9月22日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第10戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、別々に行われた両クラスのレースとも、悪天候によりセーフティカー先導のまま終了。インディペンデントクラスは今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)が連勝を飾ったが、チャンピオンクラスは、1周回で終了となったため、レースは成立しなかった。
今回はチャンピオンクラスとインディペンデントクラスの決勝が、いつもの混走ではなく、それぞれ独立したレースとして行われることになった。
これは、望ましい形として従来から検討されていたものの、タイムスケジュールの関係でなかなか実現できなかったが、今回は時間的な余裕があり実施に至ったとのこと。また、SUGO特有のグリッド後方は下り勾配がきつくなり、後方グリッドはスタートシグナルが見えづらいという事情も考慮してのようだ。
■インディペンデントクラス
8時15分から行われたレースは、安全確保のため、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなったが、4周目に入ったところで、コンディションが悪くレースは危険と判断され、赤旗が提示された。これでレースは中断。車両はピットロードに並べられ待機となった。
結局、レースはそのまま終了。安全を考えると致し方ない結果となった。
今大会を終えてのランキングは、ハーフポイントを加点し、逆転でDRAGON(106p)がトップに、0.5ポイント差で今田(105.5p)、KENTARO(102p)となった。
■チャンピオンクラス
9時15分にSC先導でスタートしたレースだが、コンディションは悪化の一途で、2周目に入ったところで赤旗が提示され、レースは予選順で終えることとなった。
レースは赤旗提示の前の周、1周目で終了となったため、規定により成立せず、選手権ポイントも与えられないこととなった。
今大会を終えてのランキングは、洞地(95p)、野村(93p)、清水(87p)、森山(74p)、佐野(65p)となり、依然、HFDP with B-Maxの二人がリードしている。
参考)日本レース選手権規定では「先頭車両が2周回を完了する前にレースが中止された場合、レースは成立せず、選手権得点は与えられない」となっています。
(9/22 13:05にレース成立、ポイント付与について確認が取れたため、更新しました)
Text: Shigeru KITAMICHI