F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第11戦鈴鹿決勝 参戦満1年の#8角田が今季通算3勝目

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角田祐毅会心のポール・トゥ・フィニッシュ!

FIA-F4選手権第11戦の決勝が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)が終始トップを快走し、今季通算3勝目を挙げた。

第11戦決勝は午後4時35分より10周で行われた。最初の1コーナーを制したのはポールの角田。その後方では予選3位の#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が予選2位の#39浦田裕喜(SACCESS RACING F4)に競り勝って2位に浮上、予選5位の#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)もポイントリーダーの#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)をかわし、浦田を追い上げていく。

序盤から独走状態に持ち込もうとした角田だったが、宮田は離されずについていき、9周目のシケイン立ち上がりでの角田のミスに乗じてテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込んだ。しかし角田も要所要所をきっちり押さえて宮田に付け入る隙を与えず、終始トップのままで10周を走りきり、今季3勝目をものにした。宮田は2位ながら笹原とのポイント差を縮めることに成功、シリーズ連覇の望みをつないだ。

その後方では浦田と大湯が接近戦を繰り広げていたが、9周目の1コーナーで大湯が大外から浦田に並びかけると、そのままS字コーナーまで並走した挙句に両者は接触、浦田はその場でリタイヤし、大湯もフロントサスにダメージを負うという後味の悪い結果となった。それでも大湯は最後まで後続の笹原を押さえきり、表彰台の一角に滑り込んだ。

次戦第12戦決勝は27日朝8時5分より、同じく10周で行われる。

第11戦優勝  #8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)
fiaf4-rd11-r-tsunoda 序盤は余裕がありましたが、タイヤなどのセッティングの影響で後半きつくなっちゃって。(9周目の)シケインの立ち上がりでミスをしたために宮田選手が追いついてきましたが、あの距離だったら大丈夫だろうと思い、1コーナーをきっちりブロックして、最後まで押さえきれたのは良かったと思います。ぶっちぎろうと思いましたが、3秒は無理でした。序盤のペースのままならもう少しは、とは思いますけど。明日もきっちりスタートを決めて、今回のレース内容も踏まえてきっちり勝ちたいと思います。3番グリッドの大湯選手が練習から好調なので僕としては2番グリッドの笹原選手よりも大湯選手を意識しています。
第11戦2位  #1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
fiaf4-rd11-r-miyata スタートで浦田選手の前に出られたことが2位につながりました。その後は角田選手の後ろでセクター1の走り方などを見ながら走っていました。最後の1コーナーで追いつきましたが、あれがもう少し手前のコーナーだったら抜けたかもしれません。もちろん勝ちたかったですけど、2位表彰台ということで最低限の結果は出せたし、笹原選手とのポイント差も縮めることができたので、いいレースをできたと思います。終盤は角田選手に追いついていけたので、そういう面で自分の成長を実感できました。予選から決勝にかけて、僕自身の走り方を改善しようと考えていました。アベレージタイムも安定していたし、明日に向けてのレースの組み立て方も考えられる状況でしたので、今日の結果を明日につなげて少しでもポイント差を縮められるように頑張ります。
第11戦3位 #5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)
fiaf4-rd11-r-oyu (浦田選手とのバトルについて)1コーナーから僕がアウト側で並走していました。片輪がダートに落ちるとこまで寄せられてしまいましたが、それほどスピードが落ちなかったのでもう一度並び返しました。そのままS字の二つ目まで行ったら、僕を押し出すような寄せてきたため、僕のフロントタイヤと彼のリヤタイヤが当たってしまいました。接触の影響はだいぶあったと思います。フロントが全然入らない状態になって笹原選手に追いつかれてしまいました。もう何周か残っていたら抜かれたかもしれません。ラストラップのシケインはブレーキングで負けなければ抜かれないと思いました。明日は角田選手が相当手強いと思います。宮田莉朋選手も序盤離されていましたから。今日はミスをしたので追いつかれたと言っていましたが、普通に走っていれば速い選手です。笹原右京くんも2番手につけていて、難しい戦いになりますけど、3人ともホンダなので、お互いいいレースができればと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Photo: Yoshinori OHNISHI


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