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全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第3戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2002年5月26日(日) ■開催場所:スポーツランドSUGO ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■VQデビューレース、ポディウム逃すも走りは完璧 カストロール ピットワークGT-Rは上出来4位 <決勝 14:37:58~81Laps Fine / Dry> 48,500名の観客が見守る中、決勝レースがスタートした。 レースはセーフティカーが何度も入る波乱に満ちた展開となった。オープニング ラップからGT300が数台絡む複合クラッシュで、早々にセーフティカー(SC)ラッ プとなり、6周目まで隊列走行が続いた。 #22ザナヴィニスモGT-Rは、スタートドライバーのミハエル・クルムがレース再開 直後から激しい追い上げを展開した。レースリーダー#8NSXの脱落などで12周目に 10位に上がると、19周目には#1スープラを抜き8位へ。25周目には7位、さらに30周 目に#100 NSXを交わし、31周目には#6スープラを抜いて5位へと浮上。また、4位の #64NSXを捕えて、オーバーテイクのチャンスをうかがうが、#64が自滅して37周目 に堂々4位のポジションを手に入れた。 直後に2度目のセーフティカーランとなったため、ピットイン。迅速なピットワー クで作業を終えて本山がコースに戻ろうとするが、ピットエンドはクローズされて おり、約1周分足止めを食うこととなった。そして、コースに戻るとポジションは 11位。前半の追い上げが帳消しとなってしまう。 しかし、本山はあきらめることなくプッシュを繰り返した。61周目に#12GT-Rを抜 いて10位、4度目のSCラップを経て、70周目に9位、73周目に8位になり、さらに7位 の#76マクラーレンを追いながら、81周目のチェッカーフラッグを受けた。その後 2位フィニッシュした#25スープラがペナルティで脱落したため、VQエンジンのデ ビューレースは7位となった。 #23カストロール ピットワークGT-Rは、17番グリッドから影山正美がスタート。最 初のSCラップ後は14位で周回。13周目に#76マクラーレンをパスして12位に。19周 目に11位となるが、タイヤのグリップ低下と戦いながら、31周目に早めのピットイ ンしエリック・コマスに交代した。その後再びSCラップとなって各チームは相次い でピットインしたが、#23は早めのピットインが功を奏し、レース再開時には7位と なっていた。 コマスはペースを守りながら70周目に6位、73周目に5位となってゴールを迎えた。 そして、その後4位に繰り上がり選手権ポイントを獲得することとなった。 ■ニスモ 小河原監督 「VQエンジンを搭載した#22のデビューレースは、ますまずだったですね。セーフ ティカーのタイミングのずれによって、リザルトはストレートに喜べないものでし たが、内容的にはきっちりパフォーマンスを見せることができたので、良かったと 思っています。富士には2台ともVQになるので、じっくりテストをして万全の状態 で臨むつもりです。 一方、#23は、早めのピットインの作戦がうまくいって、セーフテイカーランが有 利に使えました。ここ菅生で4位は上出来でしょう。ベストポジションです。次の セパンは得意のコースだし、なんとか上位に行きたいですね」 ■本山 哲 「決勝のセッティングがうまく仕上がったので、マイケル(クルム)は速かったです ね。トップグループとも互角以上のタイムで走れました。しかし、僕がピットアウ トした時にタイミングが悪く、ピットエンドが赤信号だったのは残念でした。不運 としか言いようがないです。デビューレースを表彰台で飾れるところだったのに。 でも、メカニカルトラブルは何もなかったし、速さは見せられたし、富士に向けて 期待は高まります」 ■ミハエル・クルム 「僕は、レース内容は完璧だったと思います。ポジションを上げられたし、ミスも なかったし。クルマは思ったとおりに仕上がりました。今日優勝したクルマより、 明らかに速かったと思う。何もトラブルがないのに、ピットインして出て行ったら ビリというのはなんか変。タイヤは他のクルマと同じように厳しかったと思います が、磨耗は少なかったと思います。今から富士のレースが楽しみです」 ■決勝結果 (省略させていただきました) 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。