Formula Nippon

2006フォーミュラニッポン・続報

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 既に発表された2006フォーミュラ・ニッポンシリーズ概要に関し、第7戦が行われている富士スピードウェイにて8月27日、報道関係者に対して質疑応答の場が設けられた。
 出席したのは中嶋悟JRP会長と野口幸生社長。
 この席上では、リリースで触れられなかったタイヤ供給に関するコメントもあり、これまでどおりブリヂストンがワンメイク供給することが確認された。
 なお、今回はあくまで質疑応答ということであり、正式な発表は実車の完成を待って行うとのことだ。

-シャシーは専用設計とあるが?

(中嶋) シャシーに関しては今年の初めからいろいろなところと話をしてきた。その中で、我々の要望を全て満たすものがローラ車のFN06であった、ということです。

-同じローラ製ということでA1GPとの関連性などが想像されるが、実際に他のシリーズなどに兄弟車は存在するのか?

(中嶋) A1の車両はベンチュリ構造でいい性能が出ているとは聞いていましたが、JRPとして他のシリーズから流用しようという考えはありません。ローラ社の中で互換性を持たせるということはあるかもしれませんが、こちらはA1の実車を見ていませんし、設計図も見ていませんから、現時点ではわかりません。

-エンジンの供給はどのようにしておこなわれるのか?

(中嶋) まず、参加チームの要望を聞き、その後で供給台数のバランスをとる、という形をとります。JRPとしては2社がほぼ同数になるのが望ましいと考えていますが、実際にそれが5対5になるのか、6対4になるのか、7対3になるのかはやってみないとわかりません。

-開発の状況は?

(中嶋) 実車は11月下旬に完成の予定で、12月中旬ごろにテストを予定しています。実車の完成を待って正式発表を実施するつもりです。

-リリースにはタイヤに関する記述がなかったが?

(中嶋) ブリヂストンさんとは既に2006年までの供給契約を結んでいますから、これまでどおりBSさんのワンメイク、ということになります。

-従来のB351とパーツの互換性はあるのか?

(中嶋) 現在でもそうですが、レーシングカーというのは常にパーツ交換を繰り返して新しいものを使っていく性質のものと理解しています。今回は全くの新車ということですから、コストを考えて古いパーツを流用するようなことは考えていません。

-やはり独自のモディファイは制限されるのか?

(中嶋) この3年間うまく運んでいるので、今までどおりでいいと考えていますが、今後の進行状況を見て変更することはありえます。

-参加台数はどの程度を想定しているか?

(中嶋) こちらの希望としては20台前後を想像しています。



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