FORMULA NIPPON ROUND 8 FUJI SPEEDWAY
高木虎之介、波乱のレースを制し逆転で7勝目!
シーズン最多勝の金字塔を打ち立てる!
9月3日、フォーミュラ・ニッポン第8戦が、富士スピードウェイで行われ
た。50周で行われるはずだったレースは、途中#55金石の大クラッシュにより
中断。37周レースとして行われたが、第1パートでピットインを済ませていた
#62柴原が大量リードを築いてトップを走るという珍事が発生。
しかし、速さに勝る#0高木、#19本山がジワジワ差を詰めて、終盤逆転に成功。
苦しみはしたものの、高木が7勝目というシーズン年間最多勝の記録を打ち立
てた。また、ここまで全勝のナカジマレーシングはチーム優勝を決めた。
■決勝ノート
決勝日、富士スピードウェイはやや風が強いものの快晴だ。
午後2時29分、1周のフォーメイションラップから各マシンが轟音とともに
スタート。
ポール#19本山がグッドスタート。#0高木はやや出遅れる。#8五十嵐、#12ヴィ
エルチュークがエンジンストール。最後尾へ。
1周目 #19-7-0-56-2-6-62-68-9-5-55-14-10-21-3-36-63-11-8-12
2周目 1コーナー、#7野田がトップに躍り出た!!
5周目 #7野田-(1.4)-#19本山-0-56-2-6-62-68-9-5-55-14-10-21-3-11-63-11-8-12
1コーナー、#0高木がスリップから#19本山をかわし2位へ
7周目 1コーナー、#3近藤スピン、再スタート
#7野田、#0高木、#19本山のトップ3台が1'19秒台
9周目 1コーナー~サントリーコーナーまで並走した#6クルム、#62柴原の6位
争いだが、#62柴原がサントリーコーナー入口でスピンして決着
#62柴原はPin
10周目 #7野田-(1.6)-#0高木-19-56-2-6-68-9-5-14-55-10-11-21-8-63-12-62
11周目 最終コーナー立ち上がりで10位#14脇阪がダートにタイヤを落としスピ
ン。これを避けようとした背後の#55金石がコースイン側ガードレール
にクラッシュ。エンジンを含めたリアセクションが吹っ飛び、マシンは
バラバラになったがモノコックはしっかり残り金石は無事。自力で脱出
したが、さすがにコースサイドに座り込む。スピンで回った#14脇阪は
がそのまま復帰。
医務室で診断を受けた金石は、首にはダメージがあるが、外傷は足首と
ふくらはぎの打撲程度とのこと。いやぁ、ドライバーが無事でよかった。
ホッ。
このアクシデントでレースは赤旗中断。37周レースで仕切り直しとなっ
た。再レースのグリッドは10周終了時点。
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グリッド #7野田-#0高木-#19本山-56-2-6-68-9-5-14-(55)-(10)-11-21-8-(63)-12-62
( )はグリッドにつけず #63はピットスタート
#7野田がトップのまま1コーナーへ。3位に浮上した#2松田は1コーナー立ち上がったとこ
ろでスロー走行。
1周目 7-6-9-56-11-12-8-0-62-19-68-5-14-21-63
#0高木、#19本山、#68道上、#5服部、#14脇阪……Pin
スタート直後の混雑を避けて続々とピットイン
2周目 7-6-9-11-12-8-62-56-63-0-19-68-14-5-21
#56脇阪Pin
3周目 #8五十嵐Pin
5周目 #7-6-9-11-62-12-0-63-19-68-14-5-8-21-56
4位まではPinしていない。この時点では1パートでPinしている#62柴原が
なんと実質のトップだ。実に#0高木を20秒以上リードしていることになる
6周目 #6クルムPin
7周目 #7野田、#9ファーマンPin
10周目 #11立川Pin
11周目 #62-(19.0)-0-19-7-9-6-68-11-5-14-8-12-63-21
2位#0高木の背後に#19本山、少し遅れて#7野田が最も速いタイムで追っている
13周目 #62-(17.7)-#0-(0.5)-#19-(2.4)-#7……
15周目 1コーナー、#19本山が#0高木をインから刺すが、ややオーバースピード
で抜き返される
#62-(16.3)-#0-(1.0)-#19-(1.5)-#7-9-6-11-68-5-14-8-12-21-63
18周目 1コーナー、#7野田が#19本山をかわした!!
#62柴原が逃げきるのか、誰が2位争いを制して#62柴原を追うのか?!これ
は面白いぞ!
20周目 #62-(13.4)-#0-(0.8)-#7-(1.2)-#19-9-6-11-68-5-14-8-12-21-63
22周目 1コーナー、#7野田が#0高木の背後に迫った。
#62柴原が逃げきれるのか微妙な状況だ。
24周目 #7野田、サントリーコーナーで痛恨のスピ~ン!
#62-(9.5)-#0-(3.1)-#19-9-6-11-7-68-5-14-8-12-21-63
25周目 #62-(8.4)-#0-(3.0)-#19-
26周目 #62-(8.1)-#0-(2.9)-#19- #62柴原、初めて19秒台を叩き出し逃げる
27周目 #62-(7.4)-#0-(2.7)-#19- #0高木が差を詰め、#19本山も更に詰めている
28周目 #62-(6.0)-#0-(2.6)-#19- #0高木、#19本山ともにベストラップだ
29周目 #62-(4.6)-#0-(2.4)-#19-
30周目 #62-(3.7)-#0-(2.3)-#19-9-11-6-7-68-5-14-8-12-21-63
31周目 #62-(2.9)-#0-(2.0)-#19- #0高木も速いが#19本山はそれ以上だ!!
32周目 #62-(1.5)-#0-(1.7)-#19- #9ファーマン、スロー走行
33周目 #62-(0.5)-#0-(1.5)-#19-
34周目 #62-(0.2)-#0-(1.0)-#19-
1コーナーでついに#0高木が#62柴原を捕らえた!!
35周目 #0-(1.2)-#62-(0.6)-#19-
36周目 #19本山、100Rで#62柴原をかわす。が、時すでに遅し。#0高木との差
は開いてしまった
Finish #0-19-62-11-6-7-68-5-14-8-12-21-
苦しんだものの#0高木がまたしても勝った。
■決勝レース結果(暫定)
フォーミュラ・ニッポン第8戦 富士SW -RIJ-(2000-09-03) Race Results
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.8 Fuji Int.Speedway(J):4.400km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car------------------
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308
2 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308
3 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308
4 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308
5 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308
6 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308
7 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308
8 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308
9 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308
10 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308
11 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308
12 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308
13 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308
14 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308
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*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
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