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SF:第1戦鈴鹿JRPサタデーミーティング 可夢偉「フリー走行で3位は上々」

 日本レースプロモーション(JRP)は18日、開幕戦の行われている鈴鹿サーキットで恒例のサタデーミーティングを行った。第1部は今シーズンから参戦するベルトラン・バゲット(ナカジマ)、ウィリアムズ・ブラー(コンドー)、小林可夢偉(ルマン)が参加。2部にはドライバーからホンダ代表として山本尚貴(無限)、トヨタ代表として中嶋一貴(トムス)が、エンジン担当としてホンダから佐伯昌浩氏、トヨタから福島淳一氏が参加した。またJRPから代表の白井裕氏が参加した。

■第1部
ベルトラン・バゲット(ナカジマ)
sf-sm-baguette  「スーパーフォーミュラに参戦することができうれしく、また誇りに思います。世界的にもトップのドライバーが参戦してきているので、一緒に走ることができ光栄です。ナカジマレーシングがいい年になるようがんばりたいと思いますのでよろしくお願いします」
ウィリアム・ブラー(コンドー)
sf-sm-buller  「初めての日本です。トヨタ、コンドーレーシングには感謝しています。新しいクルマですべて新しいサーキットですが、調子も良く、岡山のテストも良かったですし、チームメートにもたくさん教えてもらっています。がんばります」
小林可夢偉(ルマン)
sf-sm-kamui  「初めての公式の練習で、いままでの冬のテストとは路面温度も違いますし、3番手というのは上々の結果だと思います。タイム差も小さいのでちょっと失敗すれば、後ろに下がる展開で、ハイレベルな戦いだと思い、気を引き締めてこの後の予選に臨みたいと思います」
白井裕(JRP代表取締役)
sf-sm-shirai  「昨年SF14を投入して6つのサーキットでコースレコードを更新できました。ここにいる可夢偉選手や新しい外国人ドライバーがどんな戦いをしてくれるのか楽しみにしています。いままでのドライバーとどのような戦いをしてくれるのか楽しみです」
■第2部
山本尚貴(無限)
sf-sm-yamamoto  「今回初めて15年仕様で走りましたが、ドライバビリティが扱いやすく、もともとのエンジンのベースがしっかりていています。ぼくの好みの煮詰めはもう少しして、予選にしっかりと臨みたいと思います。エンジンもクルマもレベルアップしていると思います」
佐伯昌浩(ホンダSFプロジェクトリーダー)
sf-sm-saeki  「今回15スペックが全車に搭載されています。テスト期間中は15年スペック1~2台で走ってたんですが、ぎりぎりまで遅らせて全車に搭載することができました。コンセプトとしてはチーム、ドライバーに迷惑をかけない扱いやすいエンジン、セッション中はセットアップに集中してもらうという信頼性を重視したエンジンに仕上げてきました。午前中も大きなトラブルは出ていないので予選結果で今年の前半の戦いが決まると思います」
中嶋一貴(トムス)
sf-sm-kazuki  「前回の岡山でリクエストしたことは形になっていると思います。予選とあしたのレースを走ればはっきり見えてくると思います。どうなるか楽しみにしています。ニュータイヤの持ち込みが3セットになったのはよくわかりません。新しいドライバーには不利なルールだと思います」
福島淳一(トヨタSFプロジェクトリーダー)
sf-sm-fukushima  「今年から担当になりました。昨年は中嶋選手がチャンピオンを取って、予想以上の成果を上げることができました。今年はそういうのをリセットして、チャレンジしたいと思います。改善のペースをゆるめるとあっというまに先に行かれてしまう世界なので、エンジンの熱効率と信頼性をあげます。ドライビングの部分で手は打ってきて、おおかたの部分は確認できたと思います。あとはふたを開けてみてどうなるかなというところです」
白井裕(JRP代表取締役)
sf-sm-shirai2  「エンジンのリストリクターを鈴鹿、富士で100から95に絞り、オーバーテイクの流量を上げているのが大きな変更です。鈴鹿で言うと1分37秒くらいを維持しながらメーカーには燃費を考えてもらいたいですね。午前中のフリー走行をみるとちょっと絞りすぎたかなと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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