全日本GT選手権

JGTC_Rd6:MINE ホンダ決勝リリース

2000年10月2日
本田技研工業株式会社
広  報  部

2000 AUTOBACS CUP 全日本GT選手権シリーズ第6戦 “ CP MINE GT RACE”


TAKATA 童夢 NSX(脇阪、金石組) 2位
チーム部門ポイントランキングトップを堅持


○開催日 :2000年9月29日(金)~10月1日(日)
○開催地    :セントラルパークMINEサーキット(山口県)<全長3.330839km>
○決勝レース :76周(約253.143764km)
○天 候  :予選/雨  決勝/晴れ
○気 温       :31℃
○路面温度 :40℃
○コースコンディション :ドライ
○観客数 :32,900人(主催者発表)

10月1日(日)、セントラルパークMINEサーキット(山口県)において「CP MINE GT 
RACE」の決勝レース(1周:3.33084km x 76周)が開催され、今シーズン通算4回
目のポールポジションからスタートした脇阪/金石組(TAKATA 童夢 NSX)が、第2位で
チェッカーフラッグを受けた。これにより、童夢×無限プロジェクトが、チーム部門
のポイントランキングで2位に12ポイント差をつけてトップを堅持する結果となった
。ドライバー部門では、4位でチェッカーを受けた道上龍選手(Castrol 無限 NSX)
が1ポイント差のランキング2位で、最終戦のタイトル争いに挑むこととなった。

●HONDA NSX出場チームと戦績
No.マシン名     エントラント名            /監 督    ドライバー H.W 予選 決勝
8 ARTA NSX    AUTOBACS RACING TEAM AGURI 
                                           鈴木亜久里 鈴木亜久里 40 7位 R
                                                      土屋 圭市

16 Castrol 無限 NSX 
                無限×童夢プロジェクト     熊倉 淳一  道上 龍   90 3位 4位
                                                      光貞 秀俊
18 TAKATA 童夢 NSX                                   脇阪 寿一  60 PP 2位
                                                      金石 勝智

64 Mobil 1 NSX
                Mobil1 Nakajima Racing     中嶋 悟   伊藤 大輔  30 2位 R
                                                      D.シュワガー

100 RAYBRIG NSX
                チーム国光with MOONCRAFT   高橋 国光  飯田 章   20 4位 R
                                                      服部 尚貴

    ※タイヤ=全車ブリヂストン HW=ハンディウェイト(単位:kg)

○ 公式予選 9月30日(土)  第1回/11:00~12:00  第2回/15:00~16:00

 公式予選は1回目、2回目ともあいにくウェットコンディションでのタイムアタック
となった。しかし、この悪条件の中、NSX-GT勢5台が一時トップ5を独占する場面を
みせるなど快走をみせた。結局、予選1回目に1分34秒624のタイムを叩き出した脇阪寿
一/金石勝智 組(TAKATA 童夢 NSX)が今シーズン4回目となるポールポジションを獲
得。2番手に伊藤大輔/D.シュワガー組(Mobil 1 NSX)、3番手に道上龍/光貞秀俊 
組(Castrol 無限 NSX)、そして飯田章/服部尚貴 組(RAYBRIG NSX)が4番手を獲得
し、トップ4をNSX-GTが独占する結果となった。さらに7番手に鈴木亜久里/土屋圭市 
組(ARTA NSX)がつけ、決勝レースに大きな期待を抱かせる結果となった。

○ 決勝レース 10月1日(日) 14:00~ (76ラップ) 

 決勝日は、前日までと一変して好天に恵まれ、気温は30℃まで上昇。14時03分にロ
ーリングスタートが切られた。しかし、スタート直後の第1コーナーでアクシデントが
起こる。ポールポジションスタートの脇阪寿一選手(TAKATA 童夢 NSX)と、そのイン
を差して前に出たD.シュワガー選手(Mobil 1 NSX)がコーナー立ち上がりで接触し、
Mobil 1 NSXがスピン。そこに後続のマシンが次々に追突する多重クラッシュが発生し
てしまう。このアクシデントでNSX勢はMobil 1 NSXと土屋圭市選手が乗るARTA NSXが
リタイアとなる。

このアクシデントでセーフティーカーが入り、9周目にレースが再開。序盤は脇阪選
手(TAKATA 童夢 NSX)がレースの主導権を握り、トップをキープする。一方、5番手
を走行していた光貞秀俊選手(Castrol 無限 NSX)は16周目に痛恨のスピン、順位を
10番手まで落とす。さらに3位まで追い上げていた服部尚貴選手(RAYBRIG NSX)は1
周目のアクシデントの影響でサスペンションにトラブルが発生し33周目にスピン。そ
の後、ピットインリタイアとなってしまう。トップを走るTAKATA 童夢 NSXは、レー
ス序盤から2位に2秒弱の差をキープ、37周目に脇阪選手から金石選手にドライバー
を交代する。金石選手は、激しいトップ争いを繰り広げたが48周目の第1ヘアピンで
トップの座を12号車(星野一義/本山哲 組)に明け渡す。その後、金石選手はハンド
リングのトラブルを抱えながらも粘る走りをみせ、2位でチェッカーフラッグを受け
た。

一方、ドライバー部門でランキングトップに立つ道上龍選手(Castrol 無限 NSX)は、
素早いピット作業と激しい追い上げで4番手へ浮上してチェッカーフラッグ。第3位
でレースを終えたE.コマス/影山正美 組にランキングトップの座を譲り渡したものの、
その差はわずかに1ポイントと、タイトル争いを鈴鹿での最終決戦へ持ち込んだ。チ
ーム部門のタイトル争いは無限×童夢プロジェクトが2位に12ポイント差をつけてト
ップをリード。ホンダ初のタイトル獲得を賭けて最終戦に臨むこととなった。

波乱が続いたMINEのレースを制したのは、カルソニック・スカイラインの星野一義/
本山哲 組だった。

2位 TAKATA 童夢 NSX

○脇阪 寿一(Juichi Wakisaka)選手
スタート直後のアクシデントは、 トップ争いの中でイン、アウト、インと来たシュ
ワガー選手のリアと、イン側をキープしていた僕とのラインがクロスして当たってし
まいました。その後は、計画通りトップをキープしたまま金石さんにバトンタッチで
きましたが、ハンディウェイトの影響が厳しかったので今回は2位でしょうがないと
思います。最終戦の鈴鹿はハンディウェイトがもっと厳しく(110kg)なりますが最後
のレースなので勝負を賭けたいと思います。期待していてください。


○金石 勝智(Katsutomo Kaneishi)選手
クルマの調子は良かったのですが、本山選手に追突されトップを奪われた時、ハンド
リングの調子が狂ってしまい、ペースを上げられませんでした。でも、走り方を変え
たりして終盤は追い上げたのですが、抜くことはできませんでした。タイヤも、もう
少しソフトでも良かったかもしれません。


4位 Castrol 無限 NSX

○道上 龍(Ryo Michigami)選手
今日は、序盤の混乱もあって追い上げのレースになってしまいましたが、4位でチェ
ッカーを受けることができて本当に嬉しい。ドライバー部門のポイントランキングで
2位になってしまいましたが、1ポイント差なので同じですよ。今から最終戦が楽しみ
です。とにかくランキングトップのE.コマス/影山正美 組の前でチェッカーを受けた
い。もちろん優勝もねらっていきます。

○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
スタート直後の第1コーナーでのアクシデントで2台のNSXがリタイアしたことに関し
ては予想外で大変残念です。でも、最後まで走った2台のNSXがよく頑張り、最終戦ま
でタイトル争いを持ち込んでくれました。クラッシュした2台も全力を尽くして直し、
最終戦の鈴鹿を万全の体制で臨みますので、応援をよろしくお願いします。

 提供:本田技研工業株式会社 広報部

(写真つきリリースは「http://www.nifty.ne.jp/forum/fmotor4/」で)



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