フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race1、2、3の公式予選が、5月24日、岡山国際サーキットで行われ、雨で赤旗中断が頻発するなか、鈴木斗輝哉(TOM’S TGR-DC FR)が3レースともにポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、鳥羽 豊 (AIWIN)が、こちらも3レースともにクラスポールを奪った。
予選1回目
朝から降り出した雨は、予選が始まった9時にはやや強くなってきた。予選1回目のベスト、セカンドタイムでRace1、Race3のグリッドが決定する。
開始6分、これが日本で始めての公式セッションとなるジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)が、アトウッドでコースオフ。アタック前に雨の洗礼を受け、これで赤旗中断。ジャンビンは赤旗の原因を作ったとして、以降の出走はできなくなってしまった。
8分後に再開したが、田中優暉(イーグルスポーツ)がWヘアピン1つ目でコースオフ。またしても赤旗中断になってしまった。
そして、2度目の再開後にもコースオフする車両が出て、3度目の赤旗中断。結局、そのまま予選1回目は終了となり、終始トップを守り続けた鈴木が、2位卜部和久(B-MAX RACING F111)を大きく引き離す1分44秒台でポールポジション(PP)を奪った。3位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、4位は梅垣清(TOM’S TGR-DC FR)。
鈴木はセカンドタイムでも一人抜き出た1分44秒台をマークして、第3戦のPPも決めた。2位以下は大宮、卜部、猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)と続いた。
マスタークラスは、鳥羽が1分51秒台で、2位のアキタ(ACR FRegional)を5秒引き離し圧倒。セカンドタイムも同様だった。
予選2回目
やや雨が弱くなったが、コースは依然オールウェット。この予選で、第2戦のグリッドが決まる。
開始5分で、マスタークラスの鳥羽が1コーナーで、田中優暉(イーグルスポーツ)がWヘアピンでコースオフを喫して、予選1回目から通算して4回目の赤旗中断となった。
再開後は、やはり鈴木が速く、1分44秒192をマークしてトップに立つが、これは走路外走行と判定され抹消。しかし、鈴木はそんなことを気にする様子もなく、次の周に1分43秒463を叩き出してトップに返り咲いた。
1回目予選は4位に甘んじた梅垣も、渾身のアタックで1分43秒台をマークするが鈴木には届かず。以下、大宮、卜部、猪爪と続いた。
マスタークラスは、赤旗の原因を作ってしまった鳥羽が1周目に1分51秒台をマークしており、これがポールタイムとなった。
Race1の決勝は、本日午後1時55分から18周で、Race2、3の決勝は、明日5月25日の午前9時、午後0時50分からそれぞれ18周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSHO