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SUPER FORMULA

フリー走行 ナカジマレーシング好調、佐藤蓮、イゴール・オオムラ・フラガがワンツーで締めくくる

野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

 3月7日、2025年のスーパーフォーミュラ開幕大会(第1戦、第2戦)のフリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、午前は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、午後は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークした。

 今シーズンの幕開けとなるフリー走行は、先月のテストから2週間強を経て、風が冷たい寒空の下で行われた。13チーム、22名のドライバーの顔ぶれはテストと同じだ。

■フリー走行1回目

 午前11時から行われたフリー走行1回目をリードしたのは、チーム無限。走行前半は、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒412、後半は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒333で、この二人がワンツーという結果で1回目を締めくくった。

 無限の二人に続いたのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。そして、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)のチーム・ダンディライアンコンビ。

 フラガは、先日結婚したことを発表しているが、プライベートも充実し、ルーキーとは思えない安定した速さを示している。

 セッション終盤、ルーキーのオリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)がデグナーでフロントからクラッシュ。身体へのダメージもあったようで、チームからラスムッセンは大事をとって今大会の出走を見合わせ、代役として野中誠太を起用することが発表された。

■フリー走行2回目

 走行開始の午後3時30分になっても、気温は低いまま。

このセッションで気を吐いたのは、ナカジマレーシングの二人。走行前半、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)とフラガが、交互にトップタイムを叩き出した。

 これに続いたのは、ダンディライアンコンビ。やはり本命といえる二人は安定した速さを見せた。

 走行後半になると、テストで好調だった三宅淳詞(ThreeBond SF23)、そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)も上位に食い込んでくる。

 最後のアタックに入ってもナカジマレーシングの二人の速さは衰えず。佐藤がトップタイムを更新し、唯一36秒を切る1分35秒972をマーク。フラガが1分36秒081で続いた。

 以下、太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、阪口、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と続いた。

 結果表では、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がトップタイムとなっているが、これは最後のアタックにおいてシケインで止まりきれず行き過ぎた結果のタイム。走路外走行の判定が出ており、本来は無効となるべきタイムのはずだが……。

 午前トップタイムの野尻は、走行序盤でホイールナットが緩むトラブルを抱え、修復に時間を要し満足に走行ができなかった。

 開幕大会は2レース制。8日(土)に第1戦の予選、決勝。9日(日)に第2戦の予選、決勝が行われる。

坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)

牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

三宅淳詞(ThreeBond SF23)

岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

小出峻(San-Ei Gen awith B-Max SF23)

イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO


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