フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース11の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、 トップでチェッカーを受けたものの、走路外走行のペナルティで降格。梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が優勝を飾った。
マスタークラスは、赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が、アキタ(ACR FRegional)の脱落もあり独走でクラスウィン。
午後になって、気温も25度とやや暖かくなるなか、1時30分にスタートを迎えた。
フロントローの鈴木、梅垣がグリッド順で1コーナーに飛び込み、これに続いたのが、卜部和久(B-MAX RACING F111)をかわした4番グリッドスタートの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)。
トムスチームの2台、鈴木と梅垣のペースは1分37秒台と速く、38秒台で周回する3番手以下を徐々に引き離していく。
レース折り返しの8周目から、急に差が縮まったのが、3位大宮と4位卜部。一時は2秒近い差のあった二人だが、卜部がじわじわと追い上げ、8周目には0.9秒、10周目には0.5秒となり、11周目には大宮の背後につき、スリップストリームを使って、12周目の1コーナーでアウトから一発で仕留めた。

4位に落ちた大宮は、今度は三浦愛 (AIWIN)に迫られ、終盤は防戦一方となってしまった。
終盤トップ二人は若干近づいたが、鈴木がポールからトップを守り切って、チェッカーを受けた。しかし、暫定結果では、トップチェッカーの鈴木に複数回の走路外走行があったとして、プラス5秒のペナルティが課され、2位に降格。梅垣が優勝となった。
3位はグリッドポジションに戻した卜部。以下、大宮、三浦、リン・チェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)の順でフィニッシュ。
優勝した梅垣は6勝目。この勝利でシリーズポイントを210とし、2位鈴木(196.5p)に13.5ポイント差をつけた。鈴木は勝っていれば、梅垣に並べただけに惜しいレースを落とすことになった。
マスタークラスは、総合でも8番グリッドと好位置につけたクラスポールの赤松が、序盤から大きくリード。クラス2番グリッドのアキタが、接触でフロントウィングを痛めて3周目にリタイアしたこともあり、赤松が独走でクラス優勝を飾った。
レース12は、本日夕方、午後5時から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE
