クインタレッリ脱落の幸運もあったが、この日のオリベイラはとにかく速かった(Photo:Motorsports@nifty)
全日本F3選手権第9戦の決勝が7月3日午後3時25分より鈴鹿サーキットで行われ、2番手 スタートの#10ファオ・パオロ・デ・オリベイラ(Honda・M-TECF106)が2位に8秒以上の 差をつけて優勝した。 2位には#3横溝直輝(INGING F303)、3位には#2武藤英紀(Honda・戸田FIGHTEX)が入った。 武藤はこれがF3で初の表彰台である。 なお、ポールスタートの#4ロニー・クインタレッリ(INGING F302)は3周目のデグナーで コースオフし、惜しくも順位を4位まで落とした。 定刻にスタートしたF3第9戦は、まずポールポジションのクインタレッリが危なげなく 1コーナーを制し、早速後続を引き離しに掛かる。しかし2位のオリベイラも2周目の 1コーナーでスリップを使ってインを伺うなどして、しぶとく食い下がる。 その後方ではスタートで6位にジャンプアップした#7山本左近(DYNACITYトムスF304)が 2周目のデグナーで飛び出してクラッシュ、戦列を去る。 このときにコース上に撒かれた砂に、こともあろうに3周目に差し掛かったクインタレッリ が乗り上げてしまった。姿勢を乱したクインタレッリは4位にドロップ、2位のチーム メイト横溝とともに3位の武藤を挟み撃ちにする格好になった。 ここからは2位横溝から6位#1リチャード・アンティヌッチ(WOODONEトムスF304)までが 一団となって激しく順位を争う展開となり、その間にペースを上げたオリベイラは2位 以下を大きく引き離し、最終的にはその差を8秒3として独走優勝を遂げた。 第8戦の決勝は6月6日午前11時5分より、20周で行われる。
2004年7月3日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3 -RIJ- (2004/07/03) Race Results Weather:Fine Course:Dry All Japan F3 Championship Round 9 鈴鹿サーキット 5.807 km | ||||||
P | No | Driver | Car | Engine | Lap | Time |
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1 | 10 | ファオ・パオロ・デ・オリベイラ | LOLA-DOME F106/03 | M-TEC204C | 12 | 23'57.403 |
2 | 3 | 横溝 直輝 | DALLARA F303 | 3S-GE | 12 | 8.336 |
3 | 2 | 武藤 英紀 | LOLA-DOME F106/03 | M-TEC204C | 12 | 8.436 |
4 | 4 | ロニー・クインタレッリ | DALLARA F302 | 3S-GE | 12 | 10.150 |
5 | 1 | リチャード・アンティヌッチ | DALLARA F304 | 3S-GE | 12 | 10.599 |
6 | 8 | 中嶋 一貴 | DALLARA F304 | 3S-GE | 12 | 11.340 |
7 | 12 | ファビオ・カルボーン | DALLARA F303 | SR20VE | 12 | 18.472 |
8 | 32 | 小早川 済瑠 | LOLA-DOME F106/03 | 3S-GE | 12 | 35.697 |
9 | 14 | 柳田 真孝 | DALLARA F302 | SR20VE | 12 | 37.566 |
10 | 33 | 池田 大祐 | LOLA-DOME F106/03 | 3S-GE | 12 | 38.632 |
11 | 50 | 磯崎 元彦 | DALLARA F304 | 3S-GE | 12 | 53.987 |
-------- 《以上完走》 -------- | ||||||
- | 36 | 番場 琢 | DALLARA F304 | 3S-GE | 8 | 4 Laps |
- | 19 | 柴田 裕吉 | DALLARA F302 | 3S-GE | 7 | 5 Laps |
- | 7 | 山本 左近 | DALLARA F304 | 3S-GE | 1 | 11 Laps |