鈴鹿サーキットで行われている、全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝前フリー走行は、#1本山哲(arting RACING TEAM with IMPUL)がトップタイムを記録した。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキット上空は雲が厚く垂れ込め、いつ雨が降り出してもおかしくない状況だ。
それでもフリー走行は終始ドライコンディションで行われることとなった。
このセッションでは本山が好調だ。
セッションが進むにつれて各ドライバーが徐々にタイムをあげていく中、コンスタントにタイミングモニターの上位に名を連ね、前後の足回りを調整して残り時間1分で出て行ったときにはただ一人47秒台となる、1分47秒524を記録してみせた。
その他、予選では13番手に終わった#4柳田真孝も一時トップタイムを記録、決勝に向けての仕上がりの良さをアピールするが、その数分後にスプーン立ち上がりでクラッシュしてしまった。
柳田自身は無事だったが、クルマはノーズ部分を破損、フロントサスアームも折れている状態だ。
2番手には#11立川祐路、3番手には#20松田次生がつけ、クラッシュした柳田は最終的には4番手となった。
一方、ポールシッターの#19ブノワ・トレルイエは9位、予選3位のロニー・クインタレッリは14番手と後方に沈んでいる。
今回から参戦の#41井出有治は8番手、#3荒聖治は21番手に終わった。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR