スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86、デビューレースでクラス3位! (JIMGAINER)

“がんばれ東北!! たちあがろう宮城!!”
スーパー耐久シリーズ2011第1戦・SUGOスーパー耐久3時間レース

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KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 植田正幸/川口正敬/GAMISAN ST-1クラス予選:3位・決勝3位 総合予選:9位・決勝:8位 観客動員数:4,300人

2011年5月27日(金)スポーツ走行
  • 10:10~10:40/11:30~12:00/13:40~14:10/15:00~15:30
  • 気温14度/路面温度27度/路面状況Dry-Wet

 東日本大震災により大幅に日程変更を余儀なくされたスーパー耐久。当初の開幕戦予定だった栃木県にあるツインリンクもてぎも大きな被害に遭い、開催できる状態ではなかった。他の国内主要レースも延期になった為に、なかなか日程が決まらなかったがようやく5月最終週に開幕することとなった。開催場所もたっての希望により、被災地でもあるスポーツランドSUGOで行われることになりました。

 今年、チームとして初めてスーパー耐久に参戦する事になったJIMGAINERは、ジェントルマンレーサーの植田正幸、川口正敬、GAMISANの3名で今年1年表彰台の一番高いところを目指して戦います。

 ジェントルマンレーサーとは純粋なアマチュアドライバーで、もちろんキチンとした職業に従事した方達のことを指します。今年はそのジェントルマンレーサーをまとめる役としてSUPER-GTでFERRARI 458GTCを駆る平中克幸が監督として就任しております。

 開幕前から鈴鹿、岡山、富士で何度かテストを行い、開幕戦のSUGOに入ったのは27日金曜日。特別スポーツ走行枠の30分4枠を使い練習走行を行う。1本目の走行が始まる前に、F4の走行が行われたのですが、馬の背で多量のオイルを撒き30分間走行が遅れる事となり10時40分から走行開始となった。

 まず植田からスタート。その後川口、GAMISANとZ4で走る初SUGOを確認。マシンは少しリアの接地感が無くセットアップに入る。2回目の走行が始まる前から雨がポツポツと降り始め、2ラップを平中監督が確認走行。その後川口がウエットタイヤで走行したが、思ったより雨が少なくドライタイヤに変更し再びコースへ。しかしやはりかなり滑るようだ。残り10分を切ったところでGAMISANと代わり走行は終了した。

 午後からの走行は川口からスタート。その後Newタイヤを履きタイムアタック。オーバーステアがかなり強く思うように走れない。その後植田に代わり30分間の走行は終了した。

 この日最後の走行時間前にリアのスプリングを調整し、川口がスタート。オーバーステアも消え、かなり良いフィーリングで走れているようで、3回目の走行時にNewタイヤを履いたときよりタイムは伸びそうだと川口。GAMISANも確認で走行し金曜日の走行は終了した。

2011年5月28日(土)STEL専有走行
  • 9:00~10:00/11:00~12:00/13:30~14:30
  • 気温19度/路面温度27度/路面状況Dry

st_r01_jg_02.jpg  昨夜から降っていた雨も止み、路面はほぼドライ。1回目は植田から走行を開始し、川口へ。マシンのフィーリングはかなり良いようで、クラス2番手のタイムで走行は終了した。

 2回目の路面はドライだったが、SUGO名物の霧が立ちこめ視界不良に。GAMISANがマシンに乗り待機。路面状況等確認してからスタート。霧雨も降り出しかなり路面状況は悪かったが、10周計測し川口へ。川口は24周計測し走行は終了した。

 1DAYレースのため明日朝からいきなり予選が始まり、午後決勝がスタートするとあって、実質最後のマシン調整となる。スプリングを交換し3回目は川口からスタート。しかし交換したスプリングのフィーリングが合わずタイムが伸びない。その後植田も走行するがやはり元に戻すことを提案。スプリングを元に戻しGAMISANが最後の走行をし、土曜日の走行は全て終了した。

2011年5月29日(土)予選/決勝
  • Aドライバー予選9:05~9:20/Bドライバー予選9:50~10:05
  • Cドライバー予選/10:40~11:00
  • 気温19度/路面状況Wet
  • 決勝13:40~16:40
  • 気温19度/路面状況Wet

st_r01_jg_03.jpg  まずST-X・ST-1・ST-2クラスのAグループのAドライバー予選から始まった。Aドライバーは植田。Z4でのウエットの走行はほとんど無く、セットがまだ決まっていない。昨日はオーバーステアだったが、今日はアンダーステアになり、コーナーが曲がらない。あっという間に予選の15分間は終了し、クラス3番手、総合7番手の結果だった。

 Bグループの予選を挟み、Bドライバー予選がオンタイムで開始された。Bドライバーは川口。雨が少し小雨になり川口にとっては得意な状況だったが、S字コーナーで痛恨のスピン。車両にダメージは無く、すぐにコースに復帰しタイムアタックを開始。しかし思うようにタイムは上がらない。タイトコーナーでのアンダーがきついようだ。最後のアタックをかけたときに再び最終コーナーでコースアウト。ST-2クラスの車両のエンジンブローのオイルによるもので、そのまま赤旗終了となってしまった。

 クラス3位の予選ではあったが、雨に強いST-2クラスのランサーが強く、決勝は9位のポジションからのスタートとなった。

 この赤旗によりCドライバー予選が大幅にずれ込み、予選時間も20分から15分に短縮されスタート。CドライバーのGAMISANはクラス2位、総合5番手のタイムで終了した。

 予選の後少し雨は小康状態になったものの決勝レースが始まる頃には再び雨脚が強くなっていた。スタートを担当するのは植田。とにかくNo.1、No.28に遅れることなく周回することが求められた。フォーメーションラップの後1周でSCがピットに。スタートは綺麗に切られた。1周目の最終コーナーでST-2クラスの車両を1台パスし8位に浮上。しかし、4周目にNo.30ランサーにパスされてしまい9位にポジションダウン。無線機からはタイトコーナーが全く曲がらないと植田。しかし周回毎にラップタイムはあがり23周目に決勝中の自己ベストを記録。

 そんな中17周目にNo.28がトラブルにより急遽ピットへ。クラス2位に浮上する。その後No.28Z4片岡が再び背後に迫りクラス3位に後退してしまう。がNo.28がBドライバーに変わってからは徐々にその差を詰めていく。

 44周を過ぎたころから徐々に霧が出始め、馬の背コーナーあたりはかなり視界不良に。48周目まで引っ張ると川口と交代。するとすぐにSCが入る。2周のSCの後再びレース開始。

 この時点で総合7位まで順位を上げていた。25ラップ走行後GAMISANと交代。再びこの頃から今度はストレートも霧のため視界不良に。2周走行した後再びSCが入る。

 SCランのまま周回を重ね、84周目に赤旗レース終了となり、クラス3位、総合8位となった。

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平中監督のコメント
 初戦で取り敢えず表彰台は登れたので良いのかなとは思いますが、4台中の3位なのでもっと上を狙いたい気持ちが正直なところです。前の2台との差は大きいし、詰めていかなければいけないところが沢山あるので、1つずつクリアしていって1勝出来るようなレースをしたいと思っております。
植田正幸ドライバーのコメント
 初めてのレインの決勝だったので、苦しかったですね。上位2台はプロのドライバー達なので、僕たちももう少し頑張っていかなければこれから先厳しい戦いが強いられると思います。
川口正敬ドライバーのコメント
 3位になれて良かったです。ただラップタイムが前の2台に比べて3秒も遅いんです。プロのドライバーが乗っているので1秒半の差は仕方がない部分もあるかもしれませんが、1秒半は車でどうにかしていかないといけないと思います。その原因を早く掴んで車をもっと進化させて、もちろんドライバーもその分努力していけば、良い戦いが出来るのではないでしょうか。今日のレースは非常につまらない物になってしまったように思います。みんなで考えて次戦はより良いレースをしていきたいと思います。
GAMISANドライバーのコメント
 決勝は不完全燃焼で終わりました。SCがすぐに入ってしまい本当の実力を出すことが出来ませんでした。次回はいいパフォーマンスを見せられるようにしたいと思っています。ありがとう御座いました。
Text & Photo: JIMGAINER


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