全日本GT選手権

JGTC 第6戦 GT in KYUSHU 300km 決勝/ホンダモータースポーツニュース


(C)Honda

       RAYBRIG NSX(中野信治/加藤寛規 組)が10位入賞

決勝日:開催日:2004年10月31日(日)
サーキット:オートポリス
決勝周回数:63周(294.462km)
天候:予選/曇り 決勝/曇りのち晴れ
気温:17.0℃(14:00現在)
コースコンディション:ドライ
観客数:4万9500人

 10月31日(日)、大分県日田郡上津江村にあるオートポリス・国際レーシングコー
スにおいて2004年全日本GT選手権(JGTC)第6戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」の決
勝レース(63周)が行われ、#100中野信治/加藤寛規 組(RAYBRIG NSX)が10位となっ
た。

 30日(土)に行われた予選は曇り空のもと、激しいタイムアタックが繰り広げられ
た。Honda NSX-GT勢は#100中野信治/加藤寛規 組(RAYBRIG NSX)が1分43秒181を記
録し予選4番手、#8金石勝智/伊藤大輔 組(ARTA NSX)が10番手、#32松田次生/A.ロッ
テラー 組(EPSON NSX)が12番手、#18道上龍/S.フィリップ 組(TAKATA童夢NSX)が13
番手から決勝をスタートすることとなった。

 決勝日31日(日)の天気予報は「晴れのち雨」であったが、午後2時の決勝スター
ト時でも肌寒い曇り空のままで路面はドライ、気温17℃というコンディションであっ
た。

 決勝スタートは午後2時に総参加台数40台(GT500クラス17台)のマシンがローリン
グスタートを切る予定だったが、フォーメーションラップを3周走行したため、2時
5分にスタートが切られた。このため、決勝レースは2周少ない63周で競われた。

 スタート直後は加藤寛規選手(RAYBRIG NSX)が3位の好位置を走行。A.ロッテラー
選手(EPSON NSX)が7位、伊藤大輔選手(ARTA NSX)が10位、S.フィリップ選手(TAKATA
童夢NSX)が12位を走行する。加藤選手は#1ザナヴィ・ニスモZの追撃を抑えながら、
粘り強く3位を走行する。しかし、加藤選手は10周目の最終コーナーでGT300クラス
のマシンをパスするのに手こずったため、11周目のホームストレートで3位の座を
明け渡してしまう。そして序盤からハイペースな展開が続いたこともあり、Honda
NSX-GT勢はタイヤのコンディションが厳しい状況となっていく。レース中盤の30周
目には加藤選手が5位、A.ロッテラー選手が8位、伊藤選手が11位、S.フィリップ選
手が14位を走行する。

 各チームは25周を過ぎたあたりから、早めのドライバー交代を始める。加藤選手
からバトンタッチを受けた中野信治選手(RAYBRIG NSX)は、各車が1分47秒台で走る
状況で31周目に1分45秒820というハイペースを記録して追い上げを図る。

 心配された天候は予想を覆して周回を重ねるにつれて好転し、40周目あたりには
青空が広がった。そのため、気温に加えて路面温度も上昇し、終盤はさらにタイヤ
に厳しいコンディションとなっていった。47周目、激しい7位争いを繰り広げてい
た中野選手が他車に接触されてスピンを喫してしまう。中野選手はすぐに復帰する
ものの、ポジションを10位まで下げてしまう。

 そしてレースは63周を迎え、Honda NSX-GT勢はRAYBRIG NSXが10位、EPSON NSXが
12位、ARTA NSXが13位、TAKATA童夢NSXは14位でチェッカーを受けた。優勝は#1ザ
ナヴィ・ニスモZだった。

●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「Honda NSX-GTは前戦のツインリンクもてぎで、今シーズン初優勝を飾りましたが、
  まだまだ総合力でポテンシャルアップを図らなければならないと痛感しました。
  残りは最終戦の鈴鹿となりましたが、Hondaの地元でもありますし、今回の反省
  を活かして、好成績を残せるようなマシンに仕上げていくつもりです。NSXファ
  ンの皆様にも喜んでいただけるような結果を目指しますので、応援をよろしくお
  願いします」

10位 #100 RAYBRIG NSX
●加藤寛規(Hiroki Kato)選手
「予選も4番手と良い感じでマシンは仕上がり、決勝でも踏ん張ることができたの
  ですが、少しの差と運がこの差になってしまいました。タイヤの状態が厳しかっ
  たし、アクシデントがあったので、この結果は仕方がないですね。でも、最終戦
  の鈴鹿はかなりいけると思います。期待していてください」

●中野信治(Shinji Nakano)選手
「交代してから序盤はハイペースで走ることができました。そのあとも、7番手争
  いで良い走りができていたのですが、接触されて順位を落としてしまいました。
  残念ですが、自分自身の走りとマシンのできには、手応えは掴みました。鈴鹿で
  は表彰台の中央をねらって頑張ります」

◆ホンダのモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。


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