全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第4戦 「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP」 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2004年7月17日 ■開催場所:十勝スピードウェイ(北海道) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■Zが予選1・2・3位を独占 #3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」がポールポジション JGTC第4戦のレースウィークエンドが始まった。舞台はJGTC公式戦として初開催の 十勝スピードウェイ。予選1回目が行われた17日午前の天候は晴れで気温は28℃、 路面温度も45℃と高い。北海道での30℃近い気温は予想外に高いといえる。 公式予選1回目、#3 Zは前半アタックを敢行し、スタートから10分間の最速タイム を記録。しかし、後半アタック組が続出したため、タイムは塗り替えられて9番手 で1回目を終えることとなった。 ニスモの2台は、#1「ザナヴィ ニスモZ」がハンディウェイト60kg、#22「モチュー ルピットワークZ」が30kgを積んで予選に臨んだ。アタッカーは#1が本山哲、#22は ミハエル・クルム。タイヤの使い方は両車ともオーソドックスな後半アタックで、 うまくクリアトラフィックをつかんだクルムがベストタイム1分14秒302を出してリー ダーボードのトップを獲得した。一方、#22より若干固めのタイヤをチョイスした #1の本山は1分14秒948の7番手となった。 公式予選2回目はGT500/GT300の合同走行から始まった。ニスモの2台は、#1が本山 哲、#22は影山正美が最初にドライブ。影山は、1分16秒台後半から17秒前半のハイ ペースで安定したラップタイムを刻んだ。そして、予選最後のGT500専有走行は両 車とも前半の数分の間に再アタックのための確認走行を行った。 また、2回目の予選でフレッシュタイヤ2セットを使う作戦をとった#12は最初から ハイペースのアタックランに臨み、アタック担当のブノワ・トレルイエはいきなり 1分14秒762の好タイムを記録した。いよいよ最後の決戦に向けて各チームともニュー タイヤを用意し終えた頃、コース上に1台がストップ。この車両を排除するために、 18分間にわたって予選は中断となった。 予選再開後最初にアタックしたのは#1の本山哲で、1回目のタイムを約0.1秒縮めた。 そして#12のトレルイエが予選1回目のトップタイムを約0.1秒強短縮するタイムを 出した。続いて#22のミハエル・クルムがアタックしたが、タイムアップは0.03秒 にとどまり、首位奪還は叶わず。 ここで大勢は決したかに思われたが、#3のエリック・コマスが最終ラップに#12の タイムをわずかに上回り、ポールポジションを確定した。 #1は、予選10位からレースをスタートすることとなった。 なお、GT300クラスでも#81「シーウェストダイシンアドバンZ」がポールポジショ ンを獲得したため、GT300、GT500ともZが2戦連続ポールシッターとなった。 ■公式予選結果 Pos. Car Name No. Driver Laps 1 G'ZOX・SSR・ハセミZ #3 金石年弘/エリック・コマス 1'14"136 2 カルソニック IMPUL Z #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治 1'14"190 3 モチュールピットワークZ #22 影山正美/ミハエル・クルム 1'14"280 4 WOODONE トムス スープラ #36 土屋武士/マルコ・アピチュラ 1'14"347 5 エッソウルトラフロー スープラ #6 脇阪寿一/飯田 章 1'14"398 6 DYNACITY トムス スープラ #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也 1'14"562 7 TAKATA童夢NSX #18 道上 龍/セバスチャン・フィリップ 1'14"652 8 auセルモスープラ #38 立川祐路/荒 聖治 1'14"745 9 EPSON NSX #32 松田次生/アンドレ・ロッテラー 1'14"754 10 ザナヴィ ニスモ Z #1 本山 哲/リチャード・ライアン 1'14"830 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。