全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月9日の朝、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、第1戦に続くポール・トゥ・ウィンで連勝を飾った。マスタークラスも、清水康弘(GNSY 324)が連勝を飾った。
スタートでは、予選6位のザック・デビッド(B-MAX RACING 324)がエンジンストールで大きく遅れたものの、上位陣に変動はなく、佐野、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)の順で1〜2コーナーをクリア。
ところが、1周目を終えようとしたシケインで、小林がミッショントラブルでクルマをコースサイドに止め、開始早々にセーフティカー(SC)が入る。
5周終了時にリスタートを迎えるが、その手前のシケインで2位の荒尾が止まりきれずコースオフ。順位を大きく落としてしまい、野村、フレデリックは労せずして、2位、3位に順位を上げた。
ここから、トップ佐野がジワジワと野村を引き離していくが、順位に変動はなく、レースは膠着状態となる。
8周目、スプーンコーナーで、マスタークラスの清水を追っていたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が単独スピンからコースオフ。グラベルに捕まってしまい、二度目のSCが入った。
車両の回収処理が終わり、残り1周となったところでSCランが解除となったが、リスタートを上手く決めた佐野が野村を抑えきってトップでチェッカー。野村は佐野に迫ったもののチャンスは訪れなかった。
3位には、このレースにニュータイヤを投入したものの、序盤のSCランで思うようにポジションを上げられなかったフレデリックが入った。
4位以下は、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、連続入賞の卜部和久(B-MAX RACING 324)、スタートで順位を上げた伊東 黎明(LMcorsa OTG 320)。ここまでがポイント獲得した。
マスタークラスは、DRAGONの脱落はあったものの、この週末安定した速さを見せている清水が連勝を飾った。
第3戦の決勝は、本日、午後0時50分から12周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI