スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト
セッション3(3月8日14時35分~16時35分)
午後になってもサーキットには日差しがあり穏やかな天候だ。いよいよ今回のテストにおける最後のセッションが始まった。
このセッションを終えると、鈴鹿での走行は実戦(4月22-23日開催の第3戦)までないだけに、各チームは走行開始から続々とコースに入っていく。
15分が経過したところで、遅れてコースインした松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)がヘアピンでスピン。エンジンを止めてしまい走行中断。松下は牽引されエンジンを掛けて自走でピットに戻ってくる。ダメージはないようだ。
30分経過。大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1分37秒314でトップタイム。山下健太(REALISE Corporation KONDO SF19)、小林可夢偉(Kid's com KCMG Cayman SF19)が続くが、ロングランテストをしているチームが多く、ベストタイムを比較する意味はあまりなさそうだ。
54分経過。午前のセッションで軽いクラッシュを演じ十分な走行ができていないサッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)が1分37秒576とこの時点で2位のタイムをマーク。
60分経過。各車とも決勝を想定したロングランテストを行っている。3~5周走ってはピットインを繰り返しているチームが多い。
82分経過。可夢偉が1分37秒170をマークしてトップに立つ。燃料が減ってきたことでタイムも少しずつ上ってきているようだ。
104分経過。宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)が1分36秒681でトップタイムを塗り替える。残り時間も少なくなってきており、そろそろアタックモードに入り始めたチームもあるようだ。
110分経過。残り時間が10分を切ってたところで、殆どのマシンがピットで待機状態に入った。いよいよ今回の合同テスをを締めくくるアタックが始まる。
阪口、国本、宮田、可夢偉、アレジ、平川、サッシャ、山下らが続々と自己ベストを更新したが、トップ宮田が1分36秒466までタイムを縮め、山下(36秒713)、大湯(36秒799)らを退けた。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI