スーパー耐久シリーズ2006 第1戦
「ハイランド・スーパー耐久レース」 事前情報
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■開催月日:2006年4月22日-23日
■開催場所:仙台ハイランドレースウェイ
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◇タイトルは渡さない!
インプレッサの参加台数も増え、06シーズンキックオフ
スーパー耐久シリーズ(S耐)2006は、4月22~23日に宮城県の仙台ハイランドレースウェイにて開幕する。今年は昨年までのST5クラスが廃止され新たに2シータースポーツカー(排気量~2000cc)のSTクラスSportsが設定された。また各車両の燃料タンクは一律に95リットルと小型化された。さらにレース中に最低2回のピットインが義務付けられることになり、給油やドライバー交代を行わない場合でも一旦エンジンを切らなければならないことになった。
インプレッサが区分されるSTクラス2は、駆動方式がAWDで排気量が2001~3500ccという車両、つまり2リッターターボのインプレッサとランサーの戦いが演じられるクラスで、今年も年間エントリー台数が11台(インプレッサ3台、ランサー8台)と激戦が予想される。
開幕戦のSTクラス2には10台がエントリー(全クラス36台)。うち3台がインプレッサで、プローバレーシングディビジョンが昨年のチャンピオン#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛)、昨年ランキング3位で車番/車名とドライバーの組み合わせを変更した#22 PERMAGARD IMPREZA(池田昌弘/清水和夫)を、さらにエンドレススポーツが#123エンドレス アライ アドバンGDB(峰尾恭輔/TOSHI ARAI/木下みつひろ)をエントリーした。#123インプレッサのTOSHI ARAIこと新井敏弘は、05年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)のチャンピオンで、ターマック路面でのスキルアップを狙い02年十勝24時間以来3年ぶりのS耐参戦となるが、今回のラウンドは出場しない見込み。
仙台ハイランドレースウェイは1周4.063kmのアップダウンに富んだテクニカルサーキット。決勝レースは、ここを100周(約406km)して行われる。低い回転域で太いトルクを発生するインプレッサは、ドライバーの(高い)ギヤ選択とアクセルワークのスキルによって燃費走行が可能になる。このため2回のピット作業において給油量を均等にして常に比較的軽い車重で戦うことも、1回のピット作業をガソリンのスプラッシュ(少量給油)とフレッシュタイヤへの交換にとどめピットワークで時間を短縮することも、さらにタイヤに負担をかけずに燃費走行を続けることによって1回のピット作業をストップ&ゴーで済ませ、ピット作業の時間をカットすることなど、ライバルの動きを見ながら、さまざまな戦略を取ることが可能となる。さらに、インプレッサ同士でもタイヤ銘柄の違いにより、チームの作戦は異なるなど、興味の尽きない開幕戦になりそうだ。
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Text: ©スバルテクニカインターナショナル