Japanese F3

F3-Rd.1:鈴鹿F3決勝レポート

     ダンブレック+トムス、実力発揮!開幕を完勝で飾る!

 F3開幕戦決勝、鈴鹿に吹く強い風を味方にしたのは、イギリスからの刺客、
トムスが招聘したダンブレックだった。期待のルーキー達は、スタートでミスを
犯したり、不運なアクシデントに巻き込まれ、優勝争いに加わることはできなかっ
た。

 オープニングラップ、スタートで期待のSRS-F卒業生#64松田、#55金石
が大きく遅れ、残る#6佐藤もシケインで#17黒沢に追突されコースオフ。また
フォーミュラトヨタで常勝を誇った#16デルフラーもコースアウトするなど、期
待のルーキー達は次々に戦線を離脱していった。

 逃げる#1ダンブレックを追ったのは、昨年最終戦で優勝を飾っている#77伊
藤。両者の差は序盤ジワジワと広がりはしたものの、#77伊藤も食い下がりチャ
ンスを窺う。
 その後方で#9谷川と#2加藤が中盤3位争いを繰り広げたが、この勝負は12
周目のシケインで#9谷川がスピンを喫して決着した。以下、#7舘、#14マル
ティノと続き、大きな順位変動も無くレースは終盤へ。

 終盤の見どころは、#15歌川とのバトルを制して序盤から6位をキープし続け
てきた#14マルティノと、スタートのミスを挽回して順位を回復してきた#64松
田の5位争い。#64松田はなかなか#14マルティノの壁を崩すことができなかっ
たが、最後の最後、最終ラップのシケイン進入でオーバーテイクに成功。国内ル
ーキー最上位のリザルトを手にした。

 #1ダンブレックは安定した走りで#77伊藤につけいる隙を与えず、最後まで
レースをコントロールし、国内初レースを完璧な勝利で飾った。

 あまりにもあっけなく、優勝をさらってしまった感のある#1ダンブレックは、
「後ろからプレッシャーを与えられることもなかったし、特にプッシュする必要
もなかった。難しかった点といえば、コースが滑りやすかったのと、風が少し影
響したことくらいだ」とコメント。余裕の表情を見せた。

 開幕戦を見た限りでは、トム・コロネルから引き継いだゼッケン1を中心に今
シーズンが流れていくことは間違いなさそうだ。願わくばルーキー達がその予想
を覆してくれることを祈りたい。

決勝結果
優勝 #1  ピーター・ダンブレック
2位 #77  伊藤  大輔
3位 #2  加藤  寛規
4位 #7  舘  信吾
5位 #64  松田  次生
6位 #14  セバスチャン・マルティノ
7位 #55  金石  年弘
8位 #8  藤原  靖久

                *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***



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