SUPER GT

SGT:公式テスト岡山セッション4 両クラストラブル続出で3度の赤旗中断。トップタイムは#12カルソニックGT-R

スーパーGT公式テスト岡山、最後の走行となるセッション4は#12カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1’19.397でトップタイム。
しかし12号車はセッション中盤にアトウッドカーブの立ち上がりでトラブルによりストップしており、今後に課題の残る二日間となったようだ。
GT300クラスは#11GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が1’27.288でトップだった。
(天候:晴れ コース:ドライ 入場者数:土曜日4,890人/日曜日9,698人/総入場者数14,588人)

大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(GT500クラス・WAKO'S 4CR RC F)

大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(GT500クラス・WAKO'S 4CR RC F)

ジェームス・ロシター/平川亮組(GT500クラス・KeePer TOM'S RC F)

ジェームス・ロシター/平川亮組(GT500クラス・KeePer TOM'S RC F)

安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(GT500クラス・カルソニックIMPUL GT-R)

安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(GT500クラス・カルソニックIMPUL GT-R)

織戸学/平峰一貴/青木孝行組(GT300クラス・マネパランボルギーニGT3)

織戸学/平峰一貴/青木孝行組(GT300クラス・マネパランボルギーニGT3)

平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組(GT300クラス・GAINER TANAX AMG GT3)

平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組(GT300クラス・GAINER TANAX AMG GT3)

中山友貴/山田真之亮組(GT300クラス・TBN)

中山友貴/山田真之亮組(GT300クラス・TBN)

ピットウォーク

ピットウォーク

公式テスト二日目の最後の走行となるセッション4は、午後1時30分からのスタート練習に続いて1時45分から行われた。
午前中の走行が始まってすぐにトラブルで止まってしまった#46S Road GT-Rもスタート練習こそ欠席したものの、45分からのテスト走行には最初から参加することができた。

ところが始まって10分あまりで#25VivaC 86 MCがアトウッドカーブで飛び出し、まっすぐクラッシュバリアに突っ込んでしまい、赤旗中断となってしまう。
乗っていた土屋武士は無事だったが、25号車はそのまま走行を終えることになった。

セッションは午後2時15分頃に再開。
それから程なくしてオリベイラが1’19.397を記録して#12カルソニックGT-Rがトップに立った。
するとその20分後、今度は#55ARTA BMW M6からオイル漏れが発生。1コーナー周辺のオイル処理のために2度目の赤旗が出される。
55号車はそのまま回収されて修復作業に入ったが、セッション終盤になって漸くコース復帰を果たした。

開幕前の最初の公式テスト、しかも最後の走行ということもあり、各チーム様々なトライをしていたのだろうか、このセッションではその後もトラブルが相次ぐ。
初日の午後にトップタイムを記録したaprの2台もトラブルからセッション終了を待たずして撤収作業に入り、午後3時過ぎにはトップタイムを記録していた12号車もメカニカルトラブルからアトウッドカーブの先でストップ、3度目の赤旗の原因となってしまった。
しかし12号車は車両回収後直ちに修復作業に着手、30分後には再びコースに姿を現した。

このように3度もの赤旗中断があったため、セッションは当初予定より10分延長され、午後3時55分にチェッカー。
中盤以降はほぼ全チームがロングランに入ったこともあり、タイムの更新は見られず、そのまま12号車がトップタイムとなった。
2位には#6ワコーズRC F、3位には#37KeePer RC Fと昨日から好調な2台がつけ、NSX勢最上位は9位の#100レイブリックNSXと、ホンダ勢にとっては厳しい二日間となったようだ。

GT300クラスは今季新たにメルセデスAMG GT3を投入した#11ゲイナーTANAX AMG GT3が5周目に1’27.288を記録してトップに立ち、そのまま精力的に53周を走り込んだ。
2番手にはこれまた新型のアウディR8を持ち込んだ#21Hitotsuyama Audi R8 LMSが1’27.363で続き、こちらも新型AMG GT3にスイッチした#4グッドスマイル 初音ミク AMGが3番手と、ここではFIA-GT3が上位6台までを占めた。
JAF-GT勢トップは#2シンティアム・アップル・ロータスで7位だった。

スーパーGTはこのあと富士スピードウェイに舞台を移し、3月26-27日に開幕前最後の公式テストを実施する。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


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