スーパーGT第5戦の決勝前フリー走行は、#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組み)がトップタイム。
GT300クラスは#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)がトップだった。

決勝日を迎えたスポーツランドSUGOの天候は曇り。上空に厚い雲が覆いかぶさり、今にも雨が降ってきそうな状態だ。
現時点での降水確率は30%、気温も23℃と、昨日とはうって変わって涼しい気候だ。
フリー走行は午前9時より開始されたが、開始5分で#87マルホンムルシエRG-1がトラブルのためバックストレート脇にストップ。
この際エンジンルーム付近より出火したため、赤旗中断となった。
消火作業と車両回収の後、9時25分にフリー走行再開。
再び各車一斉にコースへ出て行った。
昨日の予選に続いてここでもNSX勢が上位に名を連ねる。
再開直後の順位は1位#32エプソン、2位#17リアル、3位#100レイブリックだ。
4連続ポールのTAKATA童夢、今回予選2番手のARTAも次第にペースを上げ、
セッション半ばを過ぎたあたりで#18TAKATAを駆る小暮卓史が1分16秒771でトップに立つ。
ARTAもそのすぐ後にラルフ・ファーマン16秒727を叩き出してトップに。
一時はトップ5が全てNSXという状態であったが、#1宝山が16.935を出して3番手、5番手に#38ZENTと、
レクサスSC勢もセッション後半にペースを上げてNSX勢に割って入った。
一方Z勢は#3イエローハットの8番手が最上位と苦戦。9番手にザナヴィが続き、
トレルイエ欠場の#12カルソニックはクラス最下位の16番手に終わった。
GT300クラスは、#46宝山Zが走行再開直後からトップに立っていたが、
セッション終了間際に#43ガライヤが1分23秒124を出してトップに。ポールシッターの#2紫電はクラス4番手に終わった。
第5戦決勝は今日午後2時より、81周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO