2017年8月23日兵庫県神戸市西区にある神戸スポーツサーキットにて全関西大学カートイベント大会が開催されました。今回、参加者から伺ったモータースポーツへの取り組みや実際カートに乗ることで感じた事をレポートします。
まず、全関西大学カートイベント大会の詳細から説明します。全関西大学とは立命館大学・同志社大学・関西学院大学・京都産業大学・大阪経済大学・関西大学・広島大学・広島修道大学・甲南大学・阪南大学・自動車部女子チーム・近畿大学の自動車部部員で構成当イベントは関西で初めて、大学生自らが制作、運営するものでモータースポーツシーンと学生をつなぐイベントとして実施する今回のイベントは、『大学生による学生のためのモータースポーツイベント』となっています。
そんな熱い思いを持った学生をRed Bull Japanが全面サポート、当日はレッドブルアスリートであるSUPER GTドライバー平川亮選手や大嶋和也選手、中山雄一選手が同乗走行を実施し大会を盛り上げました。
自動車部の主な活動は、大きく分けて3種目ジムカーナ、ダートトライアル、フィギアなどの競技への参加が中心、自動車部員でドライバー、メカニック、サポート業務などの役割を決め、より良い結果を求め取り組んできた中でモータースポーツ特有の問題点がありました、それはドライバーが限られているということ、若者のクルマ離れが取りざたされているなかクルマが好きで自動車部に入ったがサポートする側で大学生活が終了することも少なくないなか、当イベントで使用するレンタルカートは参加した全員がドライバー、女性もカートが初めての人も気軽に乗ることが出来ます。合わせて、レンタルカートレースをおこなうなかで、本格的なクルマのドライビング、タイヤの使い方などを体感することが出来ます。
走行中参加者に話を伺いました。
- 同志社大学自動車部【金子さん】
- 今回、全関西大学自動車部の繋がりで参加しました、カートは小学6年生の時に乗って以来久しぶりに乗りました。昔はスピードが怖かったですがクルマ好きで自動車部に入って色々な経験をしてきたため今回はアクセル踏みっぱなしでスピードを楽しめました。いつもジムカーナで名を馳せてる人が今回走ってしましたが抜きつ抜かれつのバトルをすることが出来て、カートでは見せ場を作ることが出来ました。
- 広島大学自動車部【西村さん】
- 今回、全日本ダートに参加時、立命館大学の松田氏に全関西大学カートイベントがあると声をかけてもらって参加しました。チーム中カート経験は6人中3人カート経験者で、残り3人は今回初めて経験します。昔、カートに乗っていて久しぶりに今回カートに乗りました、全員イコールコンディションのマシンで純粋に速さを競えるところがとても楽しいです。レース結果は7位でした、予選から関西学院や立命館が速くて食らいついていければいいなと思っていました、スタートドライバーを担当しましたが何台かパスすることが出来てその順位のままゴールすることが出来て良かったです。今後もカートイベントがあれば予算の許す限り参加したいですし、1回生は今回のイベントでは速い2回生が主に周回を重ねるという作戦を取ったため悔しい思いしていると言っていました、1回生にはとても良い経験になりましたしこれからもっと速くなりたいと思うので広島県のカートコースで沢山練習をしていきたいです。
- 谷川さん、西谷さん、浦野さん、前川さん
- 今回4人がスピンすることなくきっちり役割を果たして戻って来ることが出来れば優勝できると思っていました、ドライバー交代をなるべくピットが空いてるタイミングを見計らってピットインをおこなう作戦が良かったと思います。普段学生はジムカーナなどの単走が多く、カートレースの様な混走は新鮮で良い経験になりました。次回、この様なイベントがあればもっと練習して速さに磨きをかけて2連覇を目指したいと思います。
話を伺い参加者皆さま共通していることはクルマの楽しさ、魅力を広げていきたいという思いでした。そして、4輪レースではあらかじめドライバーが決まっていることが多いが、レンタルカートレースは参加者全員がドライバー、サーキットに着けばあとは準備して走行! この気軽さが特徴で皆で楽しめるところが楽しいという声が多数聞かれました。
レース結果はというと、関西学院大学KGAC209Racingが優勝。