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第5戦鈴鹿公式練習 GT500クラスはいきなり1分43秒台の戦いに トップは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT

公式練習: GT500クラストップタイムはAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)

 2024オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレースグランドファイナル」の公式練習が12月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がトップタイム。100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が2番手とホンダ勢がトップ2を独占した。

 公式練習は午前9時15分にコースオープン。混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。開始時点の気温は11℃、路面温度は12℃だ。

 この低温下での走行ということもあり、各車新調に走り始め、3周目、4周目と次第にペースを上げていった。

 そして5周目に入ったところで太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分46秒826とほぼレースペースのタイムを記録してトップに立つと、7周目には1分45秒063までタイムを縮めてきた。福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分45秒074を6周目に記録して2番手、開始から25分が経過したところでポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分45秒086で3番手につける。

 すでにこの時点で上位陣は第3戦鈴鹿大会で笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が記録したQ1トップタイムの1分45秒434や、福角の記録したQ2トップタイムの1分45秒836を大幅に上回っていた。

 そして開始から30分が経過したところで山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分44秒608といち早く1分44秒台に入ってきたが、すぐにGT500ルーキーの大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)がこれを上回る1分45秒579をマークしてトップに躍り出た。

 そこからは各車ドライバー交代を行うなどしてロングランに移行、決勝を想定したデータ収集に取り掛かる。

 2クラス混走はその後、360号車RUNUP RIVAUX GT-R(田中篤)のコースオフによ残り29分で赤旗中断となり、午前10時20分に走行を再開するも、すぐにコース上のデブリによりフルコースイエローが宣言されたこともあり、目立ったタイム更新のないまま終了した。

 続いて行われた専有走行だが、GT300クラスでこの日2度目の赤旗が出たこともあり、GT500は当初予定より2分遅れの10時52分にピットオープンとなる。

 この時点で気温は12.5℃、路面温度は13℃とやや上昇。タイムを出すには絶好のコンディションだ。

 まずは地元伊勢市出身の三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が1分44秒114と、2022年に国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が記録した1分44秒112のコースレコードに千分の2秒差まで迫るタイムを記録してきた。

 しかし続いてアタックに入っていた牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)はセクター1で全体ベストを叩き出すと、その後もハイペースで攻め続け、1分43秒874を記録。従来のコースレコードを大幅に上回ってきた。

 さらに塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)も1分43秒840と、牧野のタイムをも上回ってトップに躍り出る。

 結局公式練習は17号車がトップ、100号車が2番手とホンダ勢が1-2、3号車が3番手に続き、ポイントリーダーの36号車もトップから0.335秒遅れの4番手という好位置につけた。

 第5戦鈴鹿大会の公式予選はこのあと午後1時50分よりタイム合算方式で行われる。なお今回は通常とは異なり、GT500クラスの予選Q1が最初に実施されることになっている。

公式練習: GT500クラス2位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

公式練習: GT500クラス3位はNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO


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