2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の公式練習が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスは、Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がトップタイムをマークした。
レースウィークに入って、仙台地方は急に秋めいてきた。予選日の土曜日は朝から雨模様で、肌寒い天候となった。セッションの開始される午前9時15分には雨も上がり、路面も急速に乾いていった。
練習走行でトップタイムをマークしたのは、現在ランキング8位(40.5p)の52号車Green Brave GR Supra GT。残り3戦で逆転の可能性もあるだけに、今回のレースでは優勝を狙いたいところ。
2番手タイムは、逆転チャンピオンを狙う2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)。今季、ここまで優勝はないものの、コンスタントに上位入賞を続け、ランキング3位(52.5p)につけている。
3番手タイムは、666号車seven × seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)。タイトル争いでは大きく遅れて入るものの、サクセスウェイトも45kgと少ないだけに、ポルシェGT3の実力を引き出せれば、上位入賞の可能性も高い。
4番手以下は、31号車apr LC500h GT(オリバー・ラスムッセン/小山美姫)、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、48号車脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)と続いた。
現在ランキングトップの、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)は9位につけ、順調な仕上がりを見せている一方で、気になるのは、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)。満足に周回できずに、最後はトラブルでコース上でストップしてしまった。
ランキング上位は、サクセスウェイトはマックスの100kg(運用で+50kgと給油リストリクター制限)となっており、予選では厳しい戦いを強いられる可能性が高いが、決勝ペースをいかにうまくまとめるのかが勝負の鍵になる。
とりあえずは、現時点でランキングトップ3の65号車、777号車、2号車の戦いぶりに注目だ。
予選は、本日午後2時5分から行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE



