COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第3戦 予選 滑りやすい路面に悩まされる  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年5月7日 美祢サーキット 天気(午前/午後):晴/晴 気温(午前/午後):23゚C/25゚C ゴールデンウィークの最後の週末となった5月7日、全日本F3000選手権第3戦の予 選が山口県・美祢サーキットで開催された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバ ー、黒澤琢弥は、午前中の予選で1分13秒832を記録。路面コンディションの悪化やス ローカーに悩まされ、午後はタイムアップを果たせず、予選総合5位となった。これに よって8日の決勝レースは3列目からスタートすることとなった。 ■予選1回目(10:40~11:40) コース上の埃と前座レースでレーシングカートが走ったために、コースは非常に滑りや すい状態となった。コース状況が落ちつく、30分過ぎまでピットで待機し、33分に最初 のアタックに入った。ここで早くも1分13秒917の好タイムを記録し、この時点でのトッ プタイムとなった。路面の影響かオーバーステアが強く出たので、リアウィングにガー ニーフラップを追加して終了15分前に再度のアタック。さらにタイムを詰め、1分13秒 832の2番手で予選を終了した。 ■予選2回目(14:40~15:40) 午後も強い風が吹き、コースは埃っぽいく、滑りやすい。黒澤は、1回目に使用したタ イヤのまま、20分過ぎにコースイン。まず、1分15秒464とこの時点のトップタイムを記 録。マシンにオーバーステアの兆候があったため、リアウイングを若干立て、サスペン ションを調整した。そしてラスト10分でニュータイヤを履き、最後のアタックに出た。 このアタックで、1分14秒000と午後の自己最高を記録するが、午前中のタイムを更新す ることは出来きず、この予選を5番手で終了した。 ◆黒澤琢弥選手のコメント 午前も午後もコースコンディションが非常に悪い状態でした。このためか、マシンは終 始オーバーステア気味で、走りのリズムが狂ってしまいました。もっと、状況に合わせ たセッティングをしたかったのですが、上手くいきませんでした。決勝では、スタート に全神経を集中して行きます。後は粘り強い走りをして表彰台に狙っていきます。 ◆チーム監督のコメント このコンディションには悩まされました。混んでいるときにコースに出てしまったなど、アタックのタイミングも良くなかったと思います。しかし、マシンにトラブルがあった わけではないので、決勝レースには不安を持ってはいません。このコースは抜きにくい ので、スタートさえ上手く行けば、いい結果が得られると確信しています。 ●予選結果 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT94 無限 BS 予選1回目:1'13.832(2位) 予選2回目:1'14.000(5位) 予選総合5位 決勝スタート:3列目の5番グリッド