2003全日本GT選手権 第3戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2003年5月24-25日 ■開催場所:スポーツランドSUGO ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ クスコスバルADVANインプレッサ、 チーム力で追い上げて6位入賞 JGTC第3戦は新緑のスポーツランドSUGOで開催され、クスコスバルADVAN インプレッサは、予選7位からいったんポジションを落とすが、粘りの走りで順位を 上げ6位でゴールして6ポイントを加算した。 5月24日の11時から行われた公式予選1回目。いつものように谷川達也がステア リングを握ってアタック。谷川は他車両に2回引っかかりクリアラップが取れなかっ たが、それでも1分25秒635でクラス6位につけた。15時からの公式予選2回 目は残り2分の時点でアクシデントのため赤旗中断、そのまま終了となった。この公 式予選2回目でタイムアップならず1台に逆転され7位となったが、これは今年ベス トのグリッド。車両は、1戦ごとに熟成されている。 決勝日の25日も天候は、はっきりしない曇天。14時48分に81周決勝レースの スタートが切られた。スタートを担当したのは谷川。 コーナリングで勝るインプレッサは、1コーナーからヘアピン、そして馬の背からSP までは他車両に勝るスピードを見せるが、上りのメインストレートでどうしてもスピー ドが乗らず1コーナーまでにパスされ、1周目に9位、6周目に10位、そして15 周目には14位と徐々にポジションを落としていく苦しいレースに。 それでも谷川はアクシデントに遭わないよう慎重にドライブし、我慢の走行を続け、 徐々にポジションアップ。折り返し点に近い35周目あたりからルーティンピットに 入る車両が出始めたが、谷川は4位までポジションアップして40周目に5位でピッ トイン。ドライバーは小林且雄に交代。スムーズなピットワークで9位でコース復帰 した。 小林は後半、特にGT500ではトップ争いが熾烈であったために、後方にも気を配 りながらステディにまとめ、50周目にはクラス6位に浮上。最後は5位の#2NSX に5秒差まで追い詰めたが、ここでチェッカー。粘りの走りで6ポイントを獲得した。 ■小林且雄選手 「我慢のレースでした。他のGT300車両が自滅で消えていく中、チーム一丸となっ て頑張りました。まだまだクルマは手を入れなければならないところが多いです。 6位という結果には満足していませんし、ファンの方もまだ喜ばないでください (笑)。まだまだ速くなりますから!」 ■Race Results Pos.No. Driver Car Name Laps/Diff 1 #31 佐々木孝太/後藤 聡 RRECKLESS MR-S 75 1:53'13.056 2 #5 玉中哲二/三船 剛 BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R 75 +2.920 3 #7 谷口信輝/大井貴之 雨宮マツモトキヨシアスパラRX-7 75 +14.294 4 #43 新田守男/高木真一 ARTA Garaiya 75 +31.725 5 #2 高橋一穂/渡辺 明 リニューカー・ベルノ東海NSX 75 +42.981 6 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ 75 +48.725 7 #81 星野一樹/植松忠雄 ダイシンADVANシルビア 74 1lap 8 #26 山路慎一/西澤和之 PLUS e タイサン アドバン GT3R 74 1lap 9 #69 山岸 大/位高 敬 FK/Massimo ADVANポルシェ 74 1lap 10 #910 平川 晃/宮川やすお 910 BORO アドバンポルシェ 74 1lap ◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。