金石にとっても、チームにとっても待ちに待った優勝の瞬間だ!!(Photo:K.Takeshita)
全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の決勝が、10月19日ツインリンクもてぎで 行われ、ポールシッターの#7金石年弘が参戦2年目にして初の優勝を飾った。 ランキングトップの#19本山哲は2位に入り、通算3度目のタイトルを獲得した。 3位は#40リチャード・ライアン。 ランキング2位の#20ブノワ・トレルイエは5周目に#22脇阪寿一と接触して後退、9位 に終わったことにより、チャンピオンの権利が消滅した。 レースは14時30分に予定通りフォーメーションラップをスタート。 この時点で#11松田次生のクルマに電気系のトラブルが見つかり、ガレージに戻されて しまう。 結局松田は3周目からレースに加わることとなった。 スタートでは本山が先行。以下金石、#8土屋武士、ライアンが続く。 5番グリッドからスタートした脇阪は7番手に後退、6番手のトレルイエを激しく追い たてる。 そして5周目の90度コーナー。 トレルイエのインを突いた脇阪がブレーキングで姿勢を乱してスピンし、トレルイエ に接触。脇阪は此処でレースを終えることとなったが、トレルイエは走行を続け、 周回遅れの松田の前から再度追い上げを図る。 18周目を終えた時点で本山がピットストップ。17秒ものピット作業の後ライアンの前 でコースに復帰するが、翌周ピットインした金石に先行されてしまう。 この時点での暫定トップは土屋武士。以下、#28野田英樹、金石、本山、ライアンの順 となった。 土屋は32周目まで引っ張ってピットインしたものの、ライアンに先行されて4位に落ち てしまい、最終ラップでガス欠のためにスローダウン、6位に終わった。 結局、金石年弘が終始安定した走りで本山の追走を許さず、見事初優勝を遂げることとなった。
2003年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Team--------------------Time(Delay)----Gap--- 1 7 金石 年弘 LeMans 1"32'24.728 - 2 19 本山 哲 IMPUL 4.347 4.347 3 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 5.614 1.267 4 1 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 13.309 7.695 5 2 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 14.307 0.998 6 8 土屋 武士 LeMans 25.244 10.937 7 41 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 1'05.176 39.932 8 3 立川 祐路 Olympic KONDO 1'21.455 16.279 9 20 ブノワ・トレルイエ IMPUL 1'23.721 2.266 10 4 ドミニク・シュワガー Olympic KONDO 1'24.972 1.251 11 10 加藤 寛規 OIZUMI TEAM NOVA 1'34.981 10.009 12 12 井出 有冶 COSMO OIL CERUMO 1Lap 1Lap 13 5 道上 龍 5ZIGEN 2Lap 1Lap 14 11 松田 次生 COSMO OIL CERUMO 2Lap 3'23.596 -------------------------以上完走------------------------------------- 15 9 黒澤 治樹 PLANEX EBBRO NOVA 7Lap 4Lap 16 28 野田 英樹 CARROZZERIA MOHN 8Lap 1Lap 17 6 ジェームス・コートニー5ZIGEN 10Lap 2Lap 18 22 脇阪 寿一 TEAM 22 51Lap 41Lap ---------------------------------------------------------------------- 規定周回数49周 ファステストラップ #8土屋武士 1'39.169(34Lap)