4月3日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の開幕大会、第1、2戦のフリー走行がモビリティリゾートもてぎで行われ、午前はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、午後は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)がトップタイムをマークした。
盛り上がりを見せるSFだが、今年は新たに2チームが加わり、24台のエントリーを集めた。当初参戦予定だったWRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラが、持病が悪化したとしてエントリーを取りやめたのは残念だったが、新たに参戦する海外ドライバー、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)の参戦や、期待のルーキー・野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)のフル参戦など、話題には事欠かない。
フリー走行1回目
春の暖かな陽気となった金曜日。午前10時15分から1時間30分にわたって行われたフリー走行1回目は、これまでの3強にNAKAJIMAレーシングも加わった8台がしのぎを削った。そして、そこに果敢に挑んだのが、ルーキーの野村だ。
野村は、走行開始からトップタイムをマークするなど、積極的に周回を重ね、折り返し時点では、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、フラガ、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)と錚々たるメンバーに続いて6位につけた。
この時点で、トップの太田のタイムは1分30秒750と、早くも昨年4月に行われたもてぎ大会第3戦のポールタイム1分31秒172(山下)を上回った。これは、オフの間に路面が全面改修されたことが要因で、各車軒並み好タイムをマークした。
最後のアタックを終えての順位は、フラガ、岩佐、太田、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、野尻、小出峻(ThreeBond SF23)となり、タイム更新ならなかった野村は11位だったもののルーキーのトップを守った。
フリー走行2回目
午前同様に気温23度となった午後の走行は、牧野とブラウニングが1分30秒883と、まったくの同タイムをマークしてトップに並んで始まった。
走行時間前半は、ロングランテストを行うチームも多く、タイムを上げるクルマは少なかったが、そのなかで大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が、1分30秒673でトップに立つ。
40分過ぎに、野尻、岩佐の無限コンビが揃ってトップタイムを更新。しかし、その後、野尻はエンジンが吹けなくなりスロー走行。これで走行は中断。
20分近い中断の後、再開されると、岩佐がこのセッションのトップタイムとなる1分29秒972をマーク。修復を終えた野尻も1分29秒983で続いて、午後は無限の2台がやや抜き出た速さを見せた。
走行の最後には、予選の組分けで10分ずつアタックの時間が設けられたが、大幅にタイムアップを果たすクルマは現れず。A組では、牧野、フェネストラズ、大湯、小出、B組では太田、坪井、佐藤らがタイムを上げたものの、1分30秒前半止まりだった。
路面が全面改修されたことで、ニュータイヤが発熱しにくい状況が生まれているのか、思うようにアタックできずに苦労しているドライバーが多いようだ。明日は雨予報。新しい路面がウェットになったときに、どんな状況が生まれるのか。予選に注目だ。
今大会は2レース制。明日4日は、午前9時30分から第1戦予選、午後2時45分から第1戦決勝(37周)が、5日は、午前10時10分から第1戦予選、午後2時45分から第1戦決勝(37周)で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI