- 第2戦優勝 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「昨日のレースはピットで落としてしまって。仕方ないと言えば仕方ないんですけど、ピット作業入る前にエンジン止まっちゃったりとかがなければ、もうちょっとポイントも取れただろうと思います。一応1ポイントを取ることができましたが、内容的にはめちゃくちゃ悔しかったです。そんな中で今日なんとかリベンジすることができたので、シーズン考えればよかったし、なんか個人的にも鈴鹿で勝てたっていうのが嬉しいですね」
「昨年の最終戦で6号車の太田選手が二連勝しているのを間近で見て、ポテンシャル的にもチャンピオン争いをしてた僕が二連勝してたらチャンピオンになる可能性もあったと思いました。昨日の開幕戦も太田選手が優勝して、自分はそもそもスタート直後、後ろに回ったんで、あの結果は仕方ないと言えば仕方ないんですけど、昨日いろいろ考えることもありました。その中で気持ちを切り替えて臨んだんですけど、なんか予選もパッとしなくて。もう本当にどうしようかなと思ったんですけど、結果的に優勝できて、いいレースができたんじゃないかなと思います」
「(レース戦略について)多分、無限と僕らはすごい悩むシチュエーションというか、やっぱり近くに居ることにによって作戦の幅がある意味狭まるし、スタートでどっちが前に行くか次第で展開がすべて変わるっていう、本当に決め打ちができない状況でした。今回の場合、僕がスタートで6号車の前に出たんで、ここで無限が1台入ったら僕がステイアウトするとか、色々決めてたことがあったんですけど、そのシチュエーションのバリエーションがありすぎて、なかなかこの1周目ピットインっていうのは大変だなという印象はかなりありましたが、もうああなった以上、僕も引っ張るしかないかなとは薄々思ってたんで。なんとなくあの岩佐選手が2周目に多分反応して入ってくるだろうなと思ってたんで、なんとなくこう描いてた展開だったのかなと思います」
「(次戦について)ちょっと時期が全然違いますけど、もてぎは優勝もできたサーキットですし。昨シーズン本当にいいバトルができたんで。個人的にもすごい好きなサーキットなんで、2レースともしっかり取れるように、また次に向けて有意義な時間を使いたいなと思ってます」
- 第2戦決勝2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)
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「結果に対しては大満足です。正直、今週表彰台が狙えるっていうような状況では全くなかったので、まさか表彰台に乗れるとは驚いてます。昨日も全然だめで、なんか展開には助けられて4位になれたし、今日も一時は5位まで落ちる展開だったんですけど、なんていうか引っ張り組みの二番手というところで走ってて。牧野選手のペースは尋常じゃなく速かったんで、その部分はやっぱ足りてないところもたくさんあったかなと思うんですけど、ひとまずここはかなり厳しい2レースになると予想してたので、耐えたなっていう感じで非常に嬉しいです」
「ある程度は昨日のレースを踏まえて決めてた部分ではあったので。まあただ動く人たちがいるだろうなと思ったので。誰が動いたらカバーするかしないかとかも含めて。ええ、考えてはいましたけど、1周目から3台ぐらい入ったので、引っ張っていいのかなってところで、ええ引っ張っていった。って感じです」
「(ホンダ勢について)練習から予選から結構圧倒されちゃってたなあっていうのは、正直まあ見ればわかると思うんですけど。ただこのままではおれないし、しっかり王者としてしっかり食らいついていきたいですし、チャンピオンもう一回取らないといけないと思うので、一戦一戦大事にしっかり頑張っていきたいなと思います」
- 第1戦決勝3位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
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「昨日も今日もそうなんですけど、チャンピオンシップを意識して戦ってたわけではないので。結果的にあの位置づけというのは、もちろんポジティブに捉えてますけど。ただ昨日は昨日でいろいろなミスだったりっていうのがあって取りこぼしましたけど、今日は今日で純粋にペースがなく、苦しいレースになってしまいました。その中でもしっかりと表彰台という、今日思ってたパフォーマンス、ポテンシャルの中では最低限の結果を取ることができたのかなというふうには捉えているので。パフォーマンスとしてはまだまだ足りない部分が、マシンもドライバーもいろんな細かいところであるので、もちろん今、自分たちのやってきていること、成長してきているということに関してはすごく自信を持ってますけど、また次戦以降に向けていろいろ分析して、さらに速く、強くならないといけないなというふうに感じた週末でした」
「(レース戦略について)やはりワンツー体制で、後ろの野尻選手がピットに入ったことによって、やはりアンダーカットっていうところに対してのカバーだったので、正直考えても、じゃああの引っ張った方が良かったかって言われると、良かったかもしれないですけど、でもあの状況からすると、あの判断というのは別に間違いじゃなかったのかなっていうふうに思います。それよりも、やっぱり問題はええ終始ペースがなかったので、もし引っ張っていたとしても、それこそ今日優勝した牧野選手のようなパフォーマンス、同じようなパフォーマンスペースで走れたかって言われると、ちょっと怪しいところがあるので、戦略としては問題なかったんじゃないかなというふうに思います」
「もちろん勝てないレースが続いてて悔しいですし、すごくもどかしいですけども、ただ自分たちはしっかりと勝つために、常日頃から考えて色々準備してきてますし、その結果しっかりと優勝というか、頂点に向けて近づいているのは間違いないので、本当にそれはポジティブに捉えて、自信を持って、次戦以降しっかり、またポールポールポジションを取って優勝できるように、常にもう全力を尽くすだけかなというふうに思います」
- 第2戦優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「勝てて不満は何もないですけども、まあ人間は欲深いですからね。2人表彰台に乗せてやりたかったですね、昨日もそうですし、今日もそうですけど。まあただ、昨日の3人もそうですし、今日のこの2人もあのやっぱり素晴らしいドライバーですからね。こういうドライバーと戦えて一番になれてるっていうことが幸せですし、それを皆さんにお見せできたレースができて、トップがね、牧野君、昨日は太田君とダンデライアンが取れたので、それはありがたいの一言ですね」
「(太田選手のペナルティについて)そのペナルティー判断ですよね。あれ、もう結果を待つしかないんで、それが出るまではもう全開で行くと。当然その予定でね、行きますから。ただまあ、結果が出たら、それはもうすべて。結果ですから、それをどうこうというのはなくて、次の糧にするということですね。だからもうそれはまあ、今回はペナルティーというか、そういうこともあるし、例えば昨日のタイヤ交換でもね、みんな同じですよね、全員が運不運を背負って走る。それがモータースポーツのいいところであるし、いろんな展開を先ほども言ったように見てもらったっていうことが本人たちの糧になる。それを生かして次に活躍して、ここにくる3人にならないとトップドライバーにはなれないっていうことじゃないでしょうか。本当に牧野は昨日辛かったと思うんですけど、一晩寝てここへ戻ってきてるっていうことはやっぱり素晴らしいし。で太田くんは昨日勝って、ああいうところでもくじけずに、なんとか5秒以上開けようっていうアプローチも本当に素晴らしかったですし。で、それを阻止するこの2人のドライバーって、最も嫌な2人ですけれども、でもそれは素晴らしいことだと思うんで、ありがたい体験をさせてもらったんで、感謝でいっぱいです」
Photo: Yoshinori OHNISHI