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SGT:第8戦もてぎ公式予選 #6エネオスSCが今季初ポール!GT300は#61BRZが今季5度目のポール獲得

2013オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の公式予選が11月2日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#6ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資組)が今季初のポールポジションを獲得した。
GT300クラスは今シーズン限りでスーパーGT勇退を発表した山野哲也の乗る#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が今季5度目のポールポジションを獲得した。

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公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
GT500クラスは例によって全チームがすぐにはコースインせず、セッション後半に一気にアタックをかける作戦を採る。
残り10分を切ったところで動いたのは#1RETOモーラGT-Rを駆る関口雄飛。
その他のドライバーは残り時間7分余りで一斉にコースへ。
コースコンディションはドライだが、上空を覆い尽くす厚い雲の影響もあり、気温、路面温度はこれまでにない低さで、どのドライバーもタイヤのウォームアップに苦心する状況だ。
そのため、最初にアタックした#1関口は中々タイムを上げることが出来ず、1'42.364を出すに留まり、惜しくもQ2進出を逃してしまった。
一方、#12カルソニックGT-RのJ.P.オリベイラ、#37KeePer SCの伊藤大輔、#39デンソーサードSCの脇阪寿一らは2周目から1分42秒台前半の好タイムを連発、そこに#100レイブリックHSVの小暮卓史、#23モチュールGT-Rの柳田真孝が終了直前に相次いで1分41秒台のタイムを叩き出して、2位、1位に飛び込んできた。
ここまでランキングトップの#38ZENT SCも平手晃平が3番手タイムを記録してQ2進出を果たす。
一方、ここでランキング2位の#36ペトロナスSC、同3位の#18ウイダーモデューロHSVは揃ってまさかのQ1落ちという結果に。
18号車は予選10位、36号車は13位からスタートすることになり、チャンピオン獲得が難しくなってきた。

GT300クラスは開始早々に#55ARTA CR-Zがヘアピンでスピン、コース上にストップしたため赤旗中断となる波乱の幕開け。55号車は自走でピットに戻ってきたが、規定によりタイム抹消となり、予選落ちとなってしまった。
セッションは14時10分に再開。
ここで熾烈なタイムアタック合戦を演じたのが#16無限CR-Z(中山友貴)、#11ゲイナーSLS(ビヨン・ビルドハイム)、#61スバルBRZ(山野哲也)のランキング上位勢。ここでは#16無限、#11ゲイナー、#61スバルの順となった。
また#4初音ミクBMW(片岡龍也)も終盤10番手に割って入り、なんとかQ2進出を果たした。

予選Q2
続いて行われた予選Q2はGT500が上位8台、GT300は上位13台によって戦われた。
GT500クラスは残り時間10分からコースインが始まり、#6エネオスSCを駆る大嶋が最初のアタックでいきなり1'41.367とQ1のトップタイムを上回ってきた。
他のドライバーもセクター1、セクター2でベストタイムを更新しながらアタックを重ねたが、この大嶋のタイムを上回ることが出来ず、大嶋和也は2010年5月の富士400km以来、3年6ヶ月ぶりのポールポジションを獲得した。
予選2番手にはシリーズランキング4位の#17ケーヒンHSV(塚越広大)がつけ、ポイントリーダーの#38ZENT SC(立川祐路)は予選4番手に終わり、チャンピオン争いの行方は全く判らない状況になってきた。

GT300クラスは、まず平中克幸の駆る#11ゲイナーSLSが1'48.354と従来のコースレコードを上回る好タイムを叩き出したが、すぐに佐々木孝太の駆る#61スバルBRZが1'48.264と平中のタイムを更に上回り、今季5度目のポールポジションを獲得。
ポイントリーダーの#16無限CR-Z(武藤英紀)もコースレコードを更新するタイムを記録したものの、上記2第二は僅かに及ばず3番手に。ポイント差では頭一つ抜け出した缶のある16号車だが、61号車、11号車がフロントロースタートとなったことで逆転の可能性も少なくはなくなった。
一方ランキング2位の#4初音ミクBMWは谷口信輝の健闘も実らず7番手に終わり、厳しい状況からのスタートとなっている。

第8戦決勝は明日午後1時30分より53周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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