Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝 高星明誠が優勝しポイントリーダーを守る。Nクラスは長谷川綾哉が初優勝

 全日本F3選手権第7戦は14日、富士スピードウェイで決勝を行い、総合では予選5位から追い上げた高星明誠(B-MAX NDDP F3)が優勝。Nクラスで長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)がポールトゥウインで初優勝を飾った。

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 昨日と打って変わって雲は多いもののドライコンディションの富士スピードウェイで第7戦は開催された。予定通り午前11時25分にフォーメーションラップが始まる。

 好スタートを切ったのはポールポジションのアレックス・パロウ(THREEBOND)でトップで1コーナーへ向かう。ここで猛然とスタートダッシュを決めたのは予選5位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)。インから一気に2位まで上がってきた。後方では、予選4位の阪口晴南(HFDP RACING F316)と同6位の大津弘樹(TODA FIGHTEX)が接触。阪口はここでレースを終え、大津はスピンしコースに復帰したものの大きく順位を落とすこととなった。

 1周目のホームストレートではトップはパロウ、2位に高星、3位に宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)、4位に坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)、5位にイェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)、6位に三浦愛(EXEDY B-Max F317)と続く。

 トップのパロウは4周目に高星を1.6秒までリードするが、ここから高星が徐々にパロウとの差を詰め始める。高星は6周目にその差を0秒6とし完全に射程に捉えると、13コーナーで仕掛けパロウをパス、トップに立った。

 パロウは、8周目にチームメートの宮田を4周目に捉えて3位に上がっていた坪井にもコカコーラコーナーでアウトからパスされ3位。11周目には宮田にも1コーナーでインからパスされ4位まで落ちてしまった。

 トップの高星は坪井との差を徐々に引き離しながらレースは進行。18周目には周回遅れの処理に手間取り、0秒8まで差を詰められるが、その後も坪井につけいる隙を与えず、21周を走って今季5勝目を飾った。

 2位にはファステストラップを獲得したものの高星を追い切れなかった坪井が、3位には宮田が入った。4位はペースの上がらなかったパロウ。5位にはスタート時のスピンから追い上げた大津。6位にはレース終盤にブルーノ・カルネイロ(AlbirexRT-WILSON)を攻略した三浦愛(EXEDY B-Max F317)が入った。

 第6戦失格で、選手権ポイントでも2位のパロウに5点差まで迫られていた高星だったが、これで再び差を11ポイントと広げ、チャンピオンに向け再び有利にシリーズをリードすることとなった。

 Nクラスはスタートで予選2位のDRAGON(B-Max Racing F306)がトップに立ち、ポールポジションの長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)は2位でレースを始めることとなる。長谷川はDRAGONにプレッシャーをかけ続け、11周目にようやく攻略。トップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。

 2位に落ちたドラゴンは18周目のダンロップコーナーで植田正幸(Rn山下製作所F308)と接触してこの2台はコース上にストップ。再び走り出すもそれぞれ4位、5位まで順位を落としてゴールを迎えることとなる。

 これで2位に上がったのは4位に付けていたアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)。3位には初表彰台の久保田克昭(Planexスマカメ・F308)が入った。

 第8,9戦は2週間後の27,28日に舞台を岡山国際サーキットに移して開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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