2004全日本GT選手権 第6戦 「ジャパンGT in 九州 300km」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2004年10月30-31日 ■開催場所:オートポリス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ クスコスバルADVANインプレッサ 3位ゴールで今季初の表彰台をゲット!! JGTC第6戦は10月30~31日に大分県のオートポリスにおいて開催され、小林且雄/谷 川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、予選8位スタートから3位でゴー ルして今季初の表彰台を獲得し、12ポイントを追加した。 予選の行われた30日は早朝まで降った雨の影響で、コースが一部濡れていたが、予 選1回目、11時からのGT300専有走行枠は完全なドライコンディションとなった。コー スインした谷川は開始6分で1分51秒733のタイムでクラストップに立った。しかし この後にタイムを更新する車両があり、結果的には8位というポジション。 予選2回目は15時10分からの20分間がGT300の専有走行枠。セッション中盤、谷川は 1分51秒273にタイムアップして、このセッション6位につけた。結果、2回の予選総 合では8位となり、ここからの追い上げに期待がかかった。 31日決勝日、次第に天候は好転していった。14時4分、63周の決勝レースがスター トした。スターターの谷川は混雑する中を巧みなドライブで#16NSX、#30MR-Sをか わして6位に浮上。さらに、7台による1列縦隊の行き詰まるトップ争いを演じた。 さらに11周目に#10フェラーリをかわして5位となり、3位の#43ガライヤと#80フェ アレディZの背後でポジションアップのチャンスをうかがった。 28周で谷川はピットインして小林にバトンタッチ。ピットワークも迅速で小林は前 半にポジションを争った#19セリカや#80Zよりも前のポジションとなる6位争いのグ ループでコース復帰した。 中盤にほとんどの車両がルーティーンピット作業を済ませると、小林は3位に。トッ プ争いを繰り広げる#7RX-7と#43ガライヤとの距離はやや離れており、小林は背後 には3台の車両を引き連れてのスリリングな走行となった。 最終ラップの第2ヘアピンで、2位を走行中の#43ガライヤが目の前でスピンした車 両との接触を避けようと急ブレーキ。この隙に小林は一瞬#43ガライヤをかわして2 位に上がるが、バックマーカーに前方を塞がれ、#43ガライヤに再逆転を許した。 しかし小林は無理な勝負は避け、3位で歓喜のチェッカー。今季初の表彰台を獲得 して九州地区のSUBARUファン、インプレッサファンを喜ばせた。 ■小林且雄選手 「良かった。うれしいのとホッとしたのと両方だよ。もう後半はずっとプッシュ。 GT500に追い抜かれるタイミングをうまく使うこともできたし、やっとレースを したって感じ。とっても疲れたけど、満足感でいっぱいです。ファンの応援も多 くて励みになりました!」 ■決勝結果:GT300クラス Pos. No. Driver Car Name Time/Diff 1 #7 山路慎一/井入宏之 雨宮アスパラドリンクRX7 1:55'42.855 2 #43 新田守男/高木真一 ARTA Garaiya +5.254 3 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ +5.706 4 #80 木下みつひろ/星野一樹 エンドレスダイシンアドバンZ +6.623 5 #19 青木孝行/谷口信輝 ウェッズスポーツセリカ +14.670 6 #16 山野哲也/八木宏之 M-TEC NSX +16.791 7 #11 松田秀士/菅 一乗 JIM RodeoDriveアドバンF360 +31.916 8 #10 田中哲也/余郷 敦 JIM Gainer アドバンF360 +46.948 9 #30 佐々木孝太/後藤 聡 RECKLESS MR-S +47.338 10 #31 田中 実/松田晃司 A'PEX i-mobisess MR-S 1Lap ◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。