Formula Nippon

FN:第6戦もてぎ アンドレ・ロッテラーが3年ぶりの勝利! 3位フィニッシュのブノワ・トレルイエはランキング3位を維持 (TOYOTA)

  • コース:ツインリンクもてぎ(4.801379km)
  • 予選:8月8日(土)曇:ドライ
  • 決勝:8月9日(日)曇:ドライ
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2年ぶりの優勝を飾ったアンドレ・ロッテラー(#36)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が8月8日(土)、9日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。  もてぎでのフォーミュラ・ニッポンは今季2度目の開催。5月末に行われた第3戦は、天候によりコンディションがめまぐるしく変わる難しいレースとなったが、ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)が2位。TDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)が3位で初の表彰台を獲得している。

 8日(土)午後2時20分からノックアウト方式の予選が行われた。トヨタエンジン搭載車は全車がQ2へと進出したが、Q2では、立川祐路(CERUMO/INGING)、TDPドライバーの国本京佑(Team LeMans)、平手晃平(ahead TEAM IMPUL)が敗退となり、それぞれ9、10、11番手。Q3では、もてぎを得意とし、午前中のフリー走行からトヨタエンジン搭載車をリードする石浦が3番手。5番手以降に、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)、トレルイエ、松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)と続いてグリッドが決定された。

 9日(日)は曇り空の下、気温28度、路面温度32度で蒸し暑いが、心配された雨はなく、ドライコンディションで決勝レース(52周)が午後2時33分にスタートした。

 予選で10番手グリッドを獲得した国本が、エンジン交換を行ったために最後尾へとグリッド降格。平手がひとつ繰り上がって10番手スタートとなった。

 5番手グリッドのロッテラーが抜群のスタートを切り、2位へ浮上。3番手グリッドの石浦は2番手グリッドのロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)の前に出たが、第5コーナーで再び順位を落とし、4位へ後退。しかし、ポールポジションからトップでのスタートを切った小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)がジャンプスタート(フライング)のペナルティを受け後退したため、ロッテラーが首位、石浦は3位へと順位を上げた。

 ロッテラーとデュバルが激しく首位を争い、若干遅れて石浦が3位を走行。そこからやや離れた後方では、トレルイエ、大嶋、松田が4位争いを展開した。

 首位を争うロッテラーとデュバルは、30周目、同時にピットイン。給油とタイヤ交換を行ったが、素早くピット作業を終えたロッテラーが、3秒以上も早くピットアウト。首位の座を安泰なものとした。

 全車がピットを終えた時点で、石浦は単独の3位を走行。早めにピットインし、長めの給油を行った大嶋を松田がかわし、松田が5位、大嶋が6位となった。

 そのままの順位でフィニッシュするかと思われたが、残り6周となった46周目、6位を走行していた大嶋が突然のトラブルでコース脇にストップ。無念のリタイア(完走扱い)。また、第3戦に続き今季2度目の表彰台へ向け3位を快走していた石浦も、ファイナルラップに突然シフトトラブルに見舞われ、痛恨のペースダウン。

 レースは盤石のリードを築いたロッテラーがトップでチェッカー。2007年の第6戦以来となる勝利を飾った。

 一方、チェッカー直前のトラブルでペースダウンを余儀なくされた石浦は、追い上げてきたトレルイエにかわされ、惜しくも表彰台を逃すことに。トレルイエが3位、石浦は4位でフィニッシュした。松田は5位に入り、今季2度目のポイント獲得。7位には、中盤素晴らしいパッシングを見せた立川祐路(CERUMO/INGING)が入り、スタートで最後尾に落ちながらも追い上げを見せた平手が8位でポイント獲得を果たした。

 今季5度目の表彰台獲得となったトレルイエは、2位につけているドライバーズランキングで、僅かに首位とのポイント差を拡げられたものの、その差はまだ6ポイントであり、残り2戦での逆転タイトル獲得へと挑む。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社


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