TCRジャパン・サタデーシリーズ第6戦は29日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、猪爪杏奈(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時15分より15分間で行われた。鈴鹿は秋晴れの好天に恵まれ、8台が出走した。
各車ウォームアップを行い、残り5分を切ったあたりから本格的なアタックが始まる。
まずは植松忠雄(Floral Racing with UEMATSU)が2分14秒353、Mototino(55MOTO RACING)が14秒431で1-2を形成して予選をリード。翌周にはMOTOTINOが13秒829でトップに立った。
直後、大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が2分13秒660でトップに躍り出る。
ここですでにチャンピオンを決めているHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2分12秒830 でトップに立つ。しかしこれを上回ってきたのが猪爪杏奈(DOME RACING)で12秒440とHIROBONのタイムを大幅に更新してトップに立った。これで猪爪はポールポジションを獲得。2位にはHIROBONが続いた。
3位争いは白熱した。3位に落ちていた大蔵のタイムを上回ったのは塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')で3位にポジションアップ。加藤正将(Audi Team Mars)が13秒370で初めて3位に立つと、MOTOTINOが13秒325で加藤のタイムを更新。しかし、最終的には加藤が13秒054をたたきだし3位に滑り込んだ。
4位にはMOTOTINOが、5位には塩谷が6位には大蔵が続いた。
しかし2位に入ったHIROBONは走路外走行によりベストタイムを削除され、6位まで後退。3位から6位までが繰り上がることとなった。
決勝レースは本日29日、午後0時30分より23分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum