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SGT:第2戦富士GTアソシエイション定例会見

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決勝日午前、GTアソシエイション坂東正明代表による定例会見が行われた。

開幕戦(岡山)の評価は?
 イエローフラッグが一度も出ないという珍しいレースだった。バトルが繰り広げられるなかでイエローフラッグが出なかったのは望ましいことだと思う。天候にも恵まれたが、駐車スペースの確保に関しては課題が残った。エントラントの車両台数も抑えるなどの工夫も必要かもしれない。これは継続してサーキット側と協議していく。
オートポリス大会の開催は?
 震災後、サーキット、アクセス道路、熊本市内の状況などについて情報収集した。サーキットに関しては、コースに亀裂ができ、コースと排水のU字溝との段差もできている。クリスタルルームのガラスも破損し、ピットの壁も落ちている。開催は難しいので一旦は延期を発表したが、その後の検討で今シーズンは中止という判断をした。代替レースについては、8月の富士大会または最終戦のもてぎ大会において、2レース制で行う方向で調整中である。
震災への対応は?
 御殿場市の協力を得て、地元の水(2リットル×1200本)を横浜タイヤのトランスポーターで運んだ。今後も要請があれば対応したい。義援金は日本赤十字を通じて行うこととし、専用の口座も開設した。今回も募金箱を設置し、マシンには被災地支援のくまもんステッカーを貼るなどしている。
DTMとの規則共通化に向けた動きは?
 2019年からのエンジン仕様統一(2リットルターボ)やパーツ共用に向けて話し合いを続けている。SGTは複数メーカーのタイヤを使用していることもあり、サスペンションの共用化は課題だが、これも2019年には実現させたいと考えている。いずれにしてもコスト軽減という方向性は一致しているので今後も精力的に話し合いを進め、グローバルなレースシリーズを目指したい。次回会議は5月11日に東京で行われ、会議後に記者会見を予定している。
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI


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