全日本F3選手権第12戦もてぎの公式予選は、#2ケイ・コッツォリーノ(TODA FIGHTEX)が1分46秒442で、
第9戦鈴鹿以来のポールポジションを獲得。
Nクラスも#18関口雄飛(EBBRO AIM F307)が第4戦岡山以来、今季4度目のポールを獲得した。
第11戦の予選終了から10分間のインターバルをおいて、第12戦の公式予選が開始された。
ここでも最初のアタックでトップに立ったのは#1マーカス・エリクソンで1分46秒875。
しかしその直後にエリクソンは4コーナーでコースアウト、2周目のタイムアップに失敗してしまう。
この間に#36井口卓人が1分46秒661でトップに。#37国本雄資も1分47秒000で続く。
3周目のアタックでは国本が1分46秒534でトップにたち、2位に井口、3位にはコッツォリーノが上がってきた。
エリクソンは47秒台と振るわない。
そして終了2分前に1分46秒442までタイムを上げてトップに立ったのはコッツォリーノ。
国本もセクター1、セクター2とベストタイムを更新してトップを奪い返そうとしたが、90度コーナーで惜しくもコースオフ、
タイム更新はならなかった。
結局この予選でコッツォリーノのタイムを破るものは現れず、今シーズン唯一の無限ユーザーである2号車は、
グリッド降格で幻に終わった第9戦鈴鹿の無念をここで晴らすこととなった。
2位に国本、3位に#36井口卓人が続き、スリーボンドエンジンの#12安田裕信が4番手、第11戦ポールのエリクソンは5位に終わった。
Nクラスは関口雄飛が最終的に1分48秒889を叩き出し、第4戦岡山以来、実に4ヶ月ぶりのポールを獲得。
中盤戦で苦戦の続いた関口だが、ここで流れを変えることが出来るだろうか。
一方、ポイントリーダーの#7山本尚貴も2番手と好位置につけて明日の決勝に臨む。
第12戦決勝は明日の午後0時45分より、20周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA