ。聞いた話ではナカジマさんのチームから出るようですが、それがどういう影響を及ぼすのか。
せめてポイント争いをしている僕らの間に割って入らなければ良いなと思っています。
中嶋 悟(優勝チーム監督)
良いドライバーと良いメカニックに恵まれ、これ以上出しようのない最高の結果を得られたことは、チーム監督として非常に嬉しく思います。
これ以上どう表現していいかも分からないほどです。
小暮君は一見荒削りですが、速さは以前から持っていました。今はその荒さがとれて、速さだけが残った感じですね。
少し頭が良くなったんでしょう(笑)
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Phot: Yoshinori OHNISHI