全日本GT選手権

GT選手権Rd.2レポート1

'94全日本GT選手権
Rd.2 仙台ハイランド                                       Date 6/10
6月11日
GT インサイド・レポート             No.  1               for FMOTOR4
1.シリーズポイント  #GT1クラス
ゼッケン   エントラント            ドライバー            ポイント
---------------------------------------------------------------------------
1  #1    ホシノレーシング        影山正彦       20
2 #24   レーシングチーム中春      山路慎一/袖山誠一  15
3 #40   チームタイサン         太田哲也/鈴木恵一  12
4 #14   ムーンクラフト         服部尚貴/大井貴之  10
5 #9    ACOM RACING TEAM NOVA      M・マルティニ      8
6 #3    ハセミ・モータースポーツ    長谷見昌弘        6
2.シリーズポイント  *GT2クラス
ゼッケン   エントラント            ドライバー            ポイント
---------------------------------------------------------------------------
1 *29   KEGANI RACING          小幡 栄/上原秀郎  20
2 *70   石橋義三             石橋義三/青柳裕易  15
3 *11   吉本博雪              吉本博雪/林雅弘   12
4 *33   アムゼレーシングチーム     白鳥哲次/早川篤   10
3.ハイランド気象の読み方
 仙台ハイランドのある宮城県西部山間部の天気は、回りの山々の影響を受けて変わ
り易いばかりか、太平洋からの距離が近いため海の影響も受ける。
 特にGTレースが行われる6月中旬には、南側に梅雨前線が張り出し、雨が降り易
い状況となっている。海からの東風が吹いて冷たい空気が入ってくると雨が降るため、
東風がハイランド気象の重要なポイントである。しかし、海とハイランドの間には海
抜432mの大倉山があるため、東風が吹けば必ず雨が降るわけではなく、太平洋に
面した仙台市内で雨が降っていたとしても、ハイランドまでは冷たい空気が入り込め
ず雨は降らないこともある。
 また、夜晴れていて地表の熱が奪われ朝方に気温が下がった時も、梅雨時期には霧
が発生し易くなるため、夜晴れている時にも注意が必要である。
'94全日本GT選手権
Rd.2 仙台ハイランド                                          Date 6/11
6月11日
GT インサイド・レポート             No.  2               for FMOTOR4
4.現在のハンデウエイト #GT1クラス
ドライバー           マシン                                  ハンデウエイト
---------------------------------------------------------------------------
影山正彦             #1  カルソニック・スカイライン          30
山路慎一/袖山誠一   #24 コクピット 館林GTR              20
太田哲也/鈴木恵一   #40 タイサン ADVAN F40        10
5.現在のハンデウエイト *GT2クラス
ドライバー           マシン                                  ハンデウエイト
---------------------------------------------------------------------------
小幡 栄/上原秀郎   *29 KORG KEGANIポルシェ      30㎏
注:GT2クラスは出走が5台以下のため1位のみがハンデの対象となる。
6.フナキ・レーシング
 フェラーリF40LMでの参戦を計画しているフナキ・レーシングは、5月16日
にTIサーキットで羽根幸浩のドライブにより初テストを行った。
 テストは、700馬力を越える出力を持つF40LMの本来の能力を確認すること
と、リストリクターを取り付けた時のエンジン特性データを収集することを目的とし
て行われた。
 F40LMは強化されたカーボンシャシー、ピロボールを使用したサスペンション、
強力なダウンフォースを生むウイングとすべてがレースを意識して造られており、リ
ストリクターを取り付けない状態では、古いポルシェ962Cよりも速いペースでTI
を走り回った。
 しかし、31㎜×2のリストリクターは3リッターのターボエンジンを約6500
回転以上で無力化してしまうため、6000~8500回転というF40LMのトル
クバンドにとってはリストリクターは矛盾以外の何者でもなく、テストの最後には、
心配されたコンプレッサーの過回転により、右側のターボがブローしてしまった。
 ターボの在庫が無いためデビューは遅れているが、カムシャフトの変更等で、トル
クバンドを変える開発もデビューまでには必要となることだろう。
                    提供:GTアソシエーション事務局
古屋 知幸   = MGG01235 =


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