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2004年7月

Japanese F3

全日本F3選手権第11戦決勝 上位3名のコメント


(Photo:K.Takeshita)

優勝 ロニ・クインタレッリ
「チームメイトと二人でトップ2を占めることが出来て嬉しい。スタートを上手く決め
ることが出来たし、クルマも何の問題もなく、よく仕上がっていた。チームメイトの
ナオキは実力のあるドライバーだから、今日も接戦を予想していたし、二人に大きな
差はなかったと思うので、今日の決勝ではスタートで前に出られてラッキーだった」

2位 横溝直輝
「スタートでミスったのが全てでした。僕の居るイン側は埃が浮いててスリッピー
だったので気をつけてはいたんですけど、それ以上にロニーのスタートが良かった
ですね。
クルマは序盤から調子が良くて、トップにくっついていくことができていましたから、
スタートさえ上手くいっていれば勝てたと思います。
チームは今好調ですが、3号車はまだ勝っていないので、明日は3号車のスタッフのため
にもスタートを決めて勝ちたいです」

3位 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ
「今日はまずまずのレースだったね。予選が終わってから決勝までに空力を見直して
クルマのフィーリングは良くなっていたよ。明日までにはクルマも更に改良される
だろうから、もっと良いレースが出来るはずだ」

Japanese F3

F3第11戦 スポーツランドSUGO 決勝


スタートの成否が明暗を分けた。(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権第11戦の決勝が7月31日午後3時25分よりスポーツランド菅生で行われ、
2番手スタートの#4ロニー・クインタレッリ(INGING F302)がスタートでトップに躍り出
ると、そのまま後続を押さえきり、今季5勝目を上げた。
ポールシッターの#3横溝直輝(INGING F303)はスタートで出遅れ、懸命にクインタレッリ
を追走するが惜しくも届かず、2位に終わった。
3位にはファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)が入った。

第12戦決勝は明日8月1日午前11時40分より、25周で戦われる。
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3選手権第11戦 決勝結果

-P.-No.-Driver--------------------------Car---------Engine----Lap--Gap---
 1   4  ロニ・クインタレッリ            D   F302    T 3S-GE   18      -
 2   3  横溝直輝                        D   F303    T 3S-GE   18   0.572
 3  10  ファオ・パオロ・デ・オリベイラ  L-D F106/03 H MF204C  18   1.544
 4   8  中嶋一貴                        D   F304    T 3S-GE   18   7.527
 5  12  ファビオ・カルボーン            D   F303    N SR20VE  18   8.457
 6  14  柳田真孝                        D   F302    N SR20VE  18  12.283
 7  36  番場琢                          D   F304    T 3S-GE   18  14.603
 8   7  山本左近                        D   F304    T 3S-GE   18  17.112
 9   2  武藤英紀                        L-D F106/03 H MF204C  18  17.584
10   1  リチャード・アンティヌッチ      D   F304    T 3S-GE   18  18.278
11  33  池田大祐                        L-D F106/03 T 3S-GE   18  23.735
12  19  柴田裕吉                        D   F302    T 3S-GE   18  30.006
13  32  小早川済瑠                      L-D F106/03 T 3S-GE   18  30.697
14  50  磯崎元彦                        D   F304    T 3S-GE   18  50.613
-----------------以上完走------------------------------------------------------

Fastest Lap #4ロニー・クインタレッリ 1'20.647(7/18Lap)

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢
Tはトムストヨタ、HはM-TECホンダ、Nはスリーボンドニッサン

Formula Nippon

Fニッポン第5戦 スポーツランドSUGO 予選総合結果


(Photo:Motorsports@nifty)

リチャード・ライアン(ポールポジション)
「今日は一回目のセッションでポールが取れるんじゃないかと思うぐらい感触が良か
ったです。こんな気温の高いコンディションだと、かなり緻密なセッティングが要求
されますけど、かなり良い感じでクルマが仕上がっていましたね。実は昨日の午後
から決勝用のセッティングに着手していて、その時点で既に他の予選セッティングの
クルマと同じくらいの速さをフルタンクの状態で出せていたんですよ。今までもずっと
ハットリサンと二人でセッティングやデータを共有して来ましたが、今回もそれが
上手くいったのだと思います」

本山哲(予選総合2位)
「このチームに入ってから色々と細かな積み重ねをしてきて、着実に上向いてきて
いましたが、この前の美祢の合同テストでかなり良いセットが見つかって、それを
ここへ持ってきました。クルマの手ごたえは悪くないですし、ほぼイメージどおり
走れています。予選2回目の最後でイエローフラッグさえ出ていなければ、12秒3は
いけたはずなんですけどね(笑)これも細かな部分でチームみんなが頑張ってくれた
お陰だと思うし、特にメカニックの人たちには感謝しています。
明日も記者会見に呼ばれるよう、そのときは真ん中の席(優勝)に座れるように頑張り
ます」

服部尚貴(予選総合3位)
「今年のクルマは確かにタイムは出ているけど、非常に運転の難しい、幅の狭い
クルマになっていましたので、それを乗り易く、決勝でも安定して走れる方向に
もっていこうと、昨日からセットしてきました。それが上手くいって、予選一回目
の最後に良いタイムが出せました。リチャードとはドライビングスタイルは違います
が、クルマの関しては望んでる方向が一緒なので、セッティングやデータの共有が
上手くいってるのだと思います。
シーズン前半はイマイチの結果でしたけど、明日もまたここ(トップ3記者会見の席)
へ戻ってきたいですね」
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選総合結果 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver---------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 40  リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION        1'12.885  -
 2  1  本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            13.087 0.202
 3 41  服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          13.346 0.461
 4 32  小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING           13.387 0.502
 5 19  ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          13.469 0.584
 6 11  松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   13.598 0.713
 7 31  アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           13.707 0.822
 8  4  立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   13.715 0.830
 9 20  井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          13.773 0.888
10  7  脇阪寿一             Team LeMans                    13.838 0.953
11  3  道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   13.885 1.000
12  8  土屋武士             Team LeMans                    13.979 1.094
13  2  金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            14.008 1.123
14 25  片岡龍也             Team LeMans Spirit            14.162 1.277
15 28  野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          14.907 2.022
16 27  山西康司             CARROZZERIA Team MOHN          14.944 2.059
---------------以上予選通過----------------------------------------------

予選通過基準タイム(107%)1'17.987
参加台数:16台 出走台数:16台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン第5戦 スポーツランド菅生 予選2回目


絶好調のライアン。鈴鹿に続いての連勝なるか(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の公式予選2回目が午後1時45分より行われ、
午前中トップだった#41リチャード・ライアン(DoCoMoダンディライアン)が更にタイムを
更新し、1分12秒885と只一人12秒台に突入してポールポジションを確定した。
2位はディフェンディングチャンピオンの#1本山哲(ADiRECT 5ZIGEN)。
タイムは1分13秒087だが、本山はセッションの終盤に逆転を狙ってタイムアタックを
試みたものの、コースアウトした車両のために出たイエローフラッグにタイム更新を
阻まれた格好だ。
3位は#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が13秒387で続くが、このタイムでは午前中3番手の
#41服部尚貴(DoCoMoダンディライアン)のタイムを上回れず、総合では4位に甘んじる
結果となった。

フォーミュラニッポン第5戦決勝は、明日8月1日午後2時35分より、72周で戦われる。
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選2回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver---------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 40  リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION        1'12.885  -
 2  1  本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            13.087 0.202
 3 32  小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING           13.387 0.502
 4 19  ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          13.469 0.584
 5 11  松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   13.598 0.713
 6 41  服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          13.652 0.767
 7 31  アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           13.707 0.822
 8  4  立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   13.715 0.830
 9 20  井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          13.782 0.897
10  3  道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   13.885 1.000
11  2  金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            14.008 1.123
12  7  脇阪寿一             Team LeMans                    14.200 1.315
13  8  土屋武士             Team LeMans                    14.697 1.812
14 25  片岡龍也             Team LeMans Spirit            14.713 1.828
15 27  山西康司             CARROZZERIA Team MOHN          14.944 2.059
16 28  野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          15.555 2.670
-----------------------------------------------------------------------
参加台数:16台 出走台数:16台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

F3第12戦 スポーツランドSUGO 予選


またしても横溝がポール。インギング勢の快進撃は止まらない。(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権第12戦の公式予選が第11戦に続いて行われたが、インギング勢の好調
ぶりは相変わらずで、#3横溝直輝がここでも1分18秒992と一人18秒台を叩き出して
連続ポールを決め、2番手には#4ロニー・クインタレッリが続き、インギング勢が2戦
連続でフロントロウを独占した。
3番手もまた#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラがつけ、4番手には前回鈴鹿ラウンドで
初表彰台を経験した#14柳田真孝が入った。
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3選手権第12戦予選結果

-P.-No.-Driver-------------------------Car----------Engine----Time-----Gap---
 1   3  横溝直輝                       D   F303     T 3S-GE   1'18.992  -
 2   4  ロニ・クインタレッリ           D   F302     T 3S-GE     19.159 0.167
 3  10  ファオ・パオロ・デ・オリベイラ L-D F106/03  H MF204C    19.603 0.611
 4  14  柳田真孝                       D   F302     N SR20VE    20.033 1.041
 5  12  ファビオ・カルボーン           D   F303     N SR20VE    20.049 1.057
 6   8  中嶋一貴                       D   F304     T 3S-GE     20.181 1.189
 7   7  山本左近                       D   F304     T 3S-GE     20.258 1.266
 8   1  リチャード・アンティヌッチ     D   F304     T 3S-GE     20.320 1.328
 9  33  池田大祐                       L-D F106/03  T 3S-GE     20.417 1.425
10   2  武藤英紀                       L-D F106/03  H MF204C    20.559 1.567
11  32  小早川済瑠                     L-D F106/03  T 3S-GE     20.562 1.570
12  36  番場琢                         D   F304     T 3S-GE     20.567 1.575
13  19  柴田裕吉                       D   F302     T 3S-GE     21.088 2.096
14  50  磯崎元彦                       D   F304     T 3S-GE     21.224 2.232
--------------------以上予選通過----------------------------------------------

予選通過基準タイム(110%) 1'27.176

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢
Tはトムストヨタ、HはM-TECホンダ、Nはスリーボンドニッサン

Japanese F3

F3第11戦 スポーツランドSUGO 予選


好調なインギング勢。もてぎ以来の1-2フィニッシュが見られるか(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権第11戦の公式予選が7月31日スポーツランド菅生にて行われ、インギング
の#3横溝直輝が1分19秒996を出し、F3に上がって初めてのポールポジションを獲得した。
2番手には#4ロニー・クインタレッリが続き、インギングの二人がフロントロウを独占した格好だ。
以下#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ、#12ファビオ・カルボーン、#8中嶋一貴と続くが、
ランキング3位の#1リチャード・アンティヌッチは初めての菅生攻略に手間取ったか、9番手に終わった。

第11戦決勝は午後3時25分より、18周で行われる。
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver-------------------------Car----------Engine----Time-----Gap---
 1   3  横溝直輝                       D   F303     T 3S-GE   1'19.446	-
 2   4  ロニ・クインタレッリ           D   F302     T 3S-GE     19.808 0.362
 3  10  ファオ・パオロ・デ・オリベイラ L-D F106/03  H MF204C    19.993 0.547
 4  12  ファビオ・カルボーン           D   F303     N SR20VE    20.018 0.572
 5   8  中嶋一貴                       D   F304     T 3S-GE     20.442 0.996
 6  14  柳田真孝                       D   F302     N SR20VE    20.568 1.122
 7  36  番場琢                         D   F304     T 3S-GE     20.715 1.269
 8   2  武藤英紀                       L-D F106/03  H MF204C    20.753 1.307
 9   1  リチャード・アンティヌッチ     D   F304     T 3S-GE     20.762 1.316
10   7  山本左近                       D   F304     T 3S-GE     20.981 1.535
11  32  小早川済瑠                     L-D F106/03  T 3S-GE     21.039 1.593
12  33  池田大祐                       L-D F106/03  T 3S-GE     21.058 1.612
13  19  柴田裕吉                       D   F302     T 3S-GE     21.360 1.914
14  50  磯崎元彦                       D   F304     T 3S-GE     21.542 2.096
-------------------以上予選通過------------------------------------------------

予選通過基準タイム(110%) 1'27.176

Formula Nippon

Fニッポン第5戦 スポーツランド菅生 予選1回目


今回も好調なライアン。(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の公式予選一回目が7月31日午前10時10分より
快晴のスポーツランド菅生で行われ、前戦優勝の#40リチャード・ライアンが1分13秒236
を出して暫定ポールとなった。2番手には#1本山哲が1分13秒272で続き、3番手はライアン
のチームメイト、#41服部尚貴が1分13秒346で続いた。

公式予選2回目は午後1時45分より、1回目と同じく45分間で行われる。
2004年7月31日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P  No Driver               Team                          Time    Gap
-------------------------------------------------------------------------------
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION       1'13.236    -
 2  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN           13.272  0.036
 3 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION         13.346  0.110
 4 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING          13.716  0.480
 5 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO  13.731  0.495
 6*20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL         13.773  0.537
 7  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team  13.809  0.573
 8  7 脇阪寿一             Team LeMans                   13.838  0.602
 9  8 土屋武士             Team LeMans                   13.979  0.743
10 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL         14.048  0.812
11 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING          14.076  0.840
12 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit           14.162  0.926
13  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team  14.319  1.083
14  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN           14.684  1.448
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN         14.907  1.671
16 27 山西康司             CARROZZERIA Team MOHN         15.464  2.228
-------------------------------------------------------------------------------
赤旗中断 10:42~10:55

*印のカーNo.20の車両は、本大会公式通知No.13違反により、訓戒とする。

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 決勝/SUBARU WRC エクスプレス


2004全日本GT選手権 第4戦
「北海道グランGT選手権レース 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2004年7月17-18日
■開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  今季初入賞の6位でゴール!!

JGTC第4戦は7月17~18日に北海道の十勝スピードウェイにおいて開催され、小林且
雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは予選13位スタートし、一時
2位へポジションアップしたものの6位でゴールして今季全戦完走を果たすとともに、
今季初入賞で5ポイントを獲得した。

予選の行われた17日はおおむね好天で、気温も30℃前後まで上昇した。25台の車両
が参加して行われたGT300クラスの午前中の予選1回目、#77インプレッサの谷川は
トップから1秒096差の1分21秒197のタイムをマークしたものの14番手。1秒の間に
13台がひしめき合うという激しい予選だった。
午後の予選2回目は15時20分から20分間行われた。1回目からセッティングを変更し
てコースインした谷川は1分20秒943にタイムアップ。
しかし他車両もタイムアップしたため総合順位は13位に落ち着いた。

18日13時58分、89周の決勝レースのスタートが切られた。スタートを担当した谷川
はオープニングラップの混乱を上手に抜けて入賞圏内となる10位でコントロールラ
インを通過。2周目に#52セリカを抜き9位7周目に#19セリカを抜き8位、12周目には
#10フェラーリを抜き7位、なおも果敢に攻めて24周目には#80 フェアレディZを抜
き6位、さらに37周に#16 NSXを抜き5位へポジションを上げSUBARUファンを沸かせ
た。

中盤に差し掛かると早めにピットインをする車両が出始める。谷川はなおもポジショ
ンを上げ、38周目に4位、45周目に3位、そして46周目にはついに2位までポジショ
ンを上げた。49周で谷川はピットイン。
十勝は直角の右コーナーが多く左タイヤに負担がかかるため、チームは左タイヤ2
本だけを交換し、ドライバーは小林がステアリングを握って3位でコース復帰した。
すぐに#16NSXが小林をかわしたために4位にドロップしたが表彰台を狙える位置。
小林はマシンを労わる走りながらポジションキープに徹したが、終盤の73周目に突
然ブレーキトラブルを抱え6位にポジションダウン。しかし、そのままの順位を守
り6位でチェッカー。
前回入賞目前に他車両に接触してポイントを逃しただけに、うれしい今季初入賞を
決めるとともに、5ポイントを獲得した。

■決勝結果:GT300クラス
Pos.  No.  Driver   Car Name   Time/Diff
 1 #43 新田守男/高木真一 ARTA Garaiya 1:56'38.962
 2 #16 山野哲也/八木宏之 M-TEC NSX +3.050
 3 #81 柳田真孝/尾本直史 シーウエストダイシンアドバンZ +18.515
 4 #10 田中哲也/余郷 敦 JIM Gainer アドバンF360 +20.907
 5 #31 田中 実/松田晃司 A'PEX i-mobisess MR-S +26.213
 6 #77 小林且雄/谷川達也 クスコスバルADVANインプレッサ  +29.368
 7 #19 青木孝行/谷口信輝 ウェッズスポーツセリカ +41.507
 8 #11 松田秀士/菅 一乗 JIM RodeoDriveアドバンF360 +1'10.076
 9 #80 木下みつひろ/星野一樹 エンドレスダイシンアドバンZ 1Lap
10 #7 山路慎一/井入宏之 雨宮アスパラドリンクRX7 1Lap

◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 決勝/トヨタモータースポーツニュース


初開催の十勝で2位に入ったスープラ6号車(C)Toyota

全日本GT選手権(JGTC)
第4戦 HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP

           JGTC第4戦 初開催の十勝でトヨタ・スープラが2位
ハンディウェイトを克服し、依然トヨタ・スープラがポイントランキングをリード

 全日本GT選手権第4戦、「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPI‐
ONSHIP」が7月17日(土)、18日(日)の両日、北海道の十勝インターナ
ショナルスピードウェイで開催された。
 当地で初めて開催のJGTCシリーズ戦には、GT500クラスに18台、GT‐
300クラスに25台が参加。トヨタ勢はこのうちGT500クラスに7台のスー
プラ、GT300クラスに3台のセリカと2台のMR‐Sが出場となった。
 93年に十勝平野のフラットな地形にオープンした、十勝インターナショナルス
ピードウェイは、コーナーの間をストレートで結んだレイアウトで高低差が少ない
のが特徴。とりわけ今回は一周3.405kmと短い「クラブマンコース」(ショー
トコース)を使用するため、決勝中のラップタイムは僅か1分10~20秒台。両
日とも好天に恵まれ、気温30度以上と予想以上の暑さの中、43台ものGTカー
がひしめく大混戦模様となった。

◆予選◆
 17日(土)の公式予選は午前11時と午後3時からそれぞれ1時間づつ実施。
朝方曇りがちだった天候は1回目の開始時までには晴天となり気温も29度まで上
昇。
 早々にアタック合戦となった序盤20分間のGT500クラス専有時間帯にエッ
ソウルトラフロースープラ6号車がトップから0.114秒差の2番手タイムを記
録。これにDYNACITYトムススープラ37号車、WOODONEトムススー
プラ36号車、auセルモスープラ38号車が続いた。
 午後の2回目セッションは、天候は下り坂という予報もあり、気温の降下が期待
される中、大半のチームが2セットある予選タイヤの1セットを残して臨んだが、
実際には依然陽射しが強く、気温31~32度と厳しいコンディションで行われた。
 それでも終盤には各車がタイムアップを期してコースイン。スープラ6号車も逆
転ポールポジションを目指し果敢なアタックに入った。しかし、スロー走行車両に
ラインを阻まれ、これを避けて無念のコースアウト。スープラ36号車はタイム短
縮を果たし、4番手グリッドを確定。これにスープラ6号車がコースアウト前周の
タイムで5番手となり、決勝へと臨むことになった。

◆決勝◆
 18日(日)未明までの断続的な小雨で、早朝のコースは濡れていたが、午前9
時からのフリー走行までには陽射しが出て、あっという間に路面は乾き、完全なド
ライコンディションとなった。午後1時55分に決勝レースのフォーメーションラッ
プを迎えるころには気温も再び30度を超え、猛暑の中での戦いとなった。
 6番手スタートのスープラ37号車は、4周目の第1コーナー進入時に4位に浮
上。さらに9周目には3位までポジションを上げて快走。ピットインタイミングを
遅らせたスープラ37号車は44周目に暫定首位に立つが、ピットへ向かおうとし
た翌周、他車に追突されてコースアウト。幸い自力でピットへ向かったもののタイ
ムロスで6位へ後退。

 また、5番手スタートのスープラ6号車はタイヤにフラットスポットが出来、6
位までポジションを下げるが、予定より早めのピット作業を行うと、猛然と挽回。
ピット作業が一巡したところで4位に付け、残り14周で3位に躍進。ショートコー
スを舞台に、めまぐるしく次々とGT300車両を抜きながら果敢にアタックする
スープラ6号車の猛追ぶりに観客の目は釘付けとなった。さらに、大詰めとなった
最終ラップで先行する2位のフェアレディZを捉え、首位のフェアレディZにも迫
るが僅かに叶わず、0.686秒差で大歓声の中を2位でチェッカーを受けた。
 また、スープラ36号車は4位、スープラ37号車は5位に入り、貴重なポイン
トを獲得した。一方、前戦優勝のデンソーサードスープラ39号車は今回70kgの
ハンディウエイトを搭載し、予選13番手からのスタートとなったが7位に入賞し、
ポイントランキング首位の座を堅守した。
 GT300クラスでは混戦模様の中、A’PEX i-mobisess MR-
S31号車が5位、ウェッズスポーツセリカ19号車が7位入賞を果たした。
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エッソウルトラフロースープラ6号車 ドライバー飯田章のコメント:
不安定な路面状況もあって第1コーナー進入時にブレーキをロックさせてしまい、
振動が発生し、予定より早めのドライバー交代となったが、その状況からパートナー
の脇阪寿一がよく頑張ってくれた。優勝を逃したことは残念ではあるが、チャンピオ
ン争いへと貴重なポイントが得られた。

エッソウルトラフロースープラ6号車 ドライバー脇阪寿一のコメント:
予選は自分のミス。今回は優勝を狙って戦い、決勝レース終盤はもう少しで逆転優勝
も狙えたと考えると悔しい。しかし2位に入ったことで、次戦を40kgとまだ軽いハ
ンディウエイトで迎えられることは今後の展開に有利に働くと思う。タイトル奪還に
向けてこれからもベストを尽くす。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
初開催となった十勝サーキットのショートコースに40台以上が走行する混戦の状況
下、スープラ37号車は不運なアクシデントで残念だったが、スープラ6号車の後半
の追い上げなど、初めてJGTCの観戦した北海道のレースファンにもGTレースな
らではの迫力を楽しんでもらえたと思う。シーズン折り返しとなる今回は残念ながら
優勝を逃す結果となったが、GT300クラスも含めパフォーマンスでは決して負け
てはいない。シリーズ後半戦も、チャンピオン獲得を目指し、各チームと共に、これ
まで以上に気合を入れて臨む。

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第4戦 リザルト 順位 車両 No. ドライバー 所要時間/差 周回 予選結果
 1  22 日産フェアレディZ 影山正美/M.クルム 1:56'32.111 89 3
 2   6 トヨタスープラGT 脇阪寿一/飯田 章 0'00.686 89 5
 3   3 日産フェアレディZ 金石年弘/E.コマス 0'01.693 89 1
 4  36 トヨタスープラGT 土屋武士/M.アピチェラ 0'22.776 89 4
 5  37 トヨタスープラGT J.コートニー/片岡龍也 0'41.446 89 6
 6  32 ホンダNSX 松田次生/A.ロッテラー 1'13.154 89 9
 7  39 トヨタスープラGT J.デュフォア/A.クート 1'16.493 89 13
 8  18 ホンダNSX 道上 龍/S.フィリップ 1Lap 88 7
 9  35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一 1Lap 88 14
10 100 ホンダNSX 中野信治/加藤寛規 1Lap 88 11

チーム 車両 No. ドライバー 第4戦結果
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 6 脇阪寿一/飯田 章 2位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/M.アピチェラ 4位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 J.コートニー/片岡龍也 5位
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 J.デュフォア/A.クート 7位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 9位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 織戸 学/D.シュワガー 13位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 立川祐路/荒 聖治 14位
A'PEX with apr トヨタMR-S 31 田中 実/松田晃司 19位/5位
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/谷口信輝 21位/7位
SPIRIT Motorsport トヨタセリカ 17 長島正興/松永まさひろ 28位/12位
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 30 佐々木孝太/後藤 聡 31位/15位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタセリカ 52 竹内浩典/西澤誠剛 39位/23位

ドライバーズポイント
順位 ドライバー ポイント
1位 J.デュフォア/A.クート 38
2位 金石年弘/E.コマス 34
3位 立川祐路/荒 聖治 33
6位 脇阪寿一/飯田 章 32
7位 服部尚貴/脇阪薫一 31
8位 J.コートニー/片岡龍也 26
9位 土屋武士/M.アピチェラ 18
10位 織戸 学/D.シュワガー 17

チームポイント
順位 チーム ポイント
1位 NISMO 58
2位 TOYOTA TEAM SARD 38
4位 TOYOTA TEAM CERUMO 33
5位 ESSO TOYOTA Team LeMans 32
5位 TOYOTA TEAM TOM'S 32
7位 KRAFT 31
8位 TEAM ADVAN・ツチヤ 17

エンジンチューナーポイント
順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 70
2位 AUTECH 52
3位 東名エンジン 30
4位 M-TEC 17

※全て4戦終了時点。暫定

◆トヨタのモータースポーツ情報はTOYOTA Motorsportsをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 決勝/ホンダモータースポーツニュース


(C)Honda

           EPSON NSX(松田/A.ロッテラー組)が6位

決勝日:7月18日(日)
サーキット:十勝インターナショナル・スピードウェイ
決勝周回数:89周((303.045km)
天候:予選/晴れ 決勝/晴れ
気温:33℃(15:00現在)
コースコンディション:ドライ
観客:3万1300人

 7月18日(日)、十勝インターナショナル・スピードウェイ(北海道)において北海
道初のGT選手権大会となる、2004年全日本GT選手権(JGTC)第4戦「HOKKAIDO GRAN
GT CHAMPIONSHIP」の決勝レース(89周=303.045km)が行われた。

 予選日の17日(土)は好天となり、午後3時に開始された予選2回目は気温32℃、路
面温度45℃にまで上昇した。予選タイムアタックはトップから1秒差以内に11台が
入る白熱した展開となった。この結果、Honda NSX-GT勢は#18道上 龍/S.フィリッ
プ 組(TAKATA童夢NSX)がトップから0.5秒差の1分14秒652を記録して予選7番手を獲
得。続いて#32松田次生/A.ロッテラー組(EPSON NSX)が1分14秒754を記録し9番手。
#100中野信治/加藤寛規 組(RAYBRIG NSX)が11番手、#8金石勝智/伊藤大輔 組(ARTA
NSX)が12番手から決勝スタートを迎えることとなった。

 決勝日は早朝まで小雨が降っていたものの、午前中から快晴となり、スタート時
点では気温33℃、路面温度42℃まで上昇する厳しいコンディションとなった。しか
し、レースは最後までアクシデントも少なく、スムーズな展開が繰り広げられた。

 レース序盤からA.ロッテラー選手(EPSON NSX)、S.フィリップ選手 (TAKATA童夢
NSX)、伊藤大輔選手(ARTA NSX)が7位から9位、中野信治選手(RAYBRIG NSX)が13位
付近を走行。34周目終了時、RAIBRIG NSXがドライバーとタイヤ交換のため先陣を
切ってピットイン。続いてTAKATA童夢NSX、EPSON NSXとARTA NSXの順でドライバー
交代を行った。

 最後まで安定したペースを保ち続けたNSX-GT勢は89周の長丁場を走り抜き、最終
ラップに順位を上げたEPSON NSXが6位、TAKATA童夢NSXが8位、RAIBRIG NSXが10位
となった。ARTA NSXは53周目に金石勝智選手が他車と接触して右フロントカウルに
ダメージを負うもの粘り強く走行を続け12位でチェッカーを受けた。
 優勝したのは、#22影山正美/M.クルム組(モチュールピットワークZ)だった。

●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「今回は過給器システムを中心に大幅な改良を加えて望み、予選ではトップグルー
  プとの差が縮まったと感じましたが、決勝では悔しい結果となりました。しかし、
  今回の改良でNSX-GTの戦闘力が向上したことは各チーム・ドライバーも感じてお
  ります。これから、シーズンも後半戦となり、次戦のホームコースである第5戦
  もてぎラウンドまで約1ヶ月半の間、テストを行い更に新しいバージョンのNSX-GT
  を投入したいと考えております。’04NSX-GTがシーズン初勝利を飾れるよう、よ
  り一層の競争力向上に努めますので、皆様の更なる応援を宜しくお願い致します」

6位 #32 EPSON NSX
●松田 次生(Tsugio Matsuda)選手
「今回はNSX-GTの戦闘力が大幅にアップしたのですが、ライバルに追いつくには車
  体のセッティングをもっと詰めていく必要がありますね。ペース自体は悪くなかっ
  たのですが、ほんの少しの差が今回の結果になったようです。次戦はもてぎです
  し、必ず優勝したいと思いますので応援をお願い致します」

●アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手
「今回は暑さの厳しいレースとなりましたが、荒れたレースにはなりませんでした
  ね。NSX-GTは今回でかなり進化を感じたので後半戦は期待していてください。優
  勝を目指します」

◆ホンダのモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。
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全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第4戦 
「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年7月18日
■開催場所:十勝スピードウェイ(北海道)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#22「モチュールピットワークZ」が初優勝 !!
   #3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」は3位

7月18日13時58分、十勝スピードウェイに集まった31,300名の観客が見守る中、42
台のGTカーが決勝レースをスタートした。天候は快晴で気温は29℃であった。

予選1~3位を独占したZ勢は、#1「ザナヴィ ニスモZ」が本山哲、#22「モチュール
ピットワークZ」は影山正美、#12「カルソニックIMPUL Z」
はブノワ・トレルイエ、ポールポジションの#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」
はエリック・コマスがレースをスタートした。

#3コマスは、トップポジションを譲ることなく好スタートを切った。コマスは、隊
列を率いながら徐々にリードを広げ、10周以降には2位以下を5秒以上、そして他車
がピットインし始めた35周目には約10秒の差をつけて独走態勢を築いた。

3位からスタートした#22の影山は、気迫のこもった走りで2周目に3位から2位にポ
ジションアップ。序盤は#37スープラの激しい追撃にも動じることなく、隙のない
力強いドライビングを見せた。38周目にルーティンピットで滑り込みニスモメカニッ
クの迅速な作業でコースに送り出されたミハエル・クルムは、5周後にピットイン
した#3金石のアウトラップで前に出ると、危なげない走りで首位を快走。2位#3金
石との間合いを巧妙にキープしながら、後半までレースをリードし続けた。

最終周には猛然とダッシュをかけてきた#6スープラが#3を抜いてクルムの背後に迫っ
たが、振り切ってトップでチェッカーラッグを受けた。
#3が3位でフィニッシュしたため、表彰台の1位・3位をZが占める結果となった。ま
た、優勝した#22の影山は、今回の勝利がJGTC通算7勝目となり、最多勝利ドライバー
として記録されることとなった。

予選2位の#12は、フィニッシュ間際には燃料系のトラブルが発生してピットイン。
そのままピットでレース終了を迎えることとなった。
また、10番グリッドからレースをスタートした#1は、53周目の第1コーナーで#8NSX
と接触。右フロント部を壊したためピットインするが、リアサスペンションに受け
たダメージは予想以上に深刻で、レース続行を断念することとなった。

■ニスモ 出川監督
「実力で勝てて本当に嬉しいです。勝因はマシンセットアップ、タイヤチョイス、
  ピックワーク、そしてドライバーという4要素が全て理想的に働いたことです。
  ミスはひとつもなかったと言えます。ここでは#22に勝って欲しいと願っていた
  ので、格別です。サポートしていただいた多くのファン、スポンサーの皆様に心
  から感謝したいと思います。
ありがとうございました」

■決勝結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 モチュールピットワークZ        #22 影山正美/ミハエル・クルム   1:56'32"111
 2 エッソウルトラフロー スープラ  #6  脇阪寿一/飯田章                  -0"686
 3 G'ZOX・SSR・ハセミZ            #3  金石年弘/エリック・コマス        -1"693
 4 WOODONE トムス スープラ        #36  土屋武士/マルコ・アピチュラ    -22"776
 5 DYNACITY トムス スープラ       #37  ジェームス・コートニー/片岡龍也          -41"446
 6 EPSON NSX                      #32  松田次生/アンドレ・ロッテラー-1'13"154
 7 デンソー サードスープラ GT     #39  ジェレミー・デュフォア/アンドレ・クート      -1'16"493
 8 TAKATA童夢NSX                  #18  道上 龍/セバスチャン・フィリップ         -1Lap
 9 イエローハットYMSスープラ      #35  服部尚貴/脇阪薫一               -1Lap
10 RAYBRIG NSX                    #100 中野信治/加藤寛規               -1Lap
11 カルソニック IMPUL Z           #12  ブノワ・トレルイエ/井出有治     -2Laps
 R ザナヴィ ニスモ Z              #1   本山 哲/リチャード・ライアン  -37Laps

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。
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全日本GT選手権

中川経済産業大臣、GTレースを表敬訪問


国光会長にレーシングカーの説明を受ける中川大臣(Photo:Motorsports@nifty)

7月18日、全日本GT選手権の行なわれている十勝インターナショナルスピードウェ
イを中川昭一経済産業大臣が表敬訪問した。

中川大臣は、自由民主党のモータースポーツ振興議員連盟のメンバーであるとともに、
何といっても地元北海道第11区選出の議員。帯広市はもちろん、サーキットのある更別
村も選挙区になる。

大会前には表彰台上で「暑いコンディションでドライバーもチームの皆さんも大変です
が、最先端の技術をぜひ多くの人に見せてください。私も楽しませていただきます」と
挨拶。高橋国光GTA会長のエスコートでグリッドにも登場し、RAYBRIG NSXのコックピッ
トにも収まるなどレースを楽しんだ。

モータースポーツを肌で感じた中川大臣の今後のモータースポーツ振興活動に期待した
い。決して自身の選挙活動だけで終わらせることのないように……。

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 決勝 優勝会見


Photo:Motorsports@nifty

■GT500クラス
#22 モチュールピットワーク Z

ミハエル・クルム
(日本語で会見)
予選はセッティングを失敗した。決勝は早いピットインでいくことにしていた。正美も
ピットクルーも本当に良い仕事をした。引き継いだボクは3号車を追うだけだった。
3号車が丁度目の前にピットアウトしてきたのを2コーナーでかわして、これでトップに
立った。でも、ゴールまで勝てるかどうかわからなかった。
この優勝でウェイトが増えるので今後の選手権は厳しくなるだろうね。

影山正美
(この優勝でGT7勝となり、最多優勝ドライバー)
単独でのペースは良かったが、周回遅れをどう処理するか……これが難しかった。周回
遅れに関しては、3号車の方が運が良かったように思う。残り周回は多かったけど、マ
イケル(クルム)に任せてからはいけると思った。残り3戦も着実にポイント挙げてい
きたい。

■GT300クラス
#43 ARTA Garaiya

新田守男
ガライヤに変えてから苦労続きだったけど、スタッフが一生懸命やってくれたことが結
果に結びついた。ガライヤの優勝とチャンピオン奪取が我々の使命と思っているが、常
にそのプレッシャーはあった。3位で真一にバトン渡してからは、前の車のペースはわ
かっていたのでそれを伝え続けた。
優勝を果たしたので、次はチャンピオンを目指したい。

高木真一
タイヤがポイントだったので、ずっとタイヤをいたわりながら走った。
終盤の81号車との勝負では、ミスを誘うしかないなと思っていた。
何とかシルーズで16号車(M-TEC)を負かすために、次戦以降もミスなくやりたい。

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 決勝


激戦を制したモチュールZとARTAガライヤ(Photo:K.Takeshita)

7月18日、全日本GT選手権第4戦「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP」の決勝が、好天の
十勝インターナショナル・スピードウェイで行なわれ、予選3位スタートのモチュール
ピットワーク Z(影山/クルム組)が優勝を飾った。

レースはスタートから淡々と進んだ。北海道らしくない暑さに見舞われ、アクシデント
やトラブルが予想されたが、意外にもクリーンな展開となった。
好スタートから逃げ続けたポールポジションスタートの#3 G'ZOX・SSR・ハセミ Z(金
石/コマス組)は、ルーティンのピットインまでは完璧。2位#22モチュールピットワー
ク Zに6~7秒のマージンを築いた。
しかし、ニスモマジックと言われるピット作業により、#22がピットインを機に逆転。
#3も最後の最後まで執拗に食い下がったが、#22を駆るクルムの壁は厚く、#22Zが逃げ
切って今季初優勝を遂げた。

GT300クラスは、激戦の末、予選クラス7位スタートの#43ARTA Garaiya(新田/高木組)
が嬉しい初優勝を飾った。

攻めた脇阪スープラ、意地を見せZのワンツーを阻止
飯田からバトンを受けた#6エッソウルトラフロースープラの脇阪寿一は、60周過ぎから
ジワリジワリと攻め続けた。まず#36スープラを料理すると、日産勢のワンツーを阻止
すべく、3秒前方にいた2位の#22Zとの差を少しずつ削り取る。そして、ついに最終ラ
ップに入るストレートで並ぶと、1~2コーナーでついに#22Zをパス。最後はトップ#22
の背後にまで迫ってチェッカーを受けた。

ダイシンZ痛恨のコースアウト
GT300クラスポールの位置からスタートした#81シーウエストダイシンアドバンZ(柳田
/尾本組)は、残り15周までトップを守っていたが、背後から攻め続ける#43ガライヤの
術中にはまり、最終コーナーで飛び出してしまい3位に転落。ストレートでは明らかに
アドバンテージを持っていただけに惜しいコースアウトだった。

(観客:31,300人)
2004年7月18日 十勝スピードウェイ(北海道) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers--------Lap-GoalTime---(WH)
 1  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム     89 1:56'32.111(30)
 2   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       89 -     0.686(10)
 3   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス     89 -     1.693(20)
 4  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ 89 -    22.776(10)
 5  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡 89 -    41.446(30)
 6  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー 89 -  1'13.154(+2)
 7  39 500 デンソー サードスープラ GT   デュフォア/クート      89 -  1'16.493(70)
 8  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ 88 -    1 Lap (+1)
 9  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪       88 -    1 Lap (40)
10 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤       88 -    1 Lap (+2)
11  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出 87 -    2 Lap (30)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤       87 -    2 Laps(+2)
13  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー 86 -    3 Laps(30+1)
14  38 500 auセルモスープラ             立川/荒         86 -    3 Laps(60)
15  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       83 -    6 Laps(5)
16  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木       83 -    6 Laps(70)
17  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ  柳田/尾本       83 -    6 Laps(+1)
18  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷       83 -    6 Laps(15)
19  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田       83 -    6 Laps(+1)
20  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ     小林/谷川       83 -    6 Laps(+2)
21  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口       83 -    6 Laps(40)
22  15 500 AMPREXムルシエラゴRGT        (橋本)/サイモン 83 -    6 Laps
23  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/(植松)     83 -    6 Laps
24  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅         83 -    6 Laps(20+1)
25  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野       82 -    7 Laps(20)
26   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入       82 -    7 Laps(55)
27  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸       82 -    7 Laps
28  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永       82 -    7 Laps(5+1)
29  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内       81 -    8 Laps
30   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川       81 -    8 Laps
31  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤     81 -    8 Laps(15+1)
32  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井       81 -    8 Laps
33   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺       80 -    9 Laps(+2)
34   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船       80 -    9 Laps(10)
35 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子     79 -   10 Laps
36 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤           79 -   10 Laps
37*111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井       79 -   10 Laps
38  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本      78 -   11 Laps(40)
39  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤       77 -   12 Laps(+2)
---------------------------------------------------------------------------
  *  1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン   52 -   37 Laps(60)
    20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川       52 -   37 Laps
    70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ   石橋/伊橋       33 -   56 Laps
---------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

* #111は、2004年全日本GT選手権統一規則第29条1.(ラインカット)により、ドライ
 ブスルーペナルティを課した。
* #1 リチャード・ライアンは、国際モータースポーツ競技規則付則L項(プッシング)
 違反により、罰金100,000円及びペナルティポイント2を課した。

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 フリー走行


十勝スピードウェイは朝から快晴(Photo:Motorsports@nifty)

7月18日決勝日。夜半に雨は降ったものの、十勝インターナショナル・スピードウェイ
には朝から強い日差しが照りつけている。今日も暑い一日になりそうだ。

午後9時から行なわれたフリー走行では、午後の決勝に向けて最後のチェックが行なわ
れた。ここでも好調だったのはスープラ勢。昨日の予選ではZに後塵を拝してしまった
スープラだが、ここではトップ3を占めた。Zもスープラも決勝の仕上がりには自信を
持っているだけに、決勝は面白くなりそうだ。
2004年7月18日 十勝スピードウェイ(北海道) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers----------Time----(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田        1'15.455(10)
 2  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ  1'15.682(10)
 3  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡  1'15.743(30)
 4   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン    1'15.954(60)
 5   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス      1'16.049(20)
 6  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム      1'16.113(30)
 7  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ  1'16.141(+1)
 8  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出  1'16.237(30)
 9  39 500 デンソー サードスープラ GT   デュフォア/クート       1'16.285(70)
10  38 500 auセルモスープラ             立川/荒          1'16.342(60)
11   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤        1'16.573(+2)
12  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー  1'16.630(30+1)
13  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー  1'16.647(+2)
14 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤        1'16.722(+2)
15  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪        1'17.152(40)
16  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/植松        1'18.946
17  15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT      橋本/サイモン    1'19.795
18  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田        1'21.101(+1)
19  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅          1'21.182(20+1)
20  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤      1'21.279(15+1)
21  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木        1'21.321(70)
22  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤        1'21.475(+2)
23  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木        1'21.544(5)
24  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永        1'21.659(5+1)
25  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ     小林/谷川        1'21.748(+2)
26  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口        1'21.802(40)
27  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野        1'21.833(20)
28  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ  柳田/尾本        1'21.955(+1)
29  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷        1'22.048(15)
30  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内        1'22.279
31  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本       1'22.319(40)
32  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井        1'22.575
33 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子      1'22.618
34   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入        1'22.763(55)
35   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船        1'22.878(10)
36  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸        1'23.066
37  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川        1'23.153
38   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川        1'23.374
39 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井        1'23.610
40   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺        1'23.993(+2)
41  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ   石橋/伊橋        1'24.021
42 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤            1'24.497
    88 500 JLOCディアブロJGT1           山西/WADA-Q      --------
----------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第4戦 
「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年7月17日
■開催場所:十勝スピードウェイ(北海道)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■Zが予選1・2・3位を独占
  #3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」がポールポジション

JGTC第4戦のレースウィークエンドが始まった。舞台はJGTC公式戦として初開催の
十勝スピードウェイ。予選1回目が行われた17日午前の天候は晴れで気温は28℃、
路面温度も45℃と高い。北海道での30℃近い気温は予想外に高いといえる。

公式予選1回目、#3 Zは前半アタックを敢行し、スタートから10分間の最速タイム
を記録。しかし、後半アタック組が続出したため、タイムは塗り替えられて9番手
で1回目を終えることとなった。
ニスモの2台は、#1「ザナヴィ ニスモZ」がハンディウェイト60kg、#22「モチュー
ルピットワークZ」が30kgを積んで予選に臨んだ。アタッカーは#1が本山哲、#22は
ミハエル・クルム。タイヤの使い方は両車ともオーソドックスな後半アタックで、
うまくクリアトラフィックをつかんだクルムがベストタイム1分14秒302を出してリー
ダーボードのトップを獲得した。一方、#22より若干固めのタイヤをチョイスした
#1の本山は1分14秒948の7番手となった。

公式予選2回目はGT500/GT300の合同走行から始まった。ニスモの2台は、#1が本山
哲、#22は影山正美が最初にドライブ。影山は、1分16秒台後半から17秒前半のハイ
ペースで安定したラップタイムを刻んだ。そして、予選最後のGT500専有走行は両
車とも前半の数分の間に再アタックのための確認走行を行った。
また、2回目の予選でフレッシュタイヤ2セットを使う作戦をとった#12は最初から
ハイペースのアタックランに臨み、アタック担当のブノワ・トレルイエはいきなり
1分14秒762の好タイムを記録した。いよいよ最後の決戦に向けて各チームともニュー
タイヤを用意し終えた頃、コース上に1台がストップ。この車両を排除するために、
18分間にわたって予選は中断となった。

予選再開後最初にアタックしたのは#1の本山哲で、1回目のタイムを約0.1秒縮めた。
そして#12のトレルイエが予選1回目のトップタイムを約0.1秒強短縮するタイムを
出した。続いて#22のミハエル・クルムがアタックしたが、タイムアップは0.03秒
にとどまり、首位奪還は叶わず。
ここで大勢は決したかに思われたが、#3のエリック・コマスが最終ラップに#12の
タイムをわずかに上回り、ポールポジションを確定した。
#1は、予選10位からレースをスタートすることとなった。

なお、GT300クラスでも#81「シーウェストダイシンアドバンZ」がポールポジショ
ンを獲得したため、GT300、GT500ともZが2戦連続ポールシッターとなった。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 G'ZOX・SSR・ハセミZ            #3  金石年弘/エリック・コマス       1'14"136
 2 カルソニック IMPUL Z           #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治     1'14"190
 3 モチュールピットワークZ        #22 影山正美/ミハエル・クルム       1'14"280
 4 WOODONE トムス スープラ        #36 土屋武士/マルコ・アピチュラ     1'14"347
 5 エッソウルトラフロー スープラ  #6  脇阪寿一/飯田 章        1'14"398
 6 DYNACITY トムス スープラ       #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也   1'14"562
 7 TAKATA童夢NSX                  #18 道上 龍/セバスチャン・フィリップ 1'14"652
 8 auセルモスープラ               #38 立川祐路/荒 聖治       1'14"745
 9 EPSON NSX                      #32 松田次生/アンドレ・ロッテラー    1'14"754
10 ザナヴィ ニスモ Z              #1  本山 哲/リチャード・ライアン    1'14"830

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第4戦 十勝 予選ポールポジション会見


Photo:Motorsports@nifty

■GT500クラス
#3 G'ZOX・SSR・ハセミ Z

エリック・コマス
(日本語で会見)
久しぶりのポールポジションですネ。5月のテストでもトップタイムだったけれど、昨
日と今日の予選1回目はあまり良くなかった。セッティングも色々変えた。Zのセッティ
ングは難しいネ。明日はチャンピオンシップは考えずに、とにかく勝つことを考えて走
りマス。

金石年弘
コマスさんも言っているように、昨日と今日の午前はセッティングで悩みました。2回
目の予選はセッティングをガラっと変えてみたらはまった感じです。
今年から新しいチームになって、決勝はそこそこイケル感じでしたが、予選が課題でし
た。でも、今日の結果で手応えが掴めました。

■GT300クラス
#81 シーウエストダイシンアドバンZ

柳田真孝
すごく嬉しい。午後に良いタイヤを残しておいてアタックしました。路面温度が午前よ
り上がりましたが、タイムが出てほっとしています。

尾本直史
この場(会見場)に来るのは初めてです。大八木監督にPP取って勝ってこいって言われ
ていますから、ほんと良かったです。決勝のセッティングも悪くないですし、明日もこ
の流れで行きたいと思います。
ショートコースですが、500との混走は思ったほどではありませんでした。明日は接触
しないように気をつけたいと思います。

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 予選総合


Photo:K.Takeshita

2004年7月17日 十勝スピードウェイ(北海道) 予選総合 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers----------Time----(WH)
 1   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス      1'14.136(20)
 2  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出  1'14.190(30)
 3  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム      1'14.280(30)
 4  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ  1'14.347(10)
 5   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田        1'14.398(10)
 6  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡  1'14.562(30)
 7  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ  1'14.652(+1)
 8  38 500 auセルモスープラ             立川/荒          1'14.745(60)
 9  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー  1'14.754(+2)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン    1'14.830(60)
11 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤        1'14.910(+2)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤        1'15.324(+2)
13  39 500 デンソー サードスープラ GT   デュフォア/クート       1'15.329(70)
14  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪        1'15.395(40)
15  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー  1'15.469(30+1)
16  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ  柳田/尾本        1'19.588(+1)
17  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本       1'19.890(40)
18  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野        1'19.957(20)
19  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田        1'20.069(+1)
20  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤      1'20.172(15+1)
21  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅          1'20.388(20+1)
22  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木        1'20.393(5)
23  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木        1'20.485(70)
24  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷        1'20.520(15)
25  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口        1'20.530(40)
26  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤        1'20.792(+2)
27   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船        1'20.886(10)
28  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ     小林/谷川        1'20.943(+2)
29   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入        1'21.098(55)
30  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内        1'21.250
31  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永        1'21.442(5+1)
32   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺        1'21.536(+2)
33   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川        1'21.617
34  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井        1'21.805
35  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川        1'22.087
36  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸        1'22.098
37 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井        1'22.131
38 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子      1'22.216
39 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤            1'23.676
40  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ   石橋/伊橋        1'24.025
***********************  以上予選通過  *******************************
    15 500 AMPREXムルシエラゴRGT        (橋本)/サイモン  1'17.041
    21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/(植松)      1'18.217
    88 500 JLOCディアブロJGT1           山西/(WADA-Q)    1'19.174
----------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

#15 橋本、#21 植松、#88 WADA-Qの3名は、18日朝のフリー走行にて、トップ3のベ
ストラップタイムの107%をクリアすることを条件に決勝出走が許可される。なお、
決勝時のスタートドライバーは認めない。

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 予選2回目


賭けのセッティングがズバリ的中したG'ZOX Z(Photo:Motorsports@nifty)

午後3時から始まった予選2回目は、風は涼しげになったものの、路面温度は上昇。相変
わらずの暑いコンディションとなった。
足慣らしの両クラス合同走行時間では、#6エッソウルトラフロースープラがトップタイ
ムをマークするが、1分15秒台と予選1回目のタイムには遠く及ばない。

次のGT300クラスの走行時間では、終盤になって#81シーウエストダイシンアドバンZ
が、午前の暫定クラスポールタイムを上回る1分19秒588をマーク。逆転された#63
LEYJUNダンロップ320Rも最後に渾身のアタックをするが僅かに届かず。#81の逆転ポー
ルが決定した。

最後のGT500クラスの時間帯でも300クラス同様熾烈なポール争いが繰り広げられた。
#88ディアブロがコース上にストップしたため、途中赤旗中断。残り13分で仕切り直し
となった予選は、最後の5分を切ったところで、1回目に下位に沈んだ2台のZの争いと
なった。
最初に午前の暫定ポールタイムを破ったのは#12カルソニック IMPUL Z。2回目にアタッ
クすることを決めていた#12Zは、タイヤ2セットをフルに使って果敢にアタック。思惑
どおり1分14秒190でトップに躍り出た。
しかし、この座も長くは続かず。1回目はセッティングに苦しんだ#3G'ZOX・SSR・ハセ
ミ Zが、名手コマスにより1分14秒136を叩き出し逆転。見事ポール奪取に成功した。

1回目2位だった#6エッソウルトラフロースープラは、最後のアタックをかけた周に他車
と接触しかけてコースアウト。ガードレールにヒットしてしまい、5位に甘んじる結果
になった。
2004年7月17日 十勝スピードウェイ(北海道) 予選2回目 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers----------Time----(WH)
 1   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス      1'14.136(20)
 2  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出  1'14.190(30)
 3  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム      1'14.280(30)
 4  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ  1'14.347(10)
 5   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田        1'14.398(10)
 6  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ  1'14.652(+1)
 7  38 500 auセルモスープラ             立川/荒          1'14.745(60)
 8  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー  1'14.754(+2)
 9  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡  1'14.754(30)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン    1'14.830(60)
11 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤        1'14.910(+2)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤        1'15.324(+2)
13  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー  1'15.481(30+1)
14  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪        1'15.609(40)
15  39 500 デンソー サードスープラ GT   デュフォア/クート       1'16.077(70)
16  15 500 AMPREXムルシエラゴRGT        橋本/サイモン    1'17.041
17  88 500 JLOCディアブロJGT1           山西/WADA-Q      1'19.551
18  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ  柳田/尾本        1'19.588(+1)
19  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/植松        1'19.883
20  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本       1'19.890(40)
21  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野        1'19.957(20)
22  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田        1'20.069(+1)
23  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤      1'20.172(15+1)
24  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅          1'20.388(20+1)
25  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木        1'20.485(70)
26  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口        1'20.530(40)
27  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷        1'20.584(15)
28  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木        1'20.607(5)
29  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤        1'20.843(+2)
30  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ     小林/谷川        1'20.943(+2)
31   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入        1'21.120(55)
32  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内        1'21.250
33  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永        1'21.550(5+1)
34  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井        1'21.805
35  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川        1'22.087
36 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井        1'22.131
37   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船        1'22.354(10)
38  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸        1'22.413
39 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子      1'22.480
40   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺        1'22.687(+2)
41 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤            1'23.676
42  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ   石橋/伊橋        1'24.025
     9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川        --------
----------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 予選1回目


暫定ポールを奪ったモチュールZ(Photo:K.Takeshita)

7月17日、全日本GT選手権第4戦「HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP」の舞台となる北海
道・十勝インターナショナル・スピードウェイは朝から好天。午後からは天候が下り坂と
の情報もあるが、雨の心配はない。
午前11時から始まった予選1回目。気温は28度、路面温度は45度とかなり暑い。タイム
的には涼しくなる午後3時からの予選2回目の方が良さそうだ。

GT500クラスは、最初の20分、同クラスの走行時間帯のタイムがそのまま順位となっ
た。トップタイムをマークしたのは、#22モチュールピットワーク Z。1分14秒302と
昨日の練習走行のタイムを上回ってきた。これに#6エッソウルトラフロースープラを
筆頭に、#37、#36、#38とスープラ勢が続く。6位には性能調整を受けている#32EPSON
 NSXが食い込んだ。

GT300クラスは、40kgのハンデを背負いながらも#63LEYJUNダンロップ320Rがトップタ
イムをマーク。#16NSX、#7RX7、#19セリカなどのランキング上位陣は、ウェイトの影
響でタイムが伸びず苦しんでいる。
2004年7月17日 十勝スピードウェイ(北海道) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers----------Time----(WH)
 1  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム      1'14.302(30)
 2 * 6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田        1'14.416(10)
 3  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡  1'14.562(30)
 4  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ  1'14.673(10)
 5  38 500 auセルモスープラ             立川/荒          1'14.922(60)
 6  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー  1'14.929(+2)
 7   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン    1'14.948(60)
 8  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ  1'15.087(+1)
 9   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス      1'15.145(20)
10 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤        1'15.246(+2)
11  39 500 デンソー サードスープラ GT   デュフォア/クート       1'15.329(70)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤        1'15.382(+2)
13  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪        1'15.395(40)
14  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー  1'15.469(30+1)
15  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出  1'16.844(30)
16  15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT      橋本/サイモン    1'17.781
17  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/植松        1'18.217
18  88 500 JLOCディアブロJGT1           山西/WADA-Q      1'19.174
19  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本       1'20.102(40)
20  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田        1'20.209(+1)
21  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤      1'20.285(15+1)
22  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ  柳田/尾本        1'20.337(+1)
23  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木        1'20.393(5)
24  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅          1'20.509(20+1)
25  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷        1'20.520(15)
26  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口        1'20.539(40)
27  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木        1'20.583(70)
28  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤        1'20.792(+2)
29   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船        1'20.886(10)
30  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野        1'21.000(20)
31   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入        1'21.098(55)
32  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ     小林/谷川        1'21.197(+2)
33  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永        1'21.442(5+1)
34   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺        1'21.536(+2)
35  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内        1'21.576
36   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川        1'21.617
37  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸        1'22.098
38 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子      1'22.216
39  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川        1'22.230
40  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井        1'22.710
41 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井        1'23.195
42  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ   石橋/伊橋        1'24.373
43 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤            1'24.415
----------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

* #6のドライバー飯田章は、ダブルチェッカーにより罰金30,000円のペナルティ
 を課す。

全日本GT選手権

JGTC第4戦 十勝 練習走行


好調な滑り出しを見せたエッソスープラ(Photo:K.Takeshita)

マレーシアでの戦いを終えて、GTシリーズは夏の十勝に舞台を移した。
十勝スピードウェイではシリーズ初開催となるJGTC。コースはフルコースではなく、
ショートコース3.4kmが使われる。

初日の練習走行では、事前にテストを行っている#6エッソウルトラフロースープラが
トップを奪った。僅差で#36スープラ、#12,22Zが続き、その後ろには性能調整を受け
ているとはいえ、復調しつつあるNSXがつけた。
2004年7月16日 十勝スピードウェイ(北海道) 練習走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------Session1-Session2(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       1'15.237 1'14.467(10)
 2  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ 1'16.272 1'14.617(10)
 3  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出 1'15.726 1'14.644(30)
 4  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム     1'16.258 1'14.651(30)
 5  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー 1'17.163 1'14.879(+2)
 6  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ 1'16.431 1'15.037(+1)
 7  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡 1'16.348 1'15.047(30)
 8  38 500 auセルモスープラ             立川/荒         1'15.890 1'15.139(60)
 9   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン   1'16.169 1'15.171(60)
10   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス     1'16.310 1'15.635(20)
11  39 500 デンソー サードスープラ GT デュフォア/クート 1'15.962 1'15.670(70)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤       1'16.969 1'15.761(+2)
13  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー 1'17.334 1'15.966(30+1)
14  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪       1'16.869 1'16.044(40)
15 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤       1'17.148 1'16.623(+2)
16  15 500 AMPREXムルシエラゴ RGT       橋本/サイモン   1'18.031 1'16.733
17  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/植松       1'19.984 1'17.837
18  88 500 JLOCディアブロJGT1           山西/WADA-Q     1'19.854 1'18.598
19  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田/尾本      1'23.107 1'20.397(+1)
20  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅         1'20.969 1'20.405(20+1)
21  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田       1'21.144 1'20.609(+1)
22  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木       1'20.625 1'21.011(70)
23  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤     1'20.806 1'21.064(15+1)
24  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷       1'21.686 1'20.898(15)
25  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口       1'21.623 1'20.994(40)
26  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野       1'21.492 1'21.025(20)
27  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       1'21.405 1'21.293(5)
28  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永       1'22.739 1'21.295(5+1)
29  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本      1'21.445 1'21.439(40)
30  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤       1'22.278 1'21.543(+2)
31   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船    1'23.725 1'21.692(10)
32  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川     1'22.563 1'21.951(+2)
33  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川       1'23.569 1'21.974
34  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内       1'21.992 1'22.537
35   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入       1'22.480 1'22.007(55)
36 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子     1'22.111 1'23.220
37   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺    1'22.820 1'22.186(+2)
38   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川       1'23.292 1'22.489
39  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸       1'23.550 1'22.515
40  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井       1'23.327 1'22.758
41 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井       1'23.733 --------
42 112 300 ARKTECH ADVAN GT4            澤/堤           -------- 1'24.762
43  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋/伊橋      1'24.883 1'25.999
-------------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

Formula Nippon

Fニッポン 第4戦 鈴鹿 写真集「道上大クラッシュ他」

(全ての写真はクリックで拡大表示されます)

lyons  このレース、金曜日の練習から好調で完璧なレース運びで優勝したリチャード・ライアン。去年の鈴鹿の同レース、今年の菅生と2ヒートレース(今年から何故か2スプリントレースと呼んでいる)は全勝。というか2ヒートレースでしか勝っていない。これでチャンピオンシップポイントリーダーに躍り出たわけなんだけど、通常の給油のあるレースでも勝たないとチャンピオンになれない?

treluyer  ファーストスプリントではライアンを追い詰めたけどコースアウトして6位、でもファイナルスプリントでは見事なスタートを決め3位に、本山をパスして2位に入ったブノワ・トレルイエ。出入りの激しいレースを演じたけど終わりよければ全てよし?

ide  この週末イマイチスピードに乗り切れなかったけど、3位に入った井出有治。ファイナルスプリントでスタートをミスらなければ2位には入れたかも。

motoyama  朝のフリー走行でトップ、ファーストスプリントで3位と本山哲復活かと思われたけど、残念ながらファイナルスプリントではヘアピンでトレルイエにスプーンで井出にパスされてしまいました。ヘアピンやスプーンなど抜きにくいコーナーであっさり先行されたのは何かトラブルが発生してたのかも知れません。

wakisaka  この週末、本人のキャラに反して全然目立ってなかったのが脇阪寿一。でも最後に5位に入ってくるのはさすが。

tachikawa  予選1回目からクルマが決まらずにさんざんだった立川祐路。それを考えれば6位でレースを終えられたのは良かったのかも。

kogure  開幕戦のウイナー小暮卓史もこのレースは苦戦。立川に迫るも攻めきれずに7位。

lotterer  もう一方のナカジマドライバーのアンドレ・ロッテラー。こちらも不調でファイナルスプリントレース後半ようやく松田次生をパスして8位。

matsuda  鈴鹿サーキットのマスコットキャラクター、コチラちゃんが誕生して今年で25年。これを記念して三重県桑名市在住の松田次生のスポンサーになったもよう。グリッド上でコチラちゃんに励まされてスタートするもレースでは精彩を欠いてしまいました。

hattori  ファイナルスプリントでクルマをきっちり仕上げて追い上げたべたラン服部尚貴。しかし、コースアウトで順位を落としたのが痛い。ファイナルスプリントのファステストラップを出すなどクルマが速かっただけに悔やまれる10位でした。

tsuchiya  ファーストスプリントで素晴らしいスタートを決め2位でレースをスタートした土屋武士。しかしトレルイエと絡んだリタイヤによりファイナルスプリントで最後尾スタートを余儀なくされたのが痛かった。

yamanishi 今シーズンFN初参戦を果たした山西康司。1回目の予選ではアクセルのトラブルでS字でフルブレーキング。この写真のあとタイヤバリアにクラッシュしています。ファイナルスプリントでもトラブルでピットインと彼にとっては気の毒な週末となりました。

kataoka  ルーキーながら第3戦で表彰台に乗るなど大活躍の片岡龍也。ファイナルスプリントではスタートでエンジンストール、上位に進出することができませんでした。

noda  野田英樹もファイナルスプリントではトラブルでリタイヤ。山西も加わり、これからのマシンの成熟と信頼性の向上に期待しましょう。

kaneishi michigami1 michigami2 michigami3

 ファイナルスプリントレースの序盤、サーキット場内を凍りつかせたのが道上龍の大クラッシュ。シケインのブレーキングで金石年弘を抜こうとして金石のリアに乗り上げ、そのまま宙を舞い回転しながらクラッシュパッドへ。一番左の写真は道上が金石に乗り上げた直後。フロントウイングがもげ、マシンは飛び上がりすでに画面から消えています。その後クラッシュしましたが、無事オフィシャルに救出され自力で歩いてピットまで戻ってきました。

Photo: Motorsports@nifty
Text: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

全日本F3第9/10戦 鈴鹿/トヨタモータースポーツニュース


見事今季4勝目をあげたインギングのR.クインタレッリ(C)Toyota

全日本F3選手権
第9/10戦 鈴鹿

       全日本F3第10戦でR.クインタレッリが今季4勝目!
                    トムス勢は、不運の後退。
           R.クインタレッリがポイントランキング首位を堅守 



 全日本F3選手権の第5大会(第9戦、第10戦)が7月3日(土)、4日(日)
の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。同大会にはシリーズ参戦中の14台が
参加。このうちトムス・トヨタ3S‐GE型エンジン搭載車は10台を占めた。
 2日(金)に行われた公式練習では、ここまで3勝を挙げてランキングトップの
R.クインタレッリ(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)がトップタイムを
マーク。開幕戦の鈴鹿で連続ポール・トゥ・ウィンを飾った中嶋一貴(トムス/ト
ヨタ・トムス3S-GE)が4番手タイムを記録するなどトヨタ勢は好調を維持し
て今季2度目となる鈴鹿戦に臨んだ。

◆予選◆
 3日(土)早朝には、一瞬雨がぱらついたが路面は終日ドライ。鈴鹿の夏らしい
蒸し暑い一日となった。午前10時45分から15分間づつ行われた公式予選で、
まず第9戦セッションの序盤からR.クインタレッリが積極的にアタックし、5周
目には、2番手に0.187秒差をつけて今季2度目のポールポジションを獲得。
チームメイトの横溝直輝(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)も好調ぶりを
見せ、終盤逆転されたものの、僅差で3番手グリッドを得た。
 続く第10戦のセッションでは更にタイムアップが進む中、J.P.デ・オリベイ
ラ(M-TEC MF204C)とトップタイムを争うR.クインタレッリは、一旦ペース
ダウンをして最終ラップでアタックする作戦に出たが、イエローフラッグの追い越
し規制に阻まれ、惜しくもタイム更新はならず、ポールポジションのJ.P.デ
・オリベイラから僅か0.038秒差で2番手。また、横溝直輝は再び3番手、R.
アンティヌッチ(トムス/トヨタ・トムス3S-GE)は5番手から決勝へ臨むこ
とになった。

◆第9戦決勝◆
 3日(土)午後3時30分に第9戦の決勝がスタートする頃には気温は30度を記
録。路面温度も50度近くまで上がり、猛暑の中でのレースとなった。
 注目のスタートでは、ポールポジションからR.クインタレッリがレースをリー
ド。オープニングラップで早くも後続を引き離しにかかるが、3周目に、デグナー
カーブでコースアウト車がコースに出した砂に乗って姿勢を乱し、痛恨のポジショ
ンダウン。これで2位に上がった横溝直輝が果敢にトップのJ.P.デ・オリベイ
ラを追う展開となった。
 しかし、首位奪還までには至らず、横溝直輝は2戦連続となる2位表彰台を獲得
した。一方、R.クインタレッリは4位から再び猛烈な追い上げを見せるが、抜き
どころの少ない鈴鹿で逆転は果たせず4位でチェッカーフラッグ。トムス勢ではR.
アンティヌッチが5位、中嶋一貴は6位に入り、貴重なポイントを獲得した。

◆第10戦決勝◆
 4日(日)は朝から曇天。気温は28度と低めだが、湿度が80%以上と依然蒸
し暑く、一時降雨の予報もあったが、午後1時35分スタートの第10戦はドライ
コンディションで行われた。
 2番手グリッドのR.クインタレッリは絶妙なスタートを決めてトップで第1コー
ナーへ。これに4番手スタートの武藤英紀(M-TEC MF204C)、5番手のR.ア
ンティヌッチが続いて周回を開始した。3番手グリッドの横溝直輝はクラッチトラ
ブルで無念のストップ。ポールスタートのJ.P.デ・オリベイラは反則スタート
によるドライブスルーペナルティを受けて後退。
 その後もR.クインタレッリはミスを犯さず安定したペースで逃げ切り、首位を
守ってチェッカーフラッグ。今季4勝目を挙げてポイントランキング首位のリード
を拡大することとなった。
 一方、3位争いを繰り広げていたR.アンティヌッチと中嶋一貴は12周目のシケ
インで接触して共に戦列を去り、代わって山本左近(トムス)が3位を狙って猛ア
タックを見せたが、逆転は果たせず、4位でゴールした。

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インギング R.クインタレッリのコメント:
 第9戦は残念な結果に終わってしまったが、第10戦で今季4勝目を挙げること
が出来、非常に嬉しい。シャシーやエンジンは開幕戦の頃に比べて大きく進歩して
おり、ハードワークでここまで仕上げてくれたチームに感謝すると共に、次戦SUGO
でもライバルに負けないよう、テストから全力で連勝へと挑む。

インギング 横溝直輝のコメント:
 予選から第9戦決勝にかけてはマシンのバランスも良く、手応えがあったのにJ.
P.デ・オリベイラに離されてしまった。2位で表彰台に上がることは出来たが悔
しい結果だ。また、第10戦ではフォーメーションラップからクラッチに違和感が
あり、残念な結果に終わってしまった。今週の悔しさを糧に今後もベストを尽くす。

トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
 中嶋一貴は第10戦などで、トップグループに遜色ない走りを見せてくれたが、チー
ムメイト同士の接触は残念。監督としてR.アンティヌッチ共に指導を徹底したい。
横溝直輝は順調にトップ争いに加わるレベルに成長してきたが、まだミスを犯す場
面も見受けられる。今大会は、他にも悔しい結果に終わったドライバーが目立った。
しかし、こうした経験をきちんと活かし、彼らが成長するきっかけになればと思う。

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第9戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム/差 周回 予選
 1 10 J.P.デ・オリベイラ(ブラジル) ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC          23'57.403 12 2
 2  3 横溝直輝              トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  INGING             8.336 12 3
 3  2 武藤英紀              ホンダ(M-TEC MF204C) TODA RACING        9.436 12 4
 4  4 R.クインタレッリ(イタリア)       トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  INGING            10.150 12 1
 5  1 R.アンティヌッチ(アメリカ)       トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  TOM'S             10.599 12 8
 6  8 中嶋一貴              トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  TOM'S             11.340 12 6
 7 12 F.カルボーン(ブラジル)      ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 18.472 12 9
 8 32 小早川済瑠            トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  Now Motorsports   35.697 12 13
 9 14 柳田真孝              ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 37.566 12 10
10 33 池田大祐              トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  Now Motorsports   38.532 12 11

第10戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム/差 周回 予選
 1  4 R.クインタレッリ(イタリア)       トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  INGING         34'15.049 17 2
 2  2 武藤英紀              ホンダ(M-TEC MF204C) TODA RACING        1.299 17 4
 3 14 柳田真孝              ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 12.815 17 11
 4  7 山本左近              トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  TOM'S             13.622 17 6
 5 10 J.P.デ・オリベイラ(ブラジル) ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC             15.266 17 1
 6 36 番場 琢               トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  TOM'S             22.940 17 7
 7 19 柴田裕吉              トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)  DTM               51.398 17 14

ドライバーズポイント
(第10戦終了時での有効得点:暫定) 順位 ドライバー名 エンジン ポイント
 1 R.クインタレッリ     トヨタ・トムス 128
 2 R.アンティヌッチ     トヨタ・トムス 102
 3 J.P.デ・オリベイラ M-TEC           92
 4 中嶋一貴               トヨタ・トムス  76
 4 横溝直輝               トヨタ・トムス  76
 6 番場 琢               トヨタ・トムス  74
 7 山本左近               トヨタ・トムス  56
10 池田大祐               トヨタ・トムス  33

※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効

◆トヨタのモータースポーツ情報はTOYOTA Motorsportsをご覧下さい。

Formula Nippon

Fニッポン第4戦上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

優勝 リチャード・ライアン(DoCoMoダンディライアン)
「ファーストスプリントではあまり速く走れず、ブノワのほうが速かったし、クルマも
運転しにくくてきつかったけど、彼が順位を落としてくれたお陰でトップでフィニッシュ
できたよ。そこでファイナルスプリントまでにセッティングを運転しやすい方向に変更
した。レース前半は後方で順位を争っていたので、こっちはハードにプッシュしないで
タイヤを労わって走っていたけど、そのうちブノワがものすごくハードにプッシュして
追い上げてきたので、後半はきつかったよ。今日はファンタスティックだけどハードな
レースだったね。
これで2ヒートレースに3回続けて勝ってるけど、今日のレースが一番いいね」

2位 ブノワ・トレルイエ(mobilecastIMPUL)
「コースアウトしたわりにはいい結果だね。チームスタッフが頑張ってくれたお陰で
クルマはよく仕上がってたしね。今朝のコースアウトは、どうしても第2ヒートをポール
でスタートしたかったからなんだ。イン側のグリッドはグリップが低いからね。サトシ
はオーバーステアに苦しんでるみたいだったので、早く抜こうと思ったんだけど、
ストレートでは抜けなかったのでヘアピンでいったんだ。レース後半はタイヤがきつ
かったので、なんとかライアンを追い詰めようと思ったけど、届かなかったよ」

3位 井出有治(mobilecastIMPUL)
「折角ファイナルスプリントを2番目からスタートできたのに、スタートで狙いすぎて
順位を落としてしまいました。今朝のフリー走行の時点ではクルマのバランスはよか
ったんですが、1ヒート目の前に更によくしようと手を加えたらバランスが悪くなって
しまったので、2ヒート目までに元に戻しましたが、同じようなバランスにはなりません
でした。
スタート直後からプッシュして上位にプレッシャーをかけたかったんですが、そうする
とタイヤに負担が掛かって1、2周休ませないといけない状態で、連続して攻めることが
出来なくて上位を追える状態じゃなかったので、悔しいけど順位をキープすることに
しました」

優勝チーム代表 村岡 潔(DoCoMoダンディライアン)
「ファーストスプリントは、前に出ればラクにレースできると思っていましたが、
きつかったですね。そこでファイナルスプリントまでにクルマを変えたらよくなり
ました。
今年はもっと勝ちたいと思いながらやっているので、今はとりあえずプッシュして
色んな経験をしようとしていますが、それが2ヒート制で強い理由かもしれません。
服部選手のほうもそろそろ落ち着いて結果を出してくれるだろうと思っていますし、
そうなってほしいですね。ウチのチームには速さは間違いなくあるので、リチャード
はとにかくプッシュさせ、服部は戦略をきちんと決めれば、今後もいい結果が出せる
と思います」

Formula Nippon

Fニッポン ポイントランキング(第4戦終了時点)


ポイントリーダーのR.ライアン (Photo: Motorsports@nifty)







サーキット
鹿






鹿











鹿
T
O
T
A
L
日  程 3/28 5/2 6/6 7/4 8/1 8/29 9/19 10/24 11/7
ラウンド 1 2 3 4 5 6 7 8 9




1リチャード・ライアン010 10     20
2アンドレ・ロッテラー63100     19
3井出 有冶0664     16
4小暮 卓史10  0     10
5ブノワ・トレルイエ0136     10
6道上 龍4210     7
7本山 哲2 23     7
8脇阪 寿一04 2     6
9片岡 龍也0 40     4
10松田 次生3  0     3
11立川 祐路0  1     1
11金石 年弘1  0     1
-山西 康司   0     0
-野田 英樹0  0     0
-土屋 武士0  0     0
-服部 尚貴0  0     0


1PIAA NAKAJIMA RACING163100     29
2mobilecast TEAM IMPUL07910     26
3DoCoMo TEAM DANDELION RACING010 10     20
4Team LeMans0442     10
5TEAM ADiRECT 5ZIGEN3 23     8
5Yellow Hat KONDO Racing Team4211     8
7COSMO OIL RACING TEAM CERUMO3  0     3
-CARROZZERIA Team MOHN0  0     0




1東名エンジン210610     28
2尾川自動車103101     24
  • ポイントは決勝レースの結果に基づき各部門とも、各レース、1位:10点、2位:6点、3位:4点、4位:3点、5位:2点、6位:1点が授与されます。
  • チームポイント部門は、2台参加のチームでは、2台の得た合計ポイントが加算の対象となります。
  • エンジンチューナーズポイント部門は、同一チューナーが扱うエンジンを搭載した車両が得たポイントのうち、もっとも高いポイントが加算の対象となります。

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 Finalスプリント


またも2スプリントレースを制したR.ライアン (Photo: Motorsports@nifty)

 全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦は4日、鈴鹿サーキットでファイナルスプリントレースを行い、スタートでトップに立ったリチャード・ライアン(DoCoMo TEAM DANDELION)が危なげないレース運びで25周を走りきりそのまま優勝した。2位にはブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)、3位には僚友の井出有治(同)が入った。

 サポートレースも終わりファイナルスプリントの始まる午後3時前になっても鈴鹿は曇りのままだが、ストレートに対してアゲインスト気味の強い風が吹いてきた。

 スタートを制したのはリチャード・ライアン。2位には井出有治をかわした本山哲、3位に6番グリッドからジャンプアップしたブノワ・トレルイエ、井出はスタートを失敗して4位に落ちた。5位に金石年弘、6位が服部尚貴。片岡龍也がグリッド上でエンジンストール。

 2周目のシケインで道上龍が服部尚貴をかわし6位にあがる。今日の道上は速い。しかし好事魔多しか。さらに道上は3周目のシケイン進入で金石に襲い掛かるが、ブレーキングで金石に乗り上げ、宙を舞い回転しながら大クラッシュ。サーキット内に一瞬緊張が走ったが、道上はマシンを降り無事。この事故のためセーフティーカーがコースに導入される。金石はリアウイングを壊してピットイン。山西康司もピットへ。

 道上のマシンの回収も終わり7周を終わって再スタート。トップはライアン、2位本山、3位トレルイエ、4位井出、5位服部、6位脇阪寿一。10周目13位を走っていた片岡がデグナーカーブでコースアウト、レースには復帰。13周目、5位を走っていた服部がS字でスピン、10位まで順位を落とす。2位を走る本山にトレルイエが迫るが抜けず。

 15周目のヘアピンで本山のインにトレルイエが飛び込みついに本山をパス、2位に上がる。本山は3位に落ちた。16周目、さらに本山はスプーンで井出にかわされ4位に落ちた。本山はマシンに何らかのトラブルを抱えているのかも知れない。井出は3位。

 20周を終わってトップはライアン、1秒5離れて2位にトレルイエ、3位井出、ペースの上がらない4位本山に5位の脇阪が迫ってきた。6位の立川は7位の小暮卓史に追い立てられている。

 レースはこのまま終了、優勝はリチャード・ライアン。ライアンは今期2勝目で昨年から導入された2ヒート制のレースでは3連勝。2位にブノワ・トレルイエ、3位に井出有治、4位に脇阪の追撃を振り切った本山哲、5位が脇阪寿一、6位に立川祐路が入った。

2004年7月4日 鈴鹿サーキット(三重県) Finalスプリント 天候:曇り/コース:ドライ
Fニッポン第4戦 -RIJ- (2004/07/04) Race Result Final Sprint Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamLapTime
140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING25
219ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL250.461
320井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL255.344
41本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN256.843
57脇阪 寿一Team LeMans257.174
64立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team2516.691
732小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING2517.070
831アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING2518.540
911松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO2520.299
1041服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING2524.228
118土屋 武士Team LeMans2524.332
1227山西 康司CARROZZERIA Team MOHN2530.703
1325片岡 龍也Team LeMans2551.653
-------- 以上規定周回(22 Laps)完走 --------
-28野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN178 Laps
-2金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN421 Laps
-3道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team223 Laps
  • Fastest Lap: No.41 服部尚貴 1'50.094 (9/25)
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

F3第10戦上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

優勝 ロニー・クインタレッリ(INGING F302)
「本当に嬉しいね。鈴鹿では今まで勝ったことがないけど、ここは大好きなサーキット
だから、ここで勝てて本当にハッピーだよ。昨日勝てなかったことは悔しかったけど、
今日のレースで勝てて取り返せたよ。チャンピオンシップを考えたら、ここでポイント
を延ばせたことは大きいね。
この勝利を15日前に亡くなったイタリアの友人とその家族に捧げたい。
クルマのほうは、まだ童夢に比べてスピードがないけど、菅生の前にテストをやる予定
なので、そこで対策をして次に臨みたいね」

2位 武藤英紀(Honda・戸田FIGHTEX)
「昨日は初めての3位でしたけど、ペースがよかったのに前のクルマが抜けなくて悔しか
ったので、今日はもっと上の順位を狙っていました。今日もスタートは上手くいって、
オリベイラに何があったのか知りませんが2位にあがることが出来ましたし、クインタレ
ッリ選手より速いペースで走れていたんですが、どうしても抜くことが出来ませんでした。
今日抜けなかったのは、まだそのレベルに達してないということなのかなと思います。
次の菅生はゲームで走りこんでますから大丈夫です(笑)最近のゲームは本当に良くできて
ますからね。昨日今日と表彰台に上がれたことでチームもすごく盛り上がってるし、
やる気にあふれているので、次もいい結果を出したいと思います」

3位 柳田真孝(ThreeBond)
「昨日はスタートが悪くて最後尾近くまで順位を落としてしまったので、今日はスタート
が課題でしたが、上手くいって2、3台抜けました。それ以降は殆どクルマは抜いてない
んですけど、表彰台に上がることが出来ましたから、走り続けていればたまにはこういう
こともあるのかなと思いました。でもこれからは『たまに』じゃなくなるようスピードを
追求していきたいですね。菅生の前にテストを予定しているので、そこでセッティング
を見直して後半戦に臨みたいです」

Japanese F3

F3ポイントランキング(第10戦終了時点)


第10戦鈴鹿にて (Photo: Motorsports@nifty)




サーキット
鹿

鹿









鹿

鹿
























T
O
T
A
L





日  程 3
/
27
3
/
28
4
/
10
4
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11
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5
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6
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6
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6
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3
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4
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8
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11
9
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12
10
/
2
10
/
3
10
/
23
10
/
24
ラウンド 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
1ロニー・クインタレッリ26020152015201020          128128
2リチャード・アンティヌッチ4152015610121280          102102
3ファオ・パオロ・デ・オリベイラ601582015  208          9292
4中嶋 一貴2020421266 60          7676
5横溝 直輝108610021015150          7676
6番場 琢151212122141006          7474
7ファビオ・カルボーン810233020640          5656
8山本 左近121860838010          5656
9武藤 英紀343100841215          5050
10池田 大祐101040122310          3333
11柳田 真孝030080 2212          2727
12小早川 済瑠00001041130          1919
13柴田 裕吉021003  04          1010
14磯崎 元彦000040  00          44
  • 第5戦及び第7戦の決勝結果には提訴がなされており、今後変更される可能性があります。
  • ポイントは決勝レースの結果に基づき各レース、1位:20点、2位:15点、3位:12点、4位:10点、5位:8点、6位:6点、7位:4点、8位:3点、9位:2点、10位:1点が授与されます。
  • 全レース数の80%の有効ポイント制です。括弧は有効得点に算入されなかったポイントを表しています。

Japanese F3

F3第10戦 鈴鹿 決勝


R.クインタレッリ磐石のレース展開で4勝目 (Photo: Motorsports@nifty)

全日本F3選手権第10戦の決勝が7月4日鈴鹿サーキットで行われ、#4ロニー・クインタレッリ
(INGING F302)が#2武藤英紀(Honda・戸田FIGHTEX)の猛追を退けて今季4勝目を上げた。
2位には武藤英紀、3位は#14柳田真孝(ThreeBond)だった。

午後1時30分、レースは定刻にスタートした。
ポールシッターの#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)が失速する
脇をクインタレッリ、武藤、#1リチャード・アンティヌッチ(WOODONEトムスF304)らが
すり抜けていく。オリベイラは最後尾までダウン、そこから凄まじいペースで追い上げ
を始める。オープニングラップではヘアピンやスプーン、シケインなど、各所で接触が
見られ、#36番場琢(DYNACITYトムスF304)が順位を落としたほか、ファビオ・カルボーン
(ThreeBond)、横溝直輝(INGING F303)らがここで脱落することとなった。
そんな中、予選は振るわなかった#8中嶋一貴(FTRSトムスF304)、柳田らがポジション
アップに成功し、それぞれ4位、5位でトップ集団を追う。
レースは上位4台がほぼ団子状態で進んでいくが、その後方でオリベイラが先行車を
次々とパスして5位まで浮上してくる。しかし5周目、オリベイラにドライブスルーの
ペナルティが出され、7周終わりでオリベイラはピットイン。9位に順位を落とすものの、
その後もファステストラップを更新する凄まじいペースでレースを続行し、12周目には
再び番場琢を抜き去り、更に山本左近との差を縮めていく。
その前方では、3位のアンティヌッチに中嶋が12周目のシケインで襲い掛かるが、立ち上がり
で接触、両者リタイヤとなった。
これで5位の柳田が3位に繰り上がり、山本とのバトルは表彰台の争いとなった。
後方からはオリベイラが1秒以上速いペースで追い上げてくる。
しかし柳田は二人の猛追を凌ぎきり、F3で初の表彰台を獲得した。

また、武藤英紀の猛追を振り切って勝利したクインタレッリは、アンティヌッチのリタイヤ
などもあって、ポイントランキングでもトップに立った。
2004年7月4日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/07/04) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
14ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1734'15.049
22武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C171.288
314柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1712.815
47山本 左近DALLARA F3043S-GE1713.622
510ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1715.266
636番場 琢DALLARA F3043S-GE1722.840
719柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1751.396
-------- 《以上完走》 --------
-1リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE116 Laps
-8中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE116 Laps
-50磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE611 Laps
-32小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE116 Laps
-3横溝 直輝DALLARA F3033S-GE116 Laps
-33池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE017 Laps
-12ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE017 Laps
  • Fastest Lap: #10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'59.281
  • ペナルティNo.10 2004年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(13:42)
  • ペナルティNo.8 国際モータースポーツ競技規則付則L項違反により、訓戒及びペナルティポイント1点を課した。(15:29)

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 1st スプリント


トレルイエの追撃をかわして優勝したライアン (Photo: Motorsports@nifty)

 フリー走行が終わりファーストスプリントの行われる正午前になっても鈴鹿の上空は厚い雲に覆われ蒸し暑い。天気は下り坂との予報が出ているがこのレースでの雨の心配はなさそうだ。

 フォーメーションラップを終えてレーススタート。ポールポジションのリチャード・ライアンは順当にスタートを決めトップで1コーナーへ。ここで素晴らしいスタートを決めたのが予選4位の土屋武士。予選2位のブノワ・トレルイエと同3位の井出有治をパスし2位までジャンプアップ。3位トレルイエ、4位井出、5位に本山哲が上がり6位は道上龍。立川祐路が1コーナーでコースアウトして順位を下げる。

 4周目の2コーナーで2位の土屋のインを差したトレルイエが土屋と接触、土屋はスピンアウトしてコースアウト、グラベルにクルマを止めこの場でリタイヤ。

 7周目に入ってトップ3台の間隔が狭まってきた。トップのライアンと2位のトレルイエが0.6秒、3位井出までが1.4秒。8周目の1コーナーでトレルイエがライアンの背後に迫るが抜けない。

 14周目の1コーナーで再びトレルイエがライアンに迫るが抜けず。東コースでライアンが速く西コースでトレルイエが速いという展開。井出は遅れ始める。野田英樹がピットイン。

 15周目のシケインでトレルイエとライアンが接触するもこのまま2台が立ち上がりストレートから1コーナーにかけてサイドバイサイド。トレルイエがアウトから仕掛けるがダートにタイヤを落としコースアウト、コースに復帰するも金石年弘の後ろ6位に落ちた。これで井出が2位にあがり3位に本山。

 レースはこのまま終了。再三のトレルイエのアタックをかわしたリチャード・ライアンが優勝、2位に井出有治、3位に本山哲、4位道上龍、5位金石年弘、6位にブノワ・トレルイエが入った。

 ファイナルスプリントは、午後3時よりこのレースの順位によるグリッドから25周で争われる。

2004年7月4日 鈴鹿サーキット(三重県) 1st スプリント 天候:曇り/コース:ドライ
Fニッポン第4戦 -RIJ- (2004/07/04) Race Result 1st Sprint Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamLapTime
140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1833'00.186
220井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL181.377
31本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN185.980
43道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team188.229
52金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN189.684
619ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL189.930
741服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1812.557
811松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1813.806
97脇阪 寿一Team LeMans1814.724
1031アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1815.059
1132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1816.424
1225片岡 龍也Team LeMans1824.044
1327山西 康司CARROZZERIA Team MOHN1836.601
144立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1843.107
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN162 Laps
-------- 以上規定周回(16 Laps)完走 --------
168土屋 武士Team LeMans315 Laps
  • Fastest Lap: #19 ブノワ・トレルイエ 1'48.655 (6/18)
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 フリー走行


コースアウトしたR.ライアン (Photo: Motorsports@nifty)

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝を占うフリー走行が7月4日午前8時より
行われ、ディフェンディングチャンピオンの#1本山哲(ADiRECT 5ZIGEN)が1'47.506の
トップタイムを記録した。
今にも雨が降ってきそうな曇天の下、フリー走行がスタートした。
今のところコースはドライだが。気温、湿度、不快指数とも非常に高いコンディションだ。
今回のポールシッター、#40リチャード・ライアン(DoCoMoダンディライアン)と#20井出有治
(mobilecastIMPUL)の2台はセッション序盤から速いタイムを記録して好調の模様。
さらにルーキーの#25片岡龍也(LeMans Spirit)が続く。片岡は130R手前の最高速が他の
ドライバーよりも高いようだ。
セッション半ばを過ぎた辺りで#7脇阪寿一(Team LeMans)と本山がペースを上げ、脇阪は
2番手、本山は5番手に上がってくる。さらにその後方からライアンのチームメイト、
#41服部尚貴(DoCoMoダンディライアン)がペースを上げ、ライアンに次ぐ2番手タイムを
出してきた。この時点で47秒台に入っていたのはライアンと服部のみ。
そしてセッション終盤、残り4分となったところで本山が1分47秒506でトップに。
その直後、フロントウィングを調整して出て行ったライアンがデグナーでクラッシュ。
ドライバーは無事だがリヤ周りを損傷しているようで、決勝への影響が心配される。

8時30分にチェッカー。
トップは本山、2位にライアン。3位にはチェッカー間際にタイム更新した井出が入った。
決勝第1ヒート(ファーストスプリント)は11時20分より、18周で行われる。
2004年7月4日 鈴鹿サーキット(三重県) フリー走行 天候:曇り/コース:ドライ
FN第4戦 -RIJ- (2004/07/04) Free Session Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
11本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.508--194.45
240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'47.7100.2020.202194.09
320井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'47.8260.3180.116193.88
441服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'47.8290.3210.003193.87
531アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'47.9870.4790.158193.59
619ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'48.0270.5190.040193.52
77脇阪 寿一Team LeMans1'48.1360.6280.109193.32
88土屋 武士Team LeMans1'48.1600.6520.024193.28
925片岡 龍也Team LeMans1'48.2250.7170.065193.16
102金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'48.2410.7330.016193.14
114立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'48.3110.8030.070193.01
123道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'48.4590.9510.148192.75
1311松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'48.5471.0390.088192.59
1432小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'48.7211.2130.174192.28
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'49.1021.5940.381191.61
1627山西 康司CARROZZERIA Team MOHN1'49.6332.1250.531190.68
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 予選


予選上位3名 (Motorsports@nifty)

ポールポジション リチャード・ライアン
 「この週末好調だったのでみなさんはもっと楽にポールポジションを取れると思ってたでしょう。でもトラックコンディッションも変わって難しかったです。明日はタフなレースになると思いますが、タイヤもクルマも他に比べてアドバンテージがあると思うので決勝を楽しみにしています」

予選2位 ブノワ・トレルイエ
 「朝のセッションでは問題があったのすが、午後は問題を解決して攻めることができました。でも、安全に走ることも心がけました。クルマはまだ詰めるところがありますが、シーズンが進むにつれ調子が上がってきたので自信を持って臨んでいます。リチャードにかなり迫りましたが、これが今日の精一杯でした。ポジションには満足しています」

予選3位 井出有治
 「午前中1セット目でタイムが出てたんですけど気温が上がってきたのでセットを変更したら失敗してしまいました。午後もさらに気温が上がると思ってセッティングを変更したんですがタイムが出なくて、結局最初のセットに戻してタイムを出しました。明日の決勝は2レースありますが、ユーズドタイヤでも十分持つと思います」

2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
【参考: 予選2回目のみの結果】
FN第4戦 -RIJ- (2004/07/03) Qualfying Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
119ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'46.710--195.91
240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'46.7710.0610.061195.79
33道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'46.9830.2730.212195.41
441服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'46.9860.2760.003195.40
520井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'47.0720.3620.086195.24
68土屋 武士Team LeMans1'47.1490.4390.077195.10
77脇阪 寿一Team LeMans1'47.1940.4840.045195.02
811松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'47.4740.7640.280194.51
91本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.6630.9530.189194.17
1025片岡 龍也Team LeMans1'47.8981.1880.235193.75
114立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'48.0571.3470.159193.46
1231アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'48.1061.3960.049193.38
1332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'48.4571.7470.351192.75
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'48.7132.0030.256192.30
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'48.7802.0700.067192.18
16*27山西 康司CARROZZERIA Team MOHN1'49.8083.0981.028190.38
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'54.1807.4704.372183.09
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082
  • ペナルティ No.27 フォーミュラニッポン統一規則第29条11項(ピットレーン通過速度)の違反により、罰金50,000円を課す。(14:52)

Japanese F3

F3 第9戦 鈴鹿 上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

優勝 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ
「今日のレースの主なポイントは、ロニーがミスをしたことだったね。
あの時、トラック上は砂が出ていた酷い状態だったから、僕もスローダウンせざるを
得なかったよ。あれがなかったら終盤までロニーとすごいバトルになっただろうにね。
クルマのバランスはすごくよかったけど、まだまだインプルーブする余地はあるので、
明日のレースも期待できそうだね。
ここまで6回のポールポジションを獲得しているのに、いつも決勝は良くないから、
これからは予選は予選、レースはレースと頭を切り替えて、着実にポイントを重ねて
いくようにしたいね」

2位 横溝直輝
「昨日よりクルマのバランスはよくなってたんですけど、予選ではロニーやオリベイラ
に引き離されたのが残念です。それでも決勝のペースには自信があったんですが、今日
はローラ童夢とホンダのパッケージに圧倒された感じですね。僕もセクター1やセクター2
は速かったんですけど、どうしても西コースで置いていかれてしまうので、明日は
ウィングを寝かせてダウンフォースを減らしてでも付いていけるよう、これから対策
を考えようと思います。
前回の2位と比べて、今回は手ごたえがあっただけに悔しいですね」

3位 武藤英紀
「予選では自己タイの4位でしたが、自分ではもっと上を目指していたので悔しかったです。
決勝でも横溝につっかえて前にいけませんでした。でも、オリベイラも言ってるように、
クルマのバランスに関してはまだまだ良くなる余地があるので、明日には期待しています。
前回のもてぎからローラ童夢に替えましたが、自分ではローラのほうが好きですし、
周りも色々協力してくれるので、いい体制になっています」

Japanese F3

F3第9戦 鈴鹿 決勝


クインタレッリ脱落の幸運もあったが、この日のオリベイラはとにかく速かった(Photo:Motorsports@nifty)

全日本F3選手権第9戦の決勝が7月3日午後3時25分より鈴鹿サーキットで行われ、2番手
スタートの#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)が2位に8秒以上の
差をつけて優勝した。
2位には#3横溝直輝(INGING F303)、3位には#2武藤英紀(Honda・戸田FIGHTEX)が入った。
武藤はこれがF3で初の表彰台である。
なお、ポールスタートの#4ロニー・クインタレッリ(INGING F302)は3周目のデグナーで
コースオフし、惜しくも順位を4位まで落とした。

定刻にスタートしたF3第9戦は、まずポールポジションのクインタレッリが危なげなく
1コーナーを制し、早速後続を引き離しに掛かる。しかし2位のオリベイラも2周目の
1コーナーでスリップを使ってインを伺うなどして、しぶとく食い下がる。
その後方ではスタートで6位にジャンプアップした#7山本左近(DYNACITYトムスF304)が
2周目のデグナーで飛び出してクラッシュ、戦列を去る。
このときにコース上に撒かれた砂に、こともあろうに3周目に差し掛かったクインタレッリ
が乗り上げてしまった。姿勢を乱したクインタレッリは4位にドロップ、2位のチーム
メイト横溝とともに3位の武藤を挟み撃ちにする格好になった。
ここからは2位横溝から6位#1リチャード・アンティヌッチ(WOODONEトムスF304)までが
一団となって激しく順位を争う展開となり、その間にペースを上げたオリベイラは2位
以下を大きく引き離し、最終的にはその差を8秒3として独走優勝を遂げた。

第8戦の決勝は6月6日午前11時5分より、20周で行われる。
2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/07/03) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 9 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1223'57.403
23横溝 直輝DALLARA F3033S-GE128.336
32武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C128.436
44ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1210.150
51リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1210.599
68中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1211.340
712ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1218.472
832小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1235.697
914柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1237.566
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1238.632
1150磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1253.987
-------- 《以上完走》 --------
-36番場 琢DALLARA F3043S-GE84 Laps
-19柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE75 Laps
-7山本 左近DALLARA F3043S-GE111 Laps
ファステストラップ:No.10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'59.312(6/12Lap)

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 予選


好調ライアン、ポールポジションを決める (Photo: Motorsoprts@nifty)

 午前中鈴鹿上空を覆っていた雲も薄くなり、午後からは太陽の日差しが強くなってきた。気温は32度、路面温度はなんと46度に達した。風はメインストレートでアゲインストの逆風。屋外を歩くとまるでサウナのようだ。

 高温になる午後の予選でははアタックせずタイヤを温存するドライバーもいるのではないかと思われたが、予選開始早々から井出有治と山西康司以外のドライバーがコースイン、リチャード・ライアンが1'47.384を出し予選序盤をリードした。

 予選残り12分、リチャード・ライアンがニュータイヤを履いてアタック開始、1'46.771。午前のタイムには僅かに届かない。その直後、ブノワ・トレルエが1'46.710、午前のタイムを上回りこのセッションでトップ、総合でも2位に上がる。道上龍も1'46.863、セッション3位、総合でも5位につける。

 予選残り5分、各車ニュータイヤを履き続々コースイン。各車アタックラップに入るが、金石年広がデグーナーでスピン、これに後ろを走っていた道上が接触し両車コースアウト。このため予選終了直前のタイムアップを狙っていたドライバーもスローダウンを余儀なくされ、タイムアップは叶わなかった。

 結局、予選総合のトップは午前に出したタイムでリチャード・ライアン(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)、総合2位は2回目の予選で躍進したブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)、3位にトレルイエの僚友井出有治(mobilecast TEAM IMPUL)が入った。

 決勝は、明日午前11時20分よりこの予選グリッドからファーストスプリント(18周)が、午後3時よりファーストスプリントの順位によるグリッドでファイナルスプリント(25周)が行われる。

2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
FN第4戦 -RIJ- (2004/07/03) Qualfying Total Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'46.570--196.16
219ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'46.7100.1400.140195.91
320井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'46.7110.1410.001195.90
48土屋 武士Team LeMans1'46.7730.2030.062195.79
53道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'46.8630.2930.090195.63
641服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'46.9860.4160.123195.40
71本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.1230.5530.137195.15
87脇阪 寿一Team LeMans1'47.1680.5980.045195.07
92金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.3330.7630.165194.77
1011松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'47.3340.7640.001194.77
1131アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'47.4350.8650.101194.58
1232小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'47.4360.8660.001194.58
134立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'47.8301.2600.394193.87
1425片岡 龍也Team LeMans1'47.8981.3280.068193.75
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'48.4441.8740.546192.77
1627山西 康司CARROZZERIA Team MOHN1'48.7952.2250.351192.15
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'54.0307.4605.235183.33
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082

Japanese F3

F3第10戦 鈴鹿 予選


ポールを奪い返したオリベイラ (Photo: Motorsports@nifty)

第9戦の予選から15分のインターバルを経て、全日本F3選手権第10戦の予選が行われ、
#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)が1分57秒562でポールを獲得した。

第9戦に引き続いて炎天下で行われた第10戦予選。セッション開始間もなく各車あわただしく
アタックに飛び出していき、オリベイラ、#4ロニー・クインタレッリ(INGING F302)の二人が
すぐに57秒台を叩き出すと、#3横溝直輝(INGING F303)が58秒210でこれに続く。
トップタイムはオリベイラの57秒562。クインタレッリは何度も区間タイムを更新して
オリベイラに迫るが、どうしてもスプーン立ち上がりから130Rの区間でタイムが伸びず、
惜しくもポールの座を明け渡すこととなった。
4位は#2武藤英紀(Honda・戸田FIGHTEX)、5位には暫定ポイントリーダーの#1リチャード
・アンティヌッチ(WOODONEトムスF304)が入った。
同じ鈴鹿での開幕戦で連勝した#8中嶋一貴(FTRSトムスF304)は前のセッションでコースアウト
した影響もあってか振るわず、8位に終わった。

決勝は明日4日、13時30分より17周で行われる。
2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/07/03) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'57.562--177.82
24ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'57.6000.0380.038177.77
33横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'58.1680.6060.568176.91
42武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'58.1980.6360.030176.87
51リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'58.2360.6740.038176.81
67山本 左近DALLARA F3043S-GE1'58.3960.8340.160176.57
736番場 琢DALLARA F3043S-GE1'58.4090.8470.013176.55
88中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'58.5711.0090.162176.31
933池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'58.8001.2380.229175.97
1012ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'59.0981.5360.298175.53
1114柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'59.3721.8100.274175.13
1232小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1'59.6312.0690.259174.75
1350磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE2'00.4742.9120.843173.52
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'09.55411.9929.080161.36
1419柴田 裕吉DALLARA F3023S-GEno time---

Japanese F3

F3第9戦 鈴鹿 予選


好調クインタレッリがポールポジション (Photo: Motorsports@nifty)

7月3日土曜、全日本F3選手権第9戦の公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、#4ロニー・
クインタレッリ(INGING F302)が1分57秒823でポールポジションを獲得した。

この日の鈴鹿サーキットは朝から強い日差しが照りつけ、路面温度は40度を超えよう
かという厳しいコンディションとなった。
たった15分間の予選セッションということもあり、序盤から激しいタイムアタック合戦
が繰り広げられ、クインタレッリ、#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)、
#3横溝直輝(INGING F303)の3人がめまぐるしくトップを入れ替え、それに#2武藤英紀
(Honda・戸田FIGHTEX)、#8中嶋一貴(FTRS トムス F304)、#36番場琢(DYNACITYトムスF304)
らが続く。
前回のもてぎラウンドで初の1-2フィニッシュを達成したインギング勢はここでも好調で、
セッション中盤には1-2位を独占、さらに残り3分を切ったところでクインタレッリが
只一人57秒台に入り、ポールの座を磐石のものとする。
しかし残り2分を切ったところでオリベイラがタイムを更新し、二人の間に割って入り、
2番グリッドを獲得した。
4位には前戦からローラ童夢にスイッチした武藤がチェッカー間際にタイムアップして
滑り込んだ。

決勝レースはこの後15時25分より12周で戦われる。
2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/07/03) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 9 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
14ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'57.823--177.43
210ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'58.0100.1870.187177.15
33横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'58.2300.4070.220176.82
42武藤 英紀LOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'58.4230.6000.193176.53
536番場 琢DALLARA F3043S-GE1'58.5390.7160.116176.36
68中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'58.5760.7530.037176.30
77山本 左近DALLARA F3043S-GE1'58.8811.0580.305175.85
81リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'58.9331.1100.052175.77
912ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'59.3251.5020.392175.20
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'59.6571.8340.332174.71
1114柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'59.7861.9630.129174.52
1219柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE2'00.1252.3020.339174.03
1332小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE2'00.3632.5400.238173.68
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE2'02.5764.7532.213170.55
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'09.82312.0007.247161.03

Formula Nippon

Fニッポン第4戦 鈴鹿 予選1回目


山西康司、今期初参戦もトラブルでクラッシュ (Photo: Motorsports@nifty)

 この夏三重県地方で最高の暑さを記録した2日から明けて翌3日、鈴鹿サーキットでフォーミュラニッポン第4戦が開幕した。この日は朝から曇り、午前9時頃一時雨がぱらぱらと降ったものも路面はドライ、気温30度、路面温度33度というコンディッションで1回目の予選を迎えた。

 まずは各車様子見1'48秒前後のタイムを刻むが、予選中盤、井出有治が1'46.711でトップに躍り出た。予選残り19分前、このレースから参戦を果たした山西康司がS字2個目でフロントからクラッシュ、マシンを降りた。

 予選終盤には太陽も顔を出し気温、路面温度とも徐々に上がり始める。各チーム暑くなる午後の予選よりこの1回目の予選に賭けたのかニュータイヤを装着。予選残り5分前前後からアタックを開始。昨日の練習から好調だったリチャード・ライアンが1'46.570を叩き出しトップに躍り出た。2位は比較的路面温度の低い時間にタイムを出した井出が1'46.711、土屋武士が1'46.773で3位につけた。

 2回目の予選は午後2時5分より45分間にわたって行われる。

2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選1回目 天候:曇り/コース:ドライ
FN第4戦 -RIJ- (2004/07/03) Qualfying Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'46.570--196.16
220井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'46.7110.1410.141195.90
38土屋 武士Team LeMans1'46.7730.2030.062195.79
41本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.1230.5530.350195.15
541服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'47.1650.5950.042195.07
67脇阪 寿一Team LeMans1'47.1680.5980.003195.07
72金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'47.3330.7630.165194.77
811松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'47.3340.7640.001194.77
931アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'47.4350.8650.101194.58
1032小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'47.4360.8660.001194.58
1119ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'47.5160.9460.080194.44
123道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'47.5701.0000.054194.34
134立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'47.8301.2600.260193.87
1425片岡 龍也Team LeMans1'48.2521.6820.422193.12
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'48.4441.8740.192192.77
1627山西 康司CARROZZERIA Team MOHN1'48.7952.2250.351192.15
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'54.0307.4605.235183.33
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082

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