9月21日にスポーツランドSUGOで行われたGTアソシエイションの定例会見でも言及があったが、日本自動車連盟は同日付で、11月13日から16日にかけてマカオで開催される「第72回マカオグランプリ FIA フォーミュラ4(F4)ワールドカップ」に、現在、国内で開催されているFIA-F4選手権に参加している佐藤樹(さとう・いつき)選手の出場を決定したと発表した。
FIA-F4ワールドカップはFIAが今年から開催を始めるFIA-F4の世界統一戦とも呼べるもので、FIAによる厳格な選考により、世界中のF4選手権のトップドライバー20名が参加。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハも走った伝統のマカオ市街地特設コースであるギアサーキットでレースが行われる。
車両はF4中国選手権で使用されているMygale M21-F4が採用される予定。エンジンはアルピーヌだ。 第8、9、10戦が開催されたスポーツランドSUGOで佐藤選手本人に話を聞いた。
- 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-
「(出場の話は)2回目の富士の時に聞きました。8月の富士の結果次第で、その時点でポイントリーダーの人が選ばれるよ、みたいな。気合いも入りましたけど、逆にそれで余計にちょっと緊張した感じでしたが、なんとか勝ち切れました」
「楽しみにしています。フォーミュラでの海外レースも初めてですし、今年最後のレースなんで、チャンピオン取って、集大成として今まで出し切りたいなと思ってます」
「ストリートコースは本当に全く初めてなんで、どうなるか全くわかんないんですけど、すごく楽しみです。多分今の若い世代の速い子が集まってくるんで、それも含めてすごい楽しみですね」
「クルマも、メカニックも、エンジニアもFIAが用意するって聞いています。英語も勉強しないといけないなと思ってます」
関連リンク
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Yoshinori OHNISHI

