2025オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南/小高一斗)がトップタイムを記録した。
前日の2日には雨に見舞われた富士スピードウェイだが、公式予選の行われる3日の天候は朝から快晴。前日からテントを持ち込んだ熱心なファンを含めて多くの観客が見守る中、午前9時より公式練習が行われた。
通常であれば公式練習は2クラス混走の85分間に続いて各10分ずつの専有走行を行い、数分のインターバルののちにフルコースイエロー(FCY)
の訓練を行うという流れで進行するが、今大会においては混走85分に続いて20分間のFCY訓練を行い、そのまま専有走行に移行するという方式が採られた。
混走序盤でトップに立ったのは6周目に1分27秒644を記録した大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)。これを阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が7周目に1分27秒481で上回ると、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)も9周目に1分27秒534を記録して2番手に上がってきた。
その後は各車ロングランに入ったか、1分29〜31秒台で周回を重ねつつ、ピットイン、アウトを繰り返していく。
そうしたなか、牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が22周目に1分27秒575を記録して3番手に上がってきた。
その後、藤原優汰(PACIFICアイドルマスターNAC AMG)が100R出口でトラブルによりコースを外れ、そのままストップしたことで車両回収のための赤旗中断が開始から50分が経過した時点であったが、藤原は自力でピットに辿り着き、午前9時55分に走行は再開となる。
その後は大きなアクシデントもなく順調に混走は進行。午前10時25分より20分間のFCY訓練を行って専有走行に移行した。
GT500クラスは午前10時55分に走行を開始。ここで三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が1分27秒522を叩き出すと、混走トップの19号車も国本雄資のドライブで1分27秒414とさらにタイムを縮めてトップで走行を締め括った。
これにより3番手には38号車が続き、16号車がシビック勢トップの4番手という結果となった。
Text & Photo:Kazuhisa SUEHIRO