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SUPER GT

SGT:第4戦もてぎ 灼熱のもてぎ、アクシデント続きの展開をドライバーの激走で完走し、チームポイント3を獲得! (Arnage)

 5月下旬に開催予定だった鈴鹿ラウンドがコロナ禍のために延期となったため、2ヶ月半ぶりの開幕となった第4戦もてぎラウンドは、G T300クラスの中のCグループにあるArnage Racingにとって、R d.5菅生大会への切符がかかった大切なレースだった。ピット数の関係で、Cグループから菅生大会に出場できるのは、菅生戦2戦前までのCグループ上位1チームと決まっており、チームにとってもてぎで完走ポイント3を獲得することは、来季に繋がることはもちろん、Cグループの中でトップに立つことに直結するという意味で、最大のミッションであった。

 レース出発前に関東地方では梅雨明けが宣言され、猛暑が予想されたが、長いインターバルの間にしっかりメンテナンスされたマシンと共に、チームはツインリンクもてぎに乗り込んだ。

7/17 予選日

 朝のうちは雲が多く、あまり暑さを感じさせない天候だったが、公式練習が始まる頃には次第に雲が晴れて、猛暑を予感させる空模様となった。

 9時20分から行われた2時間の公式練習では、加納、柳田両選手に交互にフィーリングを確認させたあと、セットアップの確認が行われた。

 路面温度の変化に伴って起こるフィーリングの豹変は、シーズン前の岡山公式テストからチームを悩ませていた。チームはいくつかの仮説を立て、対策を盛り込んだセットアップを持ち込んでいた。その中で、走行中に車高が大きく変化することがバランスの豹変につながっているのではと考えたチームは、走行時の車高の変化を抑える方向にセットアップを変更した。公式練習開始時に31℃だった路面温度は、中盤には41℃まで上昇していたが、温度変化に対するフィーリングは始終安定しており、かなり扱いやすくなったとのドライバーのコメントに、持ち込んだセットが今年度のタイヤにようやくマッチしたことを確認した。

 同時に、今大会に向けてヨコハマタイヤが用意してくれた新しいタイプのミディハード(MH)タイヤのテストも行われた。加納、柳田両選手の評価は共に良く、コンパウンドが新しくなったMHタイヤはグリップレベルが格段に向上、耐摩耗性にも優れていることを確認することができたため、チームはスタートタイヤとしてMHを選択することに決めた。

 この日、午前中にはFCYの速度校正(キャリブレーション)やFCY訓練などメニューが多く、忙しいスケジュールではあったが、濃い内容の確認をすることができた。

 14時15分から予選が行われ、A組から出走したArnage Racingは、柳田選手がQ1を担当した。気温33℃路面温度45℃と過酷なコンディションとなったQ1だったが、柳田選手が予選開始と同時にコースに出てチャンスを伺う。柳田選手は慎重にタイヤに熱を入れながら、4Lap目、1'49.861をマークしてピットに戻ってきた。惜しくもArnage RacingのQ2進出は今回も叶わず、Arnage Racingは翌日の決勝を26番グリッドからスタートすることとなった。

7/18 決勝日

 決勝の行われる日曜日も、早朝は雲が多かったものの、次第に青空が見え始め、気温はグングンと上昇。決勝前のフリー走行が始まる頃には既に気温は30度を超え、決勝は厳しい暑さとの戦いとなることを予感させた。

 決勝前のフリー走行では、加納選手がマシンの状態を最終チェック。バランス、動きともに非常に良く、このままのセットで決勝を戦うことになった。

 13時10分、コロナ禍を考慮し、通常より早めの決勝開始となったMOTEGI GT300kmレースの幕が切って落とされる。26番グリッドから、満を持してスタートを切ろうとした加納選手だったが、グリッド上でエンジンがかからないトラブルが発生、スタートすることが出来ない。後にメカニックが誤って燃料系のスイッチを切っていたことが判明するが、その時点では原因がわからず、エンジニアが無線であれこれ方策を指示するも、エンジンは全く始動する気配を見せなかった。オフィシャルに押されて、Arnage AMG GT3は何とかピットまで戻り、スイッチを入れ直したところエンジンの始動を確認。あわや周回遅れからのスタートとなるかと思われたが、間一髪、300クラスの1Lap目に間に合って、加納選手は最後尾からレースを開始することとなる。

 出だしのアクシデントを挽回するように、加納選手は非常に良いペースで走行し、8Lap目には1分52秒台をマークした。途中前方のマシンと競り合う中でコースアウトし順位を落としたが、すぐにまた順位を回復、1分53秒台の安定したペースでレースを続けた。

 しかし、今度はドリンクが出ないトラブルが加納選手を襲う。気温34℃、路面温度50℃に迫る灼熱地獄の中、熱中症を起こしかけている加納選手を少しでも早くピットに呼び戻したいところだが、燃費の悪いMercedes AMG GT3はミニマム18Lap前後のピットインはできない。加納選手は気力のドライブで予定通りの22Lap目までレースを続行し、見かけ上17番手でピットに戻ってきた。

 チームは、当初からの予定通り、燃料を満タンにしてタイヤを4輪とも交換。その間にメカニックがドリンクシステムのエア抜きを敢行して、タイムロスなく加納選手からステアリングを受け取った柳田選手が26番手から走行を開始した。

 気温33℃、路面温度45℃、まだまだ過酷なコースコンディションの中、ドライバーとチームが協議の結果を選んだMHタイヤがパフォーマンスを発揮する。柳田選手は39Lap目に決勝ベストとなる1'52.021をマーク、終始1分52秒台の好ペースをキープしながら、少しずつ前方のライバルマシンとのギャップを縮めていった。

 途中2度のFCYを挟んで、43Lap目には48号車をテイクオーバーし、22番手にまでポジションアップ。熱ダレで脱落していくライバルマシンの中でペースを落とすことなくプッシュを続けた。柳田選手は、ファイナルラップで前方の6号車にあと14秒のところまで肉薄する頑張りを見せ、山あり谷ありのスリリングな展開の中、実質8ポジションアップの20位でチェッカーを受けることができた。

 しかし、ジェットコースターのような展開はこれに留まらなかった。

 レース後に出た判定で、中盤2度のFCY時にそれぞれ減速違反を咎められ、競技結果に40秒ずつの加算が宣告される。チームのコミュニケーション不足のために、決勝結果に80秒ものペナルティを受けたArnage Racingは、2つポジションを落とすことになってしまい、結果22位でもてぎ300kmレースを終了することとなってしまった。

 スタート時のアクシデント、レース中のドリンクのトラブル、レース後のペナルティと、チームが負うべき責任は重いが、二人のドライバーの頑張りのおかげで、Arnage Racingは猛暑のもてぎラウンドを完走することができた。そして、どうにかチームポイント3も獲得して、第5戦の菅生ラウンドへの切符を手に入れることができた。

Arnage Racing


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