K4-GP

冬の陣はTEAM-T弐号機が2連覇!

 軽自動車の耐久レースK4-GP冬の大会7時間レースが5日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

 以下のように基本的に5クラスに分けられているが、参加可能車両は幅広い。安全対策さえ施されていれば改造はほぼ自由。往年の名車のレプリカも多く、参加者にも観客にもとっては魅力あるレースとなっている。

  • GP-1: AT車両
  • GP-2: 量産ベースのハコ車(排気量NA換算850cc未満)
  • GP-3: 量産ベースのハコ車(排気量NA換算850cc以上)
  • GP-4: R車両(排気量NA換算850cc未満)
  • GP-5: R車両(排気量NA換算850cc以上)
GP1クラス優勝はATなんだせIDIヴィヴィオ

GP1クラス優勝はATなんだせIDIヴィヴィオ

GP2クラス優勝はウエノ電工豊自工アルトSY2

GP2クラス優勝はウエノ電工豊自工アルトSY2

GP-3クラス優勝はSAS JA零号機

GP-3クラス優勝はSAS JA零号機

GP-4クラス優勝はパーマン655

GP-4クラス優勝はパーマン655

GP-総合&5クラス優勝はTEAM-T弐号機

総合&GP-5クラス優勝はTEAM-T弐号機

 早朝に顔出していた富士山もスタート時刻の午前9時には雲がかかり始め、11時過ぎには小雨から本降りとなる悪コンディションの中、スピン、クラッシュで何度もセーフティーカー(SC)が出動する荒れたレースとなった。

 序盤、レースをリードしたのはGP-4クラスのオリジナルレーシングカー、フォーMira-1(ゆらたく屋)をドライブする現役スーパーGTドライバーの高橋一穂。これにGP-5クラスのフォードGT40レプリカのIYOKAN GT35(Team IYOKAN)をドライブするGCなどで活躍した清水省一が僅差で続く。

 高橋はこのレースのファステストラップとなる2分13秒337を出すなど徐々に清水との差を広げてドライバーチェンジ。しかしフォーMira-1その後、ペナルティーで後退。IYOKAN GT35も清水が降りると徐々に順位を落とすこととなる。

 雨が本降りとなった正午頃、安定したタイムを刻んでトップに躍り出て来たのはGP-5クラスのTEAM-T弐号機。第3ドライバーにはフォーMira-1から乗り換えた高橋、アンカーにはスーパーGTでのチームメート加藤寬規が乗り込むと他チームを圧倒。午後4時のゴール時には2位以下を4周ラップして、昨年に続き冬の大会2連覇、夏も含めて通算3勝目を飾ることとなった。

 GP-1クラスはATなんだせIDIヴィヴィオ(KATZ with LUHA)が、GP-2クラスは総合でも2位に食い込んだウエノ電工豊自工アルトSY2(SCUDERIA YUTAKA)が、GP-3クラスはTEAM-T弐号機から乗り換えたアンカー高橋が逆転でSAS JA零号機(チームSAS)が、GP-4クラスはパーマン655(カゲガワボチボチデンナー)が優勝した。

 今年の冬は、GP-4クラスのフォーMira-1ではファステストラップ、GP-3、GP-5クラスでは優勝に貢献とスーパーGTドライバー高橋の大活躍が目立った大会となった。

 K4-GP夏の大会は8月11日に500kmレースが、12日に1000km耐久レースが行われる予定だ。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース