日産自動車とニッサンモータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は12月5日、自身のYoutubeで「アンベールイベント」を行い、2022年のシーズンのスーパーGT500クラスに「Nissan Z GT500」で参戦することを発表した。
すでにシェイクダウンテストは終えているが、本格的なテスト走行はまだまだこれからという状況だという。
このイベントは富士スピードウェイからライブ配信され、アシュワニ グプタ 日産自動車COOをはじめ、松田次生、ロニー・クインタレッリ、平手晃平、柳田真孝の4名のドライバーが出演。各自がそれぞれにZの思い出を語った。
またコース上ではデモ走行が披露され、平手晃平が2021仕様のNissan GT-R GT500の23号車を、ロニー・クインタレッリがNissan Z GT500の開発車両をドライブした。
Nissan Zとモータースポーツのつながりは深く、1970年代初頭にアメリカのSCCA Cプロダクション選手権においてS30型240Zで連続優勝を飾ったことを皮切りに、90年代のZ32型300ZXでのIMSAシリーズにおいて数々の勝利を挙げている。日本でも1970年代に柳田春人選手のドライブで富士GCシリーズに参戦したほか、2005年の全日本GT選手権(JGTC)から2007年のSUPER GTシリーズまでの3年間にわたってZ33型のGT500仕様が参戦、初年度の2005年にドライバーズチャンピオン、2006年にもチームチャンピオンを獲得している。
2022年のスーパーGTシリーズは4月16-17日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: NISMO