Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿 公式予選2回目 トレルイエが今季3度目のポール!

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦鈴鹿の公式予選2回目は、ブノワ・トレルイエが1分45秒905と、唯一45秒台に入る渾身のアタックで、今季3度目のポールポジションを獲得した。

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午後に入って気温も路面温度もますます上昇し、人にもクルマにも厳しいコンディションの中、公式予選2回目が午後1時45分より開始された。

午前中とはうって変わって、今度は予選開始と同時に多くのドライバーがコースに飛び出していく。まずはユーズドタイヤで路面とクルマのコンディションをチェックし、続いてセッション半ば辺りから3セット目のタイヤを投入してアタックに取り掛かる。
しかし#8高木虎之介は最初からニュータイヤを投入して積極的にタイムを出しにいく。
今週末の高木は好調だ。

残り時間16分のところで、遂に#20松田次生が1分46秒336と、午前中の本山のベストタイムを上回り、総合トップに躍り出た。
これを見てすかさず本山もニュータイヤでのアタックに飛び出していく。
セクター1、セクター2と松田の区間ベストを上回った本山だったが、スプーンで少しダートにタイヤを落としたこともあって。46秒489に留まる。
本山はピットへ戻り、フロントスプリングの交換に取り掛かった。

一方、松田はリヤの車高を調整し、4セット目を装着して最後のアタックに挑む。
スプリング交換を終えた本山も4セット目のアタックに取り掛かる。
残り時間は5分を切った。

明日の決勝が雨と予想されていることもあり、各ドライバーとも4セット目を投入して積極的にタイムを狙っていく。

ここで最後のアタックに取り掛かったトレルイエが、クルマを激しく振り回しながら松田の区間ベストを次々と更新し、遂に45秒の壁を打ち破ることに成功、1分45秒905を叩き出して今季3度目のポールポジションを獲得した。

松田もセクター3でブノワのタイムを上回るが、シケインをまとめきれずに46.054と一歩及ばずに2番手。
その後方では#1本山と#11立川が終了間際まで3番手争いを繰り広げるが、チェッカー直後に#33ロニ・クインタレッリがタイムを更新して二人を上回って3番手グリッドを得た。
本山は4番手、立川は5番手で明日の決勝に臨む。

今回から参戦の#41井出有治は11番手、#3荒聖治は15番手だった。

第4戦決勝は明日9日午後2時30分より、51周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR



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