2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦、第2戦の公式予選が4月9日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第1戦は川合孝汰(Rn-sports 320)、第2戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)と、いずれもルーキードライバーがポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時50分より30分間で行われた。ここでのベストタイム順が第1戦、セカンドベストタイム順が第2戦のスターティンググリッドとなる。第3戦は第1戦決勝の順位だ。
この日の富士スピードウェイは快晴。気温は14℃とまだまだ肌寒さの残るコンディションでの走行となった。
各車入念なウォームアップ走行を行い、計測4周目あたりから本格的なアタックに取り掛かる。まずは平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)が計測4周目に1分34秒516をマーク。続いて平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)が1分34秒429、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が1分34秒395、菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が1分34秒200と次々にタイムを削っていく。
そして残り時間が18分になろうかというところで川合孝汰(Rn-sports 320)が1分33秒858を記録。さらに太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が残り15分で1分33秒706を計測5周目に叩き出してトップに立った。
ここで全車一旦ピットイン。残り10分を切ったところで最後のタイムアタックに取り掛かる。
まずは2021フォーミュラ・リージョナル王者の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が1分33秒767で2番手に浮上。続いて2021FIA-F4王者の野中が1分33秒382でトップに浮上する。
しかし川合は1分33秒248を叩き出して再びトップに。太田は1分33秒381、小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)も1分33秒365で2番手に食い込む。
太田、小高はさらにアタックを続けるが、太田が1分33秒378、小高が1分33秒259を記録したところでチェッカーが提示され、予選は終了。
今季初参戦の川合が見事デビュー戦でポールポジションを獲得。セカンドタイムでは小高の1分33秒365が最高で、こちらも第2戦のポールポジションを獲得するという結果となった。
なお、予選2番手の小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)は、予選前にエンジン交換を行ったため、第1戦決勝において5グリッド降格となることが公式通知により決定している。
第1戦決勝はこのあと12時30分より21周で、第2戦決勝は明日の朝9時25分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI