Formula Nippon

FN:佐藤琢磨選手記者会見

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■参戦に至った経緯を聞かせてください。

「春、鈴鹿50周年イベントのエキシビジョンレースで初めてフォーミュラ・ニッポンに乗りました。今回はそれ以来になりますが、レースのレベルは、ドライバーのレベルも同様ですが、世界の他のシリーズに比べても遜色ないと思います。 インディシリーズ最終戦を終えて、1週間というハードスケジュールでしたが、東日本大震災からの復興イベントということで、参戦を決めました」

■SUGOの印象はどうですか?

「初めてのSUGOは非常に攻め甲斐のあるコースという印象です。昨日のフリー走行では周回は少なかったですが、コースの特性はほぼ掴めたと思っています。 ただ、少ない時間の中で多くのことを学ばなければならないので、セッティングはかなり極端なことを試しました。フリー走行の最後はコースアウトしてしまいましたが、決勝は長いので楽しみながら精一杯走りたいと思います」

■現時点の満足度、予選・決勝の目標は?

「まだまだ満足できるレベルとは言えません。満足度は半分くらいです(笑) ニュータイヤを履くたびに新しい感覚を味わっている感じで、乗れているというレベルには達していないように感じています。

予選は、とりあえずQ1突破が目標です。Q2をクリアするのは現状では難しいというのが本音です。 決勝は、自分自身も達成感を味わい、チーム無限にも貢献して、ひとつでも上のポジションでフィニッシュしたいですね」

■最終戦(鈴鹿)の展望を聞かせてください。

「鈴鹿は慣れたコースでもあるし、今回の経験を経て臨むことになるので、今回よりレースそのものに集中できると思います。今回も同様ですが、インディ・ジャパンがなくなってしまったので、日本のファンに僕の走りをアピールしたいですね」

■日本で走ることをどう感じますか?

「僕の気持ちとしては、今までがそうだったように、国内のシリーズを戦うというよりは、凱旋レースという感じです。いつもと同じように、日本のファンの前で良いレースがしたいと思っています。

本来ならば、トップコンテンダーとして参戦することが望ましいと思います。マシンも熟成したシリーズ終盤に参戦することは本来ならば避けたいところですが、Fニッポンはそれでも参戦する価値のあるシリーズだと思っています」

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI


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