上位10人が1秒以内にひしめく接戦!(Photo:K.Takeshita)
今季最初の2ヒートレースとなる全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が 5月1日午前10時5分よりスポーツランド菅生で行われ、PIAA NAKAJIMAの#32小暮卓史が セッション終了1分前に1分10秒862を叩き出してトップでSS進出を決めた。 今回はこのセッションの上位10台が午後2時30分から行われるスペシャルステージに参加 することとなる。 富士スピードウェイの改修工事の影響で、例年夏に一回開催であった菅生ラウンドが 今季は2回開催となった。その最初のレースがこのGWに行われる第2戦であり、今回は 昨年鈴鹿で実施されて好評だった2ヒート制を採用。更に予選も午前中の上位10台が 参加するスペシャルステージ方式となる。 その上位10台の枠を決める予選セッションが午前10時5分から始まった。 天候は曇りで、気温も少し肌寒さを感じるコンディションであり、昨日の合同テスト 以上の好タイムが期待される中、開始5分足らずで#40リチャード・ライアンが昨日の トップタイムに迫る1分11秒657を出してトップに立つが、それを#20井出有治、#1本山哲 #32小暮卓史らが次々にタイム更新していく。 セッションも半ばを過ぎた頃、それまで中団以下に甘んじていた#4立川祐路が10秒891 を叩き出してトップに立つと、ライアンも10秒949でそれに続く。11秒台は3番手の 井出から10番手のルーキー#25片岡龍也までの7人。 11番手以降の5人はいずれも12秒台と、非常に接近した戦いとなる。 残り時間5分を切って各車最後のタイムアタックに出て行くものの、どのドライバーも 中々タイムを更新することができずにいたが、残り1分というところで前回優勝の小暮 が10秒862を叩き出して再びトップとなり、このタイムがこのセッションのベストタイム となった。 上位10台のグリッドを決めるスペシャルステージは午後2時半より行われる。
2004年5月1日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap--- 1 32 小暮卓史 PIAA NAKAJIMA RACING 1'10.862 - 2 4 立川祐路 Yellow Hat KONDO Racing Team 10.891 0.029 3 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION 10.949 0.087 4 20 井出有治 mobilecast TEAM IMPUL 11.087 0.225 5 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING 11.265 0.403 6 3 道上 龍 Yellow Hat KONDO Racing Team 11.348 0.486 7 1 本山 哲 TEAM ADiRECT 5ZIGEN 11.389 0.527 8 7 脇阪寿一 Team LeMans 11.441 0.579 9 8 土屋武士 Team LeMans 11.782 0.920 10 11 松田次生 COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 11.832 0.970 ----------------以上SS進出--------------------------------------------- 11 25 片岡龍也 Team LeMans Spirit 11.918 1.056 12 41 服部尚貴 DoCoMo TEAM DANDELION 11.920 1.058 13 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast TEAM IMPUL 12.030 1.168 14 2 金石年弘 TEAM ADiRECT 5ZIGEN 12.131 1.269 15 28 野田英樹 CARROZZERIA Team MOHN 12.170 1.308 ----------------------------------------------------------------------- 予選通過基準タイム(107%)1'15.822 参加台数:15台 出走台数:15台 シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。