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F110 CUP

第1戦もてぎレース2公式予選 酒井翔太がコースレコードを更新してポールポジションを獲得

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージF110)

 F110 CUP第2戦公式予選が3月8日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、酒井翔太(ファーストガレージF110)が直前の第1戦予選で記録されたコースレコードを0.487秒更新するレコードタイムでポールポジションを獲得した。

 第1戦予選終了後10分と僅かなインターバルで行われる第2戦予選。ドライバーやチームにとっては「さっき走ったばかり」で分かっているコンディションでのタイムアタックとなる。時折晴れ間がのぞくとはいえ朝から冷え切ったままのモビリティリゾートもてぎは気温5度とほぼ変わらず、路面も冷えびえとしている。そんな状況で午後1時25分コースオープン、15分の予選が開始。

 第1戦予選と同じく予選時間のおよそ半分を使ってタイヤを暖めた各選手がタイムアタックを開始。残り時間8分30秒、松井啓人(DOME F110)が2分1秒409でトップに立つも酒井翔太が1秒041で逆転する。3番手にはSIMレース出身の黒沢和真(HRDP★ハンマーR/F110)がデビュー戦とは思えない順応性の高さを見せて1秒441のタイムでつける。さらに加納康雅(AKILAND F110)が1秒572で4番手、今年TGR-DCからFIA-F4参戦予定の菊池貴博(きくちおやこF110)が1秒577で5番手、中井陽斗(HELM GSTR F110)が1秒749で6番手。

 残り時間6分30秒、そこまで下位に沈んでいた豊島里空斗(Dr.Dry Racing F110)が2分0秒088でトップに立ち、松井をはさんで酒井涼が0秒352の差3番手。中井もタイムを縮め0秒555で4番手へ。さらに中井のチームメイト、一宮總太郎(HELM GSTR F110)が0秒880で6番手に浮上してくる。さらに残り6分20秒で黒沢が1分59秒796と2分を切ってトップ。第1戦ポールシッターの落合蓮音(HOJUST & EAGLE)が59秒871で続き、その差は0.077秒。しかし直後に酒井翔太が59秒727でトップ。順位は目まぐるしく入れ替わる。2番手黒沢、3番手落合、4番手豊島、5番手鈴木、6番手松井の順に。

 残り4分30秒、酒井涼が1分59秒681のトップタイム。下野璃央(Dr.Dry F110)が59秒946で3番手へ。しかし2位にドロップしていた酒井翔太が再び59秒171と酒井に0.510秒の大差でトップタイム更新する。酒井涼、下野、松井、加納、黒沢と続き落合は7番手まで後退。とはいえトップとの差は0.678秒しかない。

 その落合が残り2分を切って自己ベストを更新、1分59秒207をマークし酒井とは0.109秒の差の2番手に進出する。

 15分が経過し、チェカードフラッグが振られる下で最後のタイムアタックが展開。酒井翔太はベストタイムをさらに更新し1分58秒639までコースレコードを短縮、加納が59秒038と酒井翔太から0.399秒離されての2番手。落合59秒064とここまでが第1戦予選で樹立されたレコードタイムを更新した。以下4位松井、5位中井、6位鈴木というトップ6となった。

 F110 CUP第2戦の決勝は、翌3月9日の午後1時40分スタート予定だ。今夜これから明日朝まで降雪が予報されており、どんなコンディションのレースになるか。誰にもわからない。

予選2位は加納康雅(AKILAND F110)

予選3位は落合蓮音(HOJUST & EAGLE)

予選4位は松井啓人(DOME F110)

予選5位は中井陽斗(HELM GSTR F110)

予選6位は鈴木悠太(ZAP SPEED F110)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE


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